お仕事ノウハウことはじめ〜想起学習のススメ〜

こんばんは、治験のいぬです。

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
(祝い事には終わりや区切りをつけないという意味を込め、
祝い挨拶には句読点や感嘆符を付けてはいけないらしいです)

三が日にやってはいけないこととして、
掃除や火を使うこと、掃除が挙げられていますね。
子供の頃、仕事や勉強もお休みしなさいと言われていた記憶があるのですが、残念ながら出典を示すことができません。
あるいは、僕の地元だけの風習かもしれません(いぬ、出生地バレの危機)。

常日頃から激務の界隈の皆様。
新年のスタートダッシュのために、今回は
仕事のノウハウのひとつとして「想起学習」をご紹介します。
これができると、通勤中の時間を業務に充てることができて、より仕事の練度を上げることができますよ。

想起学習とは

学習にはインプットとアウトプットが肝要です。インプットの代表例は本を読んだり、講義を受けたり、先輩から業務の説明を受けることです。
アウトプットは、身につけた知識をレポートにまとめたり、試験を受けたり、説明された事項を実践してみることです。
これだけでもひとまずはOKですが、より高みを目指す皆様には、アウトプット方法に想起学習を加えてみることをご提案します。
想起学習とは、インプットしたことを何も使わずに思い出すことです。
この方法は誰でも漢字ドリルや英単語帳などで経験済みであるはずです。覚えたことを書く…インプットとアウトプットですね。
一般的には「知識を詰める」場合に有用だと思われています。
しかし、治験コーディネーター業務や事務局業務を精錬するためにも役立つのです。
(CRA業務に役立つかは、未経験なので分かりません…でも一般的な学習心理学の話なので、役立つと思う…!)

例えば、GCPの治験実施計画書からの逸脱に関する事項を学ぶとしましょう。
あ、ちなみに何条かわかりますか?46条あたりです。

1. ひとまずGCP条文とガイダンスを読んで知識を入れる(インプット)。
2. 関連する問題を解く(アウトプット)。
3. 現場では具体的に何が逸脱に該当するのかを考え、自分の言葉で説明する(アウトプット)。
4. 逸脱が発生した際の対応について何も見ずにそらで挙げ、自分の言葉で説明する(アウトプット/想起学習)。

どのSMOも、研修で取り扱うのはせいぜい2.くらいまでです。
酷いときには1.すらしてくれない会社も…あります…。
でも、それに対して不評を言っても仕方ないですからね…
自分で工夫して学習してみましょう。

想起学習のよいところは、道具が不要でいつでも取り組めることと、学習時間の短さの割に定着率において圧倒的に効果が高いことです。
デメリットは、思い出すほどの知識がない場合は行えないことと、
正解・不正解が自分では分からないこともあることです。

ある程度ルールが分かってきたり、基本が身についた方向けではありますが、
新人さんでも「この業務ならだいぶ分かってきたからできる!」とか、
ベテランさんでも「横柄な院内事務局担当者に対して、依頼者から要望されている契約書の文言変更について了承いただく。それが許容されないと契約締結ができない」などのケーススタディにも活かすことができます(フィクションです)。

学習は日々の継続と思考の積み重ねです。
今年ものんびり、コツコツいきましょう。
とりあえず、3が日はお休みで大丈夫。今年は6日から頑張りましょう。

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