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アクリルグッズ制作事例&備忘録
本記事は今までに制作したグッズの中から、少し凝ったものを中心に紹介する内容となっています。ダイカットアクリルからもう少しこだわりたくなった人or特殊加工を見たい人向けの記事です。
記事の中に登場する印刷所はおたクラブ、Mydoo、Yousei印刷の3つで、上記の順番のまま記載しています。
オーロラアクキー(おたクラブ)
まずは実物写真からご覧ください。
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サイズは50mm、ナスカンはシルバーの三角形、肝心なアクリル色はオーロラカラーのうち、ピンク~イエローを選びました。(2024年8月の仕様変更でオーロラに名称が変更され、もう一つあった青系のオーロラ色はタマムシと統合されたそうです。)
慣れている人からすればアクリル色を変えるのは特殊加工ではないのでは?と思うかもしれませんが、シンプルなアクリルグッズから一歩踏み出したいという方にはオーロラカラーを始めとしたアクリル色の変更はかなりおすすめです。
半透明アクキー(Mydoo)
こちらも実物の写真から、半透明の部分が分かりやすい用に左半分は黒いシートを置いています。
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白背景や色が薄い場所に置くと印刷していた部分が見えますが、暗い色の前ではほぼ見えないような仕様になっています。これは透けている部分の白おさえ指定を無くしてインクのみを載せることで、こういった仕上がりにしているものです。シンプルな加工方法ですがほとんどの印刷所でこの加工をすることができ、かなり応用の効いたデザインにすることもできるおすすめの仕様です。
加えて今回のアクキーではカットラインも自分で指定しています。今回紹介した印刷所はMydooさんを始め、全てカットラインのおまかせ指定をすることができますが、個人的には自分でカットラインを制作するのがおすすめです。理由としてはフチに沿っただけの線よりも丸みを帯びさせたり、全体のバランスを調整することができたりしてかわいいからです。
黒アクリル(ラバスト風)アクキー(Mydoo)
続いてもMydooさんで制作したものです。
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Mydooさんのアクリル商品一覧に黒アクキーがあり、デザインの中の黒い部分をアクリル地の色にしたら面白いのではないかと思い、作ったものです。印刷部分のみが若干浮き上がった仕上がりになって中々かわいい出来になりました。これの応用で、カットラインをキャラクターのフチに沿わせたうえで線画部分をアクリルの色にするとラバスト風になるそうです。今回はカットラインを円形にしたのでそうはなりませんでしたが、今度試したい作り方です。
フチなしアクスタ(Yousei印刷)
こちらも写真からですが、フチなしを分かりやすくするために背景を変えています。
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Yousei印刷さんを利用して制作しました。今まで作ったアクリルグッズの中で1番のお気に入りです。
サイズは15cmほどで、120*120mmのアクリルスタンドを選んで入稿時に斜め配置にした結果このサイズ感になりました。
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フチなし印刷でグッズを制作する場合、カットラインより数ミリ分も塗り足しとして絵柄を配置する必要があります。今回は周りにも線画があるデザインにしたかったため線画と同じ色で数ミリ分のデータを配置しました。
制作時にカットラインが細かすぎると修正が出てしまうかと思い、アホ毛や服の一部を若干丸くして描いたのですが、のちにもう少し細かくしたものも不備が無く通ったのでかなり細かい指定ができるようです。
お気に入りポイントとしては、フチなしにしたことで周囲との間にアクリルの境が無く、まるでフィギュアのような雰囲気に仕上がりになったという点です。また、裏面も描いたことでふとした瞬間にアクスタが斜めになっていてもそこに存在している感じが強く、飾っていて楽しいです。
グロス盛りアクキー(Yousei印刷)
同じくYousei印刷さんで制作したアクキーです。
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ぜりーいろ(もも)のアクリルを使い、キャラ部分のみ白おさえをかけてグロスとリキッドグロスを両方使った仕様盛り盛りのアクキーです。月の部分に通常グロスを、水面にリキッドグロスを使用しています。
上記の写真だけだと少しわかりづらい部分があるので光に透かした状態の写真も載せておきます。
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写真でも分かるようにかなり細かく範囲指定をしたのに綺麗にグロスが盛られています。アクリルの色もとても馴染んでいて、白おさえが無い部分もしっかりと印刷の色が出ていて良い仕上がりになりました。一つだけ改善点があるとすれば、両面印刷にしなかったことです。
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裏面から見てもかなり綺麗な仕上がりだったので、こちら側にも絵柄を仕込んでおけばワンランク上のクオリティになったのにというちょっと欲張りな改善点です。Yousei印刷さんでグッズを制作する際は両面印刷にすることを強くおすすめします。
アクキー/アクスタ(Yousei印刷)
数が多くなってきたので一気に紹介します。
アクリル色はがらすいろを選び、一部半透明、蛍光ピンク、通常グロス、リキッドグロスを使用したアクキーです。
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液体部分に通常グロス、水滴の部分にリキッドグロスを使用し、サクランボ部分に蛍光ピンクのインクという特殊加工を取り入れてみたものです。
正直色が派手過ぎたので蛍光ピンクはもっと考えて使う必要があるな…と思いました。
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先ほども記載しましたが、こちらも裏面を作っておけば良かったという例です。品質が良い分こだわり切らないともったいないと思ってしまう部分が出てきます。
続いてはミニアクリルプレートを利用して作ったミニアクスタです。
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アクリルはがらすいろ、髪の毛のハイライトと主線にグロス盛りをしています。
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簡易なものですが背面にデザインを入れたことにより、上で紹介した2つと違ってこれだけでかなり豪華な感じが出ました。
グロス盛りに加えてチャーム、ナスカンにもこだわったアクキーです。
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写真では見づらいですが、とうめいいろ(まっと)というすりガラスのような質感のアクリルを使用し、キャラクターの主線部分と目の部分にのみ通常グロスでグロス盛り加工をしました。赤のリボン型のナスカンが映えているのがお気に入りですが、チャームとして付けた白い子は別デザインの方が良かったな…と思いました。
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この写真で見ると若干曇りながら透けているアクリルの質感が分かりやすいです。こちらも簡易なものですが背面に色と文字を置きました。
次はミニアクリルプレートを利用して作ったアクスタです。こちらも一つ上で紹介したものと同じで、とうめいいろ(まっと)というアクリルを使用しています。
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このアクスタでは完全に後ろから見たデザインにするのではなく、部分的にアレンジを加えてどちらから見ても狐が馴染むようにしました。
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こちらの加工で上手くいったなと思っているのはこの写真にもある通り、マンタの部分です。マンタの主線部分のみに白おさえをかけ、半透明に見せています。また、主線部分と黄色い部分にグロス、黄色い部分には追加でリキッドグロスを使用することでさらに透明感が出ていて予想以上の良い仕上がりになりました。
最後はきらきらくりあのアクリルを使用し、グロス、蛍光ピンクと穴あけ加工も付けたアクキーです。
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こちらは先ほどとは異なり蛍光ピンクの仕込みが上手くいった例で、蛍光ピンクの下にもしっかりを色を塗った部分を用意して重ねているので色が濃くなりすぎず、ある程度は馴染んでいます。
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裏面は簡単なデザインにしたものの、きらきらくりあのアクリルがアクセントになってとてもかわいく作ることができました。このアクリルを使用する場合は濃い色の絵柄の方が更に光が目立って映えると思います。
おわりに
最後に、今回紹介した印刷所のリンクを掲載し、アクリルグッズを作るという面から見てのそれぞれの特徴を紹介します。
おたクラブ
おたクラブさんのアクリルグッズでは、超沢山のアクリルの板色が選択できるのに加えて、ナスカンの形状も豊富なのが他と比べて強みです。そしてお値段もお手頃。ピンポイントでキャラクターにピッタリなものを選ぶことができるかもしれません。アクキーの他にアクスタやアクリルブロック、アクリルフォトパネルなど大掛かりなグッズも作ることができます。
最小ロットも少なく、頒布用ならここがおすすめです。
Mydoo
Mydooさんは最小ロットが1つから&値段もお手頃という個人制作にかなり優しい印刷所さんです。アクリル色は少ないもののの、ドミストやぶらぶらアクリルスタンドなど、他と一風変わったグッズが制作できて楽しく、おすすめです。
Yousei印刷
今回1番紹介数が多くなったYousei印刷さんは特殊加工やこだわった仕様でグッズを作りたい方に向いています。作り方やグッズの組み合わせによってはアクリルでこんなことができるのかと驚くものも多く、色々なアイデアが膨らみます。1つから作ることができ、オプションも豊富でクオリティもかなり高いのですが、その分値段も張るのでプレゼントや自分用など、個人制作におすすめです。
長くなってしまいましたが、読んでくださってありがとうございました。
本記事がアクリルグッズを制作する上での参考になれば嬉しいです。