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その1~ひとり法人で起業という選択肢

会社に捨てられる前に自分から捨てる

「会社を辞めたいと思った事なんて一度も無い」
という人って、あまり居ないと思います。

長く勤めれば勤めるほど、いろいろな事があります。
正直、自分の力だけではどうにもならないような事も多いです。

不運とか不条理を飲み込んで、それでも耐えて会社勤めを続けていけるのも、ひとつの才能だとは思います。

ただ、身体に一時的な倦怠感とか風邪とは異なる不調が現れるレベルになったら、それは良くないサインです。

私は以前、勤めていた会社の社風や仕事にうまく適応できなくて、我慢して続けた結果うつ病を患い、結局1年間の休職の後、復帰できず退職してしまった経験があります。

最後は会社からも見捨てられるような形になったので、
後になって
「あんなに我慢することはなかった。もっと早く辞めればよかった」
と悔やみました。

会社というのはただの無機質な箱という訳でもなく、どこか感情がある生き物みたいなところがあります。
全員の社員に対して、平等に接してくれる訳ではありません。

会社を「法人」とも呼びますが、言い得て妙です。

会社は、20~30代前半位までの「未来と可能性のある」若手には優しいのですが、40~50代のベテランに対しては、はっきりと区別をして接してきます。

ある程度正当な評価に基づいて区別されるのなら納得できるのですが、ほとんど差別に近いような形でベテランを選別したり排除したりする会社もあります。

昨今の余裕のない社会の状況も反映しているのでしょう。

私は92年に新卒として社会に出たので、いわゆるバブル末期の世代ですが、今や私達の世代はほとんど時代遅れの遺物扱いです。

その少し下の世代はもっと悲惨で、バブル崩壊後の就職氷河期から苦労を重ねてきたにも関わらず、いつのまにか使い捨てのように顧みられない扱いになっています。

私もうつ病がきっかけで会社に冷遇され、結果として見捨てられる経験を経て、
「こちらから会社を捨てる」
という選択もあってよいのではないか、と考えるようになりました。

ひとり法人で起業するという選択肢

とはいえ、40~50代となると、転職もままならないのも現実です。

仮に転職しても、この年代で新しい会社の社風に慣れたり人間関係を再構築するのは、若い頃に比べてハンデが大きい。
はっきり言ってしまえば、コストがかかり過ぎて効率が悪すぎます。

私達の世代には、潤沢に残り時間がある訳ではありません。

そこで私が実体験に基づいてお勧めしたいのは、自分だけで起業して「ひとり法人」として事業を回していく生き方です。

あくまでも私の場合ですが、会社員として雇われていた時代に比べると、付き物が落ちたみたいに自分らしく暮らしていくことができています。

このnoteでは、
「ひとり法人に興味があるけど、実際、どんな長所と短所があるのか知りたい」
「そもそも自分はひとり法人に向いたタイプなのかどうか分からない」
という方に参考になるような、実体験に基づいた情報を発信したいと考えています。





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