ラミーは奥深いということ
こんばんは。
文房具好きはもちろん、あまり知らない人も1度は見たことあるであろうこのデザイン。
クリップは「トーションバースプリング」
個人的にこのクリップがこのデザインのコアとなる部分だと思います。
逆にこのクリップを外せばごく普通のそこら辺にあるようなシャープペンと差程変わらないようなデザインになるでしょう。
ところがこのクリップがつくことで大きく印象が変わります。
このクリップについて
同じ系列のクリップを持つペンとして「ユニボールワン」「エアプレス」などが挙げられます
しかしこのクリップがここまでしっくりくるのは「ラミー」ならではのデザインだと思います。
そんなラミーについての歴史を簡単にまとめてみました。
※凄く簡略的なので詳しくはバウハウスについてのサイトを訪れてください。
ラミーに影響を与えた「バウハウス」
バウハウスとは
アーツアンドクラフツ運動から影響を受け、設立された合理主義、機能主義的な思想の芸術学校です。(途中、思想の変化もあったらしい)
バウハウスの思想は後の工業デザインの発達に大きな影響を与えたと言われています。
(アーツアンドクラフツ運動とはイギリスで起きた産業革命による安価で大量生産を前提とした粗悪な工業製品に対抗した運動)
ラミーはそんなバウハウスの影響を受けたブランドのひとつなのです。
ラミーとバウハウスの関係
「ゲルト・アルフレッド・ミュラー」
ラミー好きならこの名前を聞いた事があるという人もいると思います。この人がバウハウスの思想をラミーに持ってきた人です。
具体的な作品ではラミー2000が有名。
サファリはウルフギャングファビアン
が制作しました。サファリを作るにあたってはやはりバウハウスデザインが関係していることでしょう。
ラミーはバウハウスの思想をこれからも受け継ぐのか
ラミーとバウハウス思想のデザインが全て繋がっている訳ではありません。
例えばバウハウスは極限までのシンプルさかつ量産しやすい設計を大事にしていた事もあります。
そのような点では例えばラミー2000のヘアライン加工なんかは凝りすぎているようにも見えます。
バウハウスは凄く歴史があります
文化遺産にも登録されるほどです。
そんなバウハウスの影響を受けているラミーは
価値があるブランドだと思います。
これからも素晴らしい作品が生まれる事を願います。
すごく端的になってしまいましたが時間があればもっと詳しく正確にお伝え出来ればなと思います。