JO1は「痒いところに手が届く」グループなんです
【前置き】
この記事はメンバーや楽曲やダンスの話ではなく、JO1というグループができた経緯や存在について述べています
JO1ってグループをご存知ですか?
アイドルに詳しくない人たちにはKPOPアイドルだと思われがちですが、韓国発の視聴者投票型公開アイドルオーディション番組の日本版から生まれたグループなので一応日本のアイドルになります(メンバーは全員日本人、所属も韓国事務所と提携している日本の事務所です)
私がこのグループの存在を知ったのは彼らがデビューしてからなのですが、最初に思ったのは
「ターゲット層を掴むの上手いな」
ということ(メンバーの誰がどうだったとか曲とかダンスの話は一旦置いときます)
第三次K-POPブーム
現在日本は第三次KPOPブームと言われています。JO1がデビューした2020年もその真っ只中。
今の20代にとって、この第三次KPOPブームはドンピシャ(死語)世代なのです。
第一次ブーム(冬のソナタとか流行ったころ)の時は子どもだったから何となく存在は知ってるぐらい。そこまでの影響はなし。
第二次ブームの時は中学生ぐらい。
この時はBIGBANGとかゴリゴリ系が流行っていて、中学生にはそこまで刺さらない。そして中学生にとってKPOPのグッズは高いし、韓国へ行くのもハードル高い。
しかも嵐をはじめとしたジャニーズが全盛期だったから、アイドル好きな子は大体ジャニーズに流れる。
つまり今の20代は第三次KPOPブームが来るまでは
「今までテレビでKPOPアイドルを見てきたから、KPOP自体への抵抗とかは全くない。でもちゃんと推したことはない。」
という人が多い世代だった、いうことになります。
そして第三次ブーム。
大学生〜社会人が多く、お金に余裕が出てきて推し活に使える時間もお金もある。
中高生の時に推していたアイドルたちがどんどんおじさんになる。事務所を退所してアイドルを辞めていく。でも新しくジャニーズJr.を推そうとすると、中学生とか若すぎて厳しい。ジャニーズのキラキラアイドルよりかっこいい系のアイドルが気になってくる。
韓国アイドルグループの数が爆発的に増えました。今までKPOPアイドルと言えばやんちゃ系が多かったけど、今はコンセプトが多様化しています。
昔に比べて日本語が堪能な韓国人アイドルも増えたし来日する機会も増えたりデジタルコンテンツも増えた。
でもやっぱり一番大きいのは言語の壁なわけですよ。だって推しが何言ってるのかわかんないんだもん。
JO1の強み
そんなとき誕生したのがJO1
コンセプトはKPOPさながらだけど、彼らは日本人なのでコンテンツのほとんど(特にバラエティ)は日本語。韓国でのイベント・番組参加もあるけど、主な活動は日本。
事務所も超大手の吉本の傘下だから日本のテレビも結構出ることができる。韓国の事務所と提携しているから韓国にもコネクションがあるし、曲やコンセプトは韓国の事務所がやってくれるから頓珍漢なことにはならない(ファンの方的には思うことがあるみたいですが、大々的にやらかしてはない印象)
「KPOPのアイドル気になるし推したいけど言語通じないし文化の違いとかあるしコンサートは韓国がメインだしなんかハードル高い」っているジレンマを解消してくれるんです。
あとKPOPアイドルを推す上で避けては通れない兵役問題も関係ない、というおまけ付き。
これに気づいて参入してきた吉本は本当にすごい、というお話しでした。
(そもそも吉本がアイドルにまで手を広げたのもびっくりだったけど)
こんなにJO1についてどうこう言っておきながらメンバーにも楽曲にも触れないのもなんか申し訳ない(?)ので、最後にJO1の個人的おすすめ動画貼っておきます↓
JO1の楽曲で一番再生回数が多い「SuperCali」。個人的にはPERFORMANDE VIDEOの方が好き。
一番好きな曲。「Move The Soul」
BTSの「BOy With Luv」のカバー。これもめっちゃ好き
バラエティ系で一番好きなのはこれ。みんな運動神経良すぎ