2021年小倉日経OPの予想
小倉1800mの特徴
最初の直線まで270m
1〜2コーナーまでの間が上り坂
3〜4コーナーまでは下り坂のスパイラルカーブになる最後の直線は290m
2000mは差しが多く決まるけど
1800mは逃げや先行タイプが好走する
理由は最初の1コーナーまでの直線の距離の違い。
直線の短い小倉コースは性質上
逃げや先行タイプなどの前に行くタイプが有利
だからこそ先行争いが激しくなる
2000mは最初のコーナーまでの距離が
470mなので先行争いが激しくなれば
なるだけこのエリアで体力を消耗してしまう。
なのでラストの直線が短いのにも関わらず
多くの差し追い込み勢が好走している。
一方で1800mは最初のコーナーまでの直線の距離が270m
いくら逃げや先行を望む馬が多く出走しても
1コーナーに入ってしまえば
ある程度は落ち着く
つまり、200m分の体力を温存出来た状態で
ラストの直線に向かう事が出来る。
なので、1800mは逃げや先行の成績が良い。
そして、小倉コースを制する上で
もう一つ重要な要素があります。
それは小回りに対応する為のカーブ性能です。
ラスト4コーナーで減速する事なく
トップスピードで直線に入り込める
能力のことです。
例 2021年札幌記念 ソダシ
2021年ダービー卿チャレンジ テルツェット
しかし、色々とまとめましたが
あくまでこれは過去の傾向です。
今回のメンバーのタイプや当日の天候や
馬場コンディション・トラックバイアス
によって
この過去の傾向から逸れる事ももちろん
あります。
例 2020年小倉日経OPは差し追い込みが
良く決まった。
2021年の小倉日経OPの出走馬
ダブルシャープ
中団から直線へ向かい差してくるタイプ
キレはかなりある
反応はいまいち
コーナリングは上手いけど
トップスピードに持っていけない
速いラップでもある程度は好走しているし
ほぼ毎回ラストの上がりのタイムが上位3頭以内に入る
体重は480〜490がベスト
スピードもあるが本質的にはパワータイプなので馬場は重い方が良い
不安材料
出遅れ癖がある
かなりの前傾ハイペースラップになると
凡走する。
例 2020年阪神ストークステークス1600m
連闘による疲労
ミスニューヨーク
中団を走り4コーナー手前から一気に追い込んでくるタイプ。
コーナリング性能もステッキを入れてからの
反応も良い。
直線の伸び自体は普通
コーナーワークと反応の良さで違いを見せる。
小倉の1800mでもかなり好走している
馬場は少し重い方が良いかも知れないけど
速いラップにも対応は出来ている。
また鞍上の加藤騎手自身も1800mの小回りは
得意なコースだと発言している。
またスローペースの流れでも好走可能
不安材料
スーパーフェザー
後方を走り3〜4コーナーから減速する事なく
キレ良く加速して直線に向かうタイプ
2021年の小倉記念を制した
モズナガレボシの様なタイプ
能力もスタイルもかなり似ている
重馬場で好走している
不知火Sの頃から直線のキレが
今までのレースと比べて
増している様に感じる。
もしかしたら成長してるかもしれない。
実際に小倉記念では3着になった。
不安材料
間隔の詰まったローテーション
ワイプティアーズ
先行も追い込みも出来るタイプ
ここ最近は先行している。
キレはあるがトップスピードに行くまで時間が
かかる。
先行勢が飛ばして前潰れが起きる
展開で良く好走している。
ある程度の速さなら追走も出来る
ただ速いラップで前残りの起こりやすい
馬場状態だと差し切れずに負ける可能性が高い
展開がスローペースからの
直線キレ比べの場合は
今回のメンバーの中でなら
ある程度通用するはず
タフな馬場の方が良いと思う
不安材料
気性がまぁまぁ荒い
過去にゲートに入らず
枠順を変えられた経験がある。
しかし、そのレースは先行して1着
能力はあるけど脚質とコースの相性が良くない
コマビショウ
追い込みタイプ
ダートから約三年振り
新馬戦以来の芝コース
その時の順位は8頭中7位
ダート並みの道悪になれば好走はありえる
ドリームソルジャー
追い込みタイプ
ある程度時計が掛かるペースや
直線の長いコースで好走する。
京都コースなどではキレのある末脚を見せる。
小倉1800mのコースとラップは
厳しいかも知れない
ヒロブレイブ
追い込みタイプ
約5年振りに芝のコースへと帰ってきた。
ダートと代わりない馬場状態ならば
戦えるはず
プリンスリターン
昔は先行タイプだったが最近は後方から
追い込むタイプに変わっている。
過去にG3のレースで2・3着
G1のレースでも5着と好走している。
しかし、ペースの速いレースでは凡走を繰り返している。
また、直線に入ってからジリジリと加速していくタイプなので脚質も小倉向きではない
カーブ性能も多分ない。
1800mも未経験
穴馬として良馬場なら切る
重馬場なら買うと割り切った方が良い
モアナアネラ
19年の小倉1勝クラスのレースで
素晴らしいカーブ性能を見せて
直線を減速する事なく駆け抜けて
見事に1着となったが
最近のレースを見ると調子が良いとは思えない
前走で唯一好成績を上げてるコンビの浜中騎手が乗って直線までは良く走ったのだが
その後は完全に失速した。
バテたというよりも走る気がない様にも見えた。実際にタイムやラップ的には
19年小倉のレースとほとんど同じだった。
レインボーフラッグ
追い込みタイプ
重馬場での好走が目立つが
近年の成績を見る限り
8歳ということもあり厳しいと思う
勝ちに行くというより掲示板狙いの走りをする
可能性もある。
レース展開の予想
結論から言うとあまり速くないペースで流れて3〜4コーナーからの
ロングスパート勝負になると思います。
今回は逃げ先行タイプが全く居ない
しかし、小倉1800m自体は逃げ先行が有利
なので人気薄の馬が玉砕覚悟で思い切り逃げて来る可能性が高い。
それかスーパーフェザーならいつもより
前に行くかもしれない。
ミスニューヨークもある程度前で走れる。
先頭グループに1〜2頭
少し後ろの方に馬群が固まる
このような隊列になるはず
ペースはいつもの小倉より少し遅めだけど
緩むことないミドルラップを刻むと思います。
この展開になると追い込み勢は
3〜4コーナーから徐々に押し上げて行かないと
先頭グループにそのまま楽に逃げ切られて
間に合わなくなります。
みんなに勝つ気があるならロングスパート勝負になる可能性は高いです。
予想
本命 ダブルシャープorミスニューヨーク
(パドックを見て判断します)
スーパーフェザー
プリンスリターン
ドリームソルジャー
※天候は晴れ良馬場という程で
パドックでも問題ない場合の予想
理由
ミスニューヨークとダブルシャープと共に
小倉コースを制するのに必要な高いコーナリング性能を兼ね備えているからです。
またミスニューヨークは直線での反応がとても良いです。これは直線が短い小倉ではかなりの
アドバンテージだと思います。
ダブルシャープは反応自体は良くないですが
トップスピードのキレはこのメンバーの中では抜けてます。
不知火Sでも3〜4コーナーから押し上げて行き
直線のラスト50mくらいでトップスピードに
到達して一気に差し切り勝ちました。
このキレがあるなら仮に直線からのキレ勝負になったとしても十分に勝算があります。
この展開になった場合は少しミスニューヨークやスーパーフェザーに不安を感じます。
逆にドリームソルジャーには
可能性を感じます。
馬券外になる可能性
あるとすれば今回のメンバー
なんとほとんどが追い込みタイプ
逃げや先行タイプがいない。
ミスニューヨークやプリンスリターンが
先行扱いになるかも知れないくらい
追い込みタイプばかりが集まっています。
なのでいつもとは違う小倉1800mのレース展開になるかも知れない
全くペースが流れずに
ロングスパートも仕掛けず
最後の直線で一斉にキレ勝負になったり
(いわゆるスローペースからのヨーイドン)
人気薄の馬が玉砕覚悟で大逃げして
それを無理に捕まえに行った結果
後半バテて差されまくる。
この2パターンです。
多分、逃げるとしたら騎手も逃げが得意な松若騎手なのでプリンスリターンが逃げるかも、、
あとは単純に調整不足
この点に関してはミスニューヨークは問題ないと思うのですが
ダブルシャープには若干不安を感じます。
なぜかというと、前走が重賞の
小倉記念だったからです。
ここを目標に仕上げてきたはずなので今回は
余力で挑んで来ている可能性が高い。
多分、陣営的には体力的には少し不安だけど
このメンバーなら行けるだろ!わら
みたいなノリで出して来てるはずです。。
とりあえずローカルの馬たちみたいに
出走手当目的でレースを走らせるなんて
事はしないはずです。
能力的にも高く実績もある馬を
そんな雑に扱う可能性は
非常に低いと考えます。
だけど、怖い。。
なのでパドックが重要!
馬券の買い方
もちろん複勝で
ダブルシャープかミスニューヨーク
あとは複勝から得られるであろう利益を使い
ミスニューヨークとダブルシャープを軸に
3連複を流します。
相手はスーパーフェザーとプリンスリターン
ドリームソルジャー
あとは、当時の馬場状態や枠順やパドック次第で決めていきます。