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オカルトさ!!

ーオカルトめいたお話をしますー

おひさしぶりです。
タカシです。
noteの更新をさぼって1ヶ月以上たっています。。。
生きています!!
日々の生活に追われています!!
なかなか新しい仕事になれることが出来ません。。。
毎日をいっぱいいっぱいで精一杯生かされています。

お久しぶりの更新なので犬のこと(人にも応用できること)を書かせてください。
かなり感覚的なことです。
理論型の人からするとオカルトです。
直感型の人が直感で言ってることをがんばって言葉にしてみます。

「ソースはどこな?!」
「そんな非科学的なことを偉そうに!!」

だから、オカルトめいています。

では、よろしくおつきあいください。

ー「吠える権利を奪ってあげるの〜」ー
先日(と言っても八月の盆休み)預かりのお仕事をしました。
基本的には旅行期間の預かりメインでトレーニングメインではないのですが、食が細いことと吠えの問題は少し道を付けてほしいとの依頼でした。

結果
吠えに関してはなんとか。。。
あと2〜3日みっちりやれば収まるでしょう。
ぐらいまでの道は作ったつもりです。
食に関しては口悪い言い方で「かまってちゃん&わがまま」なので人間が折れて「食べないの?もうちょっと美味しいのの用意しようか?」さえ我慢できれば大丈夫でしょう。

そんな感じでした。
ほとんど何もしていません。
吠えに関しても理論的に説明できるようなことはほとんどしていません。
それでお金をいただいて少し申し訳ない気分だったので引き渡しの時にやったことを言葉にしようとしましたが、難しかったです。
多分伝わっていません。

その時の説明が「吠える権利を奪ってあげる」でした。

ー何のことを言ってるの?ー

「吠える権利を奪ってあげる」
これ自体が感覚的なものです。
動画を同時にアップするので見ていただけると助かります。

何をしてるの?
一緒にベッドで寝てるんです。
トレーニング?
トレーニングなんです。
これが「吠える権利を奪っている」作業です。

吠えの原因は○○だから〜。
××して〜。

みたいな理論も理屈もありません。

なにしてんの?
「え?」
「吠えの権利を奪ってるの」
それしか答えることが出来ません。

言葉にすると難しいのですが、この子の場合
警戒吠え
からの
安心吠え
みたいな部分が大きく見えました。

怖いから吠える
吠えることで安心する
安心したいから吠える

行動分析的に考えると

①何かが怖い

②吠えた

③安心できた(怖いモノが無くなった・飼い主さんが慰めてくれたetc.)

①きっかけ

②行動

③報酬

と言う流れが出来上がっていることが予測されます。

じゃあ、分析的にトレーニングプランを立てるなら①または③を取り除けばいいんです。
でも、①の「何かが怖い」の何かを探し出すこと、複数あるであろう何か全部を取り除くこと、③の「安心できた」と言う報酬を取り除くこと。めんどくさいじゃないですか?僕はめんどくさいです!!

なら、犬と関係を作りながら吠える権利を奪ってあげる方がらくちんだったんです。

飼い主さんの同席しない預かりトレーニングの場合、真っ先にすることは犬との関係作りです。
僕の場合はその子の絶対安心圏であるお家から持ってきたクレートから出てきてくれてクレートの中に手を入れることが出来るまでは、ひたすら待ちます。
イヤならいつでも逃げることが出来る場所は常においておいて、そのクレートの代わりに僕の側が安心圏になるように持って行くことが最初のステップです。
これがクリアできれば、ほぼトレーニングは終了です。

今回の子は比較的早く僕の元にくるようになってくれました。
だからこそ吠える権利を奪うことが出来たんです。

ー実際何をしたか?ー

また話が脱線しかけたので章を変えます。
「吠える権利を奪う」
何をしたのか?
一緒に寝ました。
ゴロゴロしました。
撫でました。
常に体の一部を触れさせていました。

撫でたり体に手をおいたりしていると、さっきとは違う違和感を感じ取ることが出来ます。
どんな感覚かと言葉で説明すると、皮膚が硬くなる?皮膚の奥の筋肉の奥のが硬くなる?毛が逆立つ直前のさらに前?

そんな言葉でしか説明できません。
そしてどれも正確ではありません。
抽象的な言葉を使うと「空気が変わる一瞬前」です。

その一瞬前にちょっと体に触れている手の重さを変えるんです。
重くしてみたり、軽くしてみたり。
撫でてみたり、もんでみたり。

「あ、こわいの?」
「でも俺は怖くないし。」

「吠えたい?」
「俺が怖いときには俺が吠えるから。」
「今は大丈夫」

会話にするとこんな感じです。

対象の犬が怖がるモノを探し続けるのはしんどいし難しいので、怖がるモノを見つけるのは犬に任せっぱなしです。
犬が「あれ?こわいかな?」ってなるちょっと前に「俺は怖くない」と後出しでアピールしています。
何が怖いかなんて気づいてはいません。
怖がる直前だけに集中しています。

こうして吠えると言う行動(権利)を奪っています。

ーオカルトと言えばいいー

理論派の方からすると妄想にとりつかれた危険なトレーナーの戯言です。
「空気がかわるから」
なにいってんな?って話です。

ただ僕はこっち側の人間です。
空気なんです。
雰囲気なんです。
それを感じることが出来る気になっているから、やってるだけです。
妄想なら妄想でもいいんです。
これで問題行動が収まるなら。

ただ、それではお仕事にならない現実もあります。
また、理論派のトレーナーに文句も言われます。
「説明できんことで金を取るな!!」
当然の意見だとも思います。

反論させてください。
説明できんでも使ってるテクニックってないんか?
畜舎に一歩入った瞬間に「あ、何羽か死んでる?」「変な病気が発生しそう?」「今日は掃除消毒をしっかり目にしなきゃ」って感じないなら人間が家畜の世話をする必要なくない?
自動給仕機メインで出来るはずやん?

同じ、
同じ、

「あ、この犬はこれを求めてるんかなぁ?」
「今、俺に『この行動は正解?』って聞いてきたなぁ」
「じゃあ、求めているご褒美(フード・褒め言葉・目を合わすetc.)をあげよう」
って理屈じゃない部分がわかるから専門家何じゃない?

「アイコンタクトがとれれば問題行動は収まります」
理由はコレです!!

ーたわごとでしたー

本日もお付き合いいただきありがとうございます。
数週間前から書き出した内容をやっとこさ投稿できます。
訳が分からないことばっかり書きました。

追伸
僕の言っている事とテレビでよくでてる動物の言葉がわかる人、は全く違います。
アニマルコミュニケーターとかいうんですよね?
全く知らない職種なので何ともいえませんが、そういう特殊な人もいると思います。
ただ僕の言ってることは動物と長く生活していればみなさん身につくモノです。
追伸②
「なんで病気が蔓延するもっと前に気づかなかったん!!」
って先輩に怒られてる方へ
後2年もすれば怒る立場に変わります。
その時自分もそうだったと思い出してください。
追伸③
「奪う」
ではなくて
「譲ってもらう」
の方がウケいいんちゃうん?
って意見があったんですが、「譲ってもらう」はちょっと違うんです。
1番しっくりくる言葉はやっぱり「奪う」なんです

2019年5月末に出張型ドッグトレーニングスクールを始めました。 犬と飼い主の関係づくりのお手伝いをモットーにやらしてもらっています。 アイコンタクト アイコンタクト とばっかり言う地味なトレーナーです