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【日記】英会話について、動機やコスト、労力、将来性に応じた学び方について真面目に考えてみた

※はじめに
先日日本在住の外国人(日本語がお上手な)の方から、進路について相談を受けました。夢であった英語の習得の為に英会話教室に行くべきか、就職を考えて専門学校に行くべきか。限られたコストや時間、将来を踏まえどちらにすべきか・・
普段から個人的に『語学』に大して思うところがあり、日記にまとめました。

※下記は僕が最近使用しているアプリAzarの画像。世界中の方とランダムでマッチングされて会話が楽しめるアプリです(アフィとか案件ではないので、安心してください。このアプリ多少地雷もありますw)

■目次
・動機について(なぜ英語を学びたいのか?)
・動機に応じた学び方(おすすめのアプリなど)
・Good/Bad
・さいごに

■動機について(なぜ英語を学びたいのか?)
あなたはなぜ英語を学びたいのでしょうか?
答えは大きく2パターンに別れると思います

①異文化交流が目的
②ビジネスに活かしたい


まず自分の動機が①②どちらに該当するかを明確にする必要があると考えています。
なぜなら①②では必要なスキルや、学び方も違ってくると考えているからです。


①異文化交流が目的
動機が①の場合、実はスキル(文法や単語など)はあまり必要ありません。
なぜなら中学生、高校生で習得した語学力でコミュニケーションは十分に成り立つからです。
※ここでいうコミュニケーションとは日常会話ができる状態。相手の意図が理解できて、それに答える事ができる。意思疎通がとれる状態です


では何が必要か。


それは『英語で話す機会』です。
インプットは出来ているのにアウトプットに慣れていない状態なので、英語で話す機会さえあれば、英語による会話はかなり上達します。下記のおすすめの学習方法でも説明しますが、無料のアプリで英語の会話を繰り返すだけでもかなり上達します。もし留学や英会話スクールに通う事を検討している方は、ぜひお金をかけずに学ぶ方法もある事を知って欲しいです。


②ビジネスに活かしたい
動機が②の場合、非常に高度なスキルが必要とされると思います。
業界、企業体系、所属部署、職種などにより、求められるスキルに差はあれど、仕事上で英語は使うのであれば、異文化交流レベルの語学力では通用しない事が多いかと思います。


考えて頂きたいのは、現在の日本には帰国子女の方や、日本語が堪能な英語圏出身の方など、一言でいえば『すでに英語が完璧に喋れるネイティブな人材』が沢山いるということ。
語学が必要となる様な限られたポストを望むのであれば、相当な労力を要する事になるので、そのコストやリソースを考えた時に、本当にそこまでの語学力を習得すべきなのか。そのリソースを別の分野の学習に活かす事で更に成長できないか。その点は必ず考えるべきかと考えます。

■動機に応じた学び方(おすすめのアプリなど)
①異文化交流が目的の場合
・おすすめの学習方法:異文化交流アプリの使用
Azar、abloなどの異文化交流アプリを使用する事で、海外の方と気軽に話す事が可能です。会話相手は基本的にランダムで決定されますが、友達登録機能などもあるので、相性が良い方と友達になれば、会話相手も絞ってコミュニケーションが取れますし、関係性も深める事が出来ます。ひたすらアウトプットする場としては非常に使える手段です。


②ビジネスに活かしたい
ここで自分がお伝えできる事は、正直ほとんどありません。
理由は私が②の動機で英語を学んでないからです。
ただ帰国子女であり、ネイティブレベルで英語が話せるTOEIC満点の妻がおり、彼女の仕事を見ている事で分かってきた事が『どんな部署で、どんな作業に英語が使われるか』によって、必要な英語のスキルレベルや英語の使い方(会話、通訳、翻訳、etc...)、お給料に反映されるのか、等が決まるという事です。
これは『英語をビジネスに活かしたい』という漠然とした動機の方にとっては、就職後のミスマッチの原因にもなりますし、スキルを活かしきれない、またはスキルが足りない、方向性が違うという壁にぶつかる可能性があると思います。

※妻は会話は好きだが、通訳と翻訳は嫌いだと話していました。
通訳や翻訳は詩的な表現や、比喩表現などを日本語に変換する場合や、業界用語など特殊な単語の翻訳が非常に苦痛に感じると言ってました。またこの作業が給与に反映されにくい事も同時に問題でもあります。ここら辺は会社とよく擦り合わせが必要だと思います。
※英語が話せる=海外とのやりとり全部任せてOKという勘違いがある気がします。

■Good/Bad
それぞれの動機に応じた語学の習得に関して、良い部分、悪い部分両方あると考えています。異文化交流が目的であればアプリを使う事でお金をかけずに会話の練習は可能です。しかし相手も英語がカタコトの場合が多く、良いパートナーを探すのに苦労する場合があります。
また、出会い目的のユーザーも少なからず存在しており、リテラシーが求められます。もっとも重要なのは、英会話の練習はできても『肌で文化を感じる』という点では、海外留学などに勝てないと思っています。異文化の交流は決して言語だけの問題ではない、むしろ言語は異文化交流のツールにすぎないという事です。
また日本企業で英語を使いたい場合、そのポジションや機会はかなり限られてくると多います。またスキルの証明が必要な為、TOEICなどの点数で比較されるという面では、資格に近い扱いになってしまいがちです。具体的なビジョンが先行していない場合、労力やコストを無駄に使い兼ねないので、ぜひ慎重に将来のなりたい自分に照らし合わせた語学との付き合いかたを模索して欲しいです。ただし、英会話教室の補助業務、日本語学校のスタッフなど語学が業務に直結する業界の場合は上記の様なミスマッチのリスクはかなり軽減されると思います。まずは自分の語学力をどのように活かすのか、明確に決める事が一番の近道&リスクヘッジになると思います。

■さいごに
私は直近アプリを使い、世界中の方との会話を楽しみまくりました。
日本が好き、いつか日本に行きたい、そう言ってくれる方がすごく多い事に感動を覚えました。また地球の裏側でも同じ事で悩み、同じ事で喜ぶ。やはり文化は違えど同じ『人』なんだなーと改めて痛感しました。
この気持ちを気軽に味わえる技術の進化に喜びつつ、それでも国と国のお摩擦が絶えない状況が悲しくもあります。
しかしこんな感情をダイナミックに味わえるのも語学の楽しみの1つだと思います。
動機がなんであれ、少しでも皆さんの語学習得のヒントになれば幸いです。

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