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おこもり映画生活③「ニューシネマパラダイス」

今日は名作を見ようと決めていました。
1989年、イタリア映画。

いたずらっ子の映画好きの少年トトの成長と人生。最初はめんどくさそうだったけど、彼を見守るアルフレッド。村にあるひとつの映画館。

少年トトは映画が大好きで、映画に夢中。お母さんに怒られても、アルフレッドにつまみだされても何度も何度も映画館にあそびにいく。

トトも青年になり、運命の恋をする。アルフレッドに聞いた話から、一生懸命に好きな人にアプローチして、幸せな恋愛が始まって…


◆感想

名作は本当に無駄なシーンやセリフがない。びっくりするほど。あっぱれとしか言えないくらい完結で、映像も音楽も調和します。

中でも一番好きなのは、アルフレッドからトトへのこの言葉。

「人生はお前が見ている映画とは違う。人生とはとても困難なものだ」

いやあのままでもひょっとしたらうまくいったかも知れんよ!?と思いつつも、そこは村を出ていくためのきっかけになってて、渋い旅立ちのシーンだなと思う。心がじんわり温まっていきます。

◆人生にとって大切なこと

ときに、人生は離別を伴う。自分の人生の使命、この場合トトは、人生の使命のために、アルフレッドや村を離れて頑張ったのだと思う。

私は精神的にぬるま湯の中にわりと浸かっているので(でもそれが私の良さでもあるはず)、もっと昔に見ておけば自分の仕事や生き方に深い覚悟持てて、早めに自立できてたかもと地味に反省しました。はい。

何があったとしても振り返らない勇気や、恋だけではなく、人とのつながりで愛を感じることは、人生のエッセンス。

完全版もあるそうですが、ラストシーンでうるうるしてしまいました。にくいね、アルフレッド!

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