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2021年みやこステークス予想

阪神1800mダートの特徴


内回り
最初のコーナーまで298m
ラストの直線352m
スタート直後とラストの直線に上り坂がある
芝のスタート・ゴール前の坂は1.8mだけど
ダートは1.6m
残り900mからは下り坂
スタミナとスピードが必須

先行か中団好位で直線を迎える事の出来る
馬の好走が目立つ

他の1800mと比べると速い時計が出やすい

必要な能力

後半6Fを12秒前半で刻み続けられる持続力と
キレも欲しい

先行タイプであれば好位を確保出来る
スタート能力

中団追走タイプであれば3〜4コーナーから
捲ったりギアを上げたり出来る
ロングスパート能力

後方脚質の場合は3〜4コーナーから捲れる
ロングスパート能力と差し切れる脚
例 2020年アンタレスステークス
ウェスタールンド

なぜなら阪神1800mのコースは
基本的にラストの直線を迎えた時点で
隊列の前半部分に居ないと厳しいコースだから

中京や中山などのタフなコースで好走した
実績も欲しい

得意な産駒
キングカメハメハ
ゴールドアリュール
クロフネ
キズナ
オルフェーヴル(早い時期から活躍していれば)

得意な騎手
川田
福永
松山
和田
デムーロ

2021年の出走馬


オーヴェルニュ

先行好位追走タイプ
2〜3番手の位置につけ直線で加速する

反応も良いしキレもある
スタートも上手い
スタミナもある
砂を被ってもそこまで問題はない

良でも重でも好走出来るが
時計の出る馬場の方が良い

阪神1800mでは良馬場で
先行好位から抜け出し
テーオーケインズに勝っている

平安ステークスではアメリカンシードを
楽に逃げさせながらも直線で一気に差して
1.0秒差の勝利を収めた

好走パターンは流れるペースを2〜3番手で追走
して直線で差し切る
スローになるとかかるので良くない。
ただ無理矢理抑えるのも良くない

最後の直線を迎える前に一息入れられる
ラップ構成ならば前半ある程度は飛ばしても
問題ない。
例 平安と東海ステークス
逆に持久戦になると厳しいかも
例 帝王賞

1600mは向いてないらしい
ワンターンより4コーナーの方が良い

不安要素
かかりやすい
左に張りながら走る癖が多少ある
右回りでも好走出来るけど
左回りの方が圧倒的に良い
次走の叩きなのでどこまで仕上げているのか

前走の帝王賞は前潰れの展開とクリンチャーの
プレッシャーに負けて直線で失速した
今回も似たような展開になる可能性が高いので
対応できるのか?

クリンチャー

先行or中団追走タイプ

持続力型
異常にタフ
キレはそこそこある
ハイペースやタフな展開を作り
相手を潰して勝つスタイル

ラストの直線ですぐに反応するタイプではない
結構ズブいので
川田騎手などの剛腕系との相性は抜群

阪神1800mとの相性は良い
ただ2020年のみやこステークスのような
スタイルで走らないと不安は残る

右回りが得意
左回りは良くない
砂を被るのも良くない

好走パターンは流れるペースの中で先行or
中団を追走して3〜4コーナーから早めに前を
潰して直線でジリジリ伸びて勝つパターン

JBCクラシックを除外になったので
結構良い状態のはず

スワーヴアラミス

先行追走の持続力タイプ
キレはそこそこある

併せる形になるとさらに少し伸びる

スタートは下手ではないがあまり速くない

気持ちにムラのあるタイプ

ずっと促してないといけない馬

坂のあるコースや平坦でスピードの求められる
コースでも好走している
2020年のマーチステークスでは
クリンチャーに勝っている

あんまり揉まれたり砂を被るのは良くない

好走パターンは持久戦

時計の出る馬場でも走れるけど
極端に前が有利な馬場だと本来の走りが
出来なくなる可能性がある

アナザートゥルース

先行5〜6番手タイプ

キレはそこそこある
持続力が結構ある

左回りが得意
右回りはモタれるので片目だけにブリンカーを
つけて出走している。
揉まれるのは良くない

足抜きの良い馬場の方が好走する

調教内容が良ければ買いたい

阪神1800mの成績はかなり良い



不安材料
前々走は熱中症のような症状により
最下位
前走も負け
よく発熱してしまう体質らしい
砂をかぶるのは良くない

メイショウムラクモ

先行タイプ

ずっと100%の力で走れるタイプ
能力自体はかなり高い
ただかかりやすい
そこで抑えてしまうと気分を害してしまう
この馬のリズムで走らせるとしっかりと
実力を発揮出来る

そこそこ乗り難しい
スタートは早くない
併せるとやる気がさらに出る

好走パターンは速い流れの展開に
この馬のペースでついて行き
スムーズに直線を迎える

勝ったレースのほとんどが速いペースで
この馬のリズムで走らせて
中団から自然と2〜3番手の位置につき
そのままスムーズに直線を迎えて
一気に突き離すというパターン。

不安要素
スローペースになったり
内枠に入って包まれて
窮屈で我慢の必要な展開になると厳しい

あと、古馬相手にこの強引な勝ち方が通じるのかという不安もある

3歳世代のダート馬があまり強くないから
勝てたのでは?という不安は大きい

最初はブラジルカップを使う予定だったが
疲れが取り切れずに回避して
そこから回復したので
みやこステークスに出走を決めた

夏にはそこまで強くないらしい

レパードステークスの決着タイムが1:51.3秒
古馬混合戦リステッドクラスのBSN賞の
決着タイムが1:50.3秒
2着は1:50.8秒
3着は1:51.1秒
4着が1:51.4秒
やはり現時点で古馬との差は大きいと感じる
ただ他を突き離しての圧勝という事も考えれば
このレースレベルに合わせて途中まで走ったからこのタイムだったという風に考える事も
出来る

ダンビュライト

逃げ先行タイプ

好走パターンは先行好位の抜け出しか
溜め逃げ

キレる脚はそこまでなく
長くそこそこ良い脚を使う

気性が少し荒い

初のダート挑戦
芝で好走している時でもそこそこ時計の掛かる馬場だったり荒れていたりする時なので
まぁまぁ耐性はあるかも知れない

不安要素
芝からダートへのチャレンジは余程の
適正が無い限りは失敗する
前走の京都大賞典でキセキの捲りに飲み込まれ
敗戦した。今回もエクスパートランが同じく
仕掛けてくる可能性が高い

1800mのテンの速さについて行けず
先行好位を確保出来ない可能性が高い

アシャカトブ

先行4〜5番手タイプ
ラストの直線では力強く伸びてくる
スピードとパワーのバランスが良い
中山巧者
コーナリング精度が高い

東京と中山で良く走る
阪神未経験

不安材料
怪我明けの成績が微妙
前走シリウスステークスでは9着
終始外を走らされて4コーナーで早仕掛けを
して、1.6秒の差をつけられた
とはいえ負けすぎな感じ
ポルックスで3着 佐賀記念では2着だったが
相手があまり強くなかった内容も微妙

ロードブレス

中団やや後方追走タイプ
キレは結構ある

小回り適正も高い

急かさずに
この馬のペースで走らせると好走しやすい

かなり重い斤量を背負いながらも
レベルの高いレースで好走している

好走パターンは自分のペースで走らせて
脚を溜めさせて
3〜4コーナーで徐々にギアを上げて
直線で抜き去りに行くパターン

序盤に急かして脚を使わせると伸びない
なので前が止まらない展開やトラックバイアスとの相性は良くない

ロードゴラッソ

後方追走タイプ

キレもあまりない
近走は走る気をなくしているっぽい
岩田ぱっぱや吉田騎手が促しても反応が少ない
最近では1番良かった6着の
アンタレスステークスでも前が潰れる速い流れの中を最後尾で追走して直線だけ追ってという
内容。

もしかしたら今回は逃げるかも

サンライズソア

逃げ先行

好走パターンは
マイペースで逃げて脚を溜められると
好走する

この馬が逃げると
基本的にはスローかミドルになる

揉まれたくない

ヴェンジェンス

中団追走タイプ

好走パターンは中団の外を追走して
3〜4コーナーから仕掛け始め
直線で一気に加速して差す

怪我前であればクリンチャーよりも強かった

砂は被りたくない
1200〜1400mの路線でもそこそこ
活躍していた
器用なタイプではない
動き出したら一気に行かないと
嫌気が差すらしい
左回りより右回りの方が良さそう

不安要素
怪我明けのレースの成績が良くない

メイショウハリオ

中団or後方追走タイプ

キレが結構ある

好走パターンは前が潰れる様な速い流れを
中団や後方から追走して直線で一気に差す

器用なタイプではない

前走も阪神1800mのopクラスで
1着と僅差の2着と好走した。
ただ前半3Fが36.5秒というラップで
1000mの通過タイムが1:01.1秒で
ラスト3Fのタイムが38.0秒
去年のみやこステークスは
前半36.5秒で後半が37.4秒

決着タイムも1:51.3秒に対して
去年のみやこステークスは1:49.9秒

しかし、1〜3着と4着以下との差は約0.8秒
なのでレースレベルに合わせた展開で
このようなタイムになった可能性もある

アンセッドヴァウ

先行or中団追走タイプ

キレがそこそこある
前走で突然本格化したのか?ってくらいの
走りをして3勝クラスを勝利した
たぶん色々な調教を行い馬が別物と化した
可能性が高い。
実際に前々走は+22の体重で出走して惨敗
前走は-2のみの減少だったが絞れていて
あの結果だった。

阪神コースとの相性も良いのかも知れない
3〜4コーナーから捲って行って豪快に
差し切っていた

不安要素
3勝クラスとopクラスの壁はかなり厚い

ラストマン

中団追走タイプ

スタートが遅い
前半で置いて行かれるので距離は長い方が良い
砂を被せてリズムを取るタイプ
なのでインコースを走らせた方が良い

中山の1800mで好走しているので
スピードコースより
タフなコースの方が良さそう

ロングスパートが得意

前が残る展開には弱い
反対に前が潰れる展開では好走する
ただ追走ペースが速いと厳しいかも

コーナリングが上手い
中山コースが得意
左回りが苦手っぽい

プリティーチャンス

中団後方追走タイプ

毎回安定して最後に良い脚を使ってくる
スタートと速いペースでの追走が苦手
なのでポジションが後ろになる
時計の掛かる馬場の方が良い

ニューモニュメント

中団後方追走タイプ

結構良いキレのある脚を使える

速い時計の出る馬場の方が良い
阪神コースとは相性が良い
小回りはそこまで得意ではない

スタートがあまり上手くない

脚抜きの良い馬場で前が潰れる展開になれば
勝ち負け出来るかも知れない
前走叩いてopクラスで4着なのでそこそこ
期待出来る

エクスパートラン

キレよりも持久力で勝負するタイプ

この馬のリズムで走らせると強い
捲れる脚がある
時計の早い前残りの馬場は苦手

ただ時計の早い馬場でも
前を潰せる展開であれば好走出来る

戦ってきた相手もなかなか強い
サンライズホープ ダノンスプレンダーなど

展開予想


トラックバイアス

良馬場 1800m
8Rの1着 中団ロングスパートからの外差し
2着 中団追走からの先行好位差し
3 着 3〜4番手追走からのロングスパート
粘り込み

1と3着は早めに仕掛けて前を潰して
2着は潰れたところを差した

前残りの馬場ではない
先行好走を確保出来て
ロングスパートに長けた馬が有利という状況

ペース予想

ダンビュライトが逃げると思う
そうなればペースはミドルくらい
そこまで速くならないはず

ただ残り800mくらいからエクスパートラン
辺りが捲って一気にペースを上げてきたり
クリンチャーとかも早めに仕掛けてきて
持久戦になる可能性が高い
有力馬のほとんどは先行タイプで
ロングスパート戦が得意だし

そうなると外よりの枠でスタートが上手くて
先行か中団好位で追走できて
ロングスパート能力のある馬を軸にしたい

内枠インコースだと前が潰れるタフな展開
なので詰まる可能性が高いので回避したい。

ジョッキーに関してはペースをしっかり
読めてポジション取りが上手い人が良い

予想


て事で軸はクリンチャーorスワーヴアラミス
タフな展開でこそ力を存分に
発揮するこの2頭!
メイショウムラクモは未知の要素が多すぎるので軸には出来ないですねぇ

穴候補は完全に別馬となったアンセッドヴァウ
中山で魅せたコーナリングとロングスパートの
ラストマン
あとは、ロードブレス

クリンチャーの好走条件


先行好位を確保する。
そして、メイショウムラクモか
オーヴェルニュの後ろを追走する
3〜4コーナーで早め仕掛けて前を潰す
持続力勝負の展開に持ち込む

スタートを出遅れてポジションが悪くなり
ダンビュライトにスローペースに落とされキレ勝負の展開にされるとかなり危ない

ただ外枠なので中団好位くらいのポジションを
獲得出来れば早めに仕掛けて挽回も出来る

とりあえず早めに仕掛けられるポジションさえ
取れれば好走確率は上がる

スワーヴアラミスも同じ感じで
スタートをしっかりと決めて2〜3番手の
好位を確保出来れば
好走確率がかなり上がる
スタートをミスると終わる

ただお互い隣にいる馬がそこまで
スタートが早くないタイプなので
先行好位を確保出来る可能性は高い

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