危機感の欠如 → 一期一会
漫画で非常に好きなセリフがある。
Netflixで「幽☆遊☆白書」の暗黒武術会編のイチ場面。
遂に100%となり圧倒的な力の差を見せつける戸愚呂弟が、既にフルパワーで応戦していて、頼みのレイガンすら効かず絶望的な状況に陥った幽助に対し放つセリフが以下だ。
「元人間のオレの経験からみて、今のおまえに足りないものがある。」
「危機感だ。」
「おまえもしかしてまだ、自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」
ぜひ、漫画で戸愚呂弟の表情も含めて見てほしい。
極限状況すぎて似た経験はしたことがないが、初めて読んだ中学生の頃から、妙にこのシーンとセリフは頭と心に残っている。
これを、最近、ふと思い出した。
リーダーとしてプロジェクトで孤独と不安を感じる中でメンバーの粗に目が行く自分に、育児に主体性を持たず妻の指示を待っている状態の自分に、30歳過ぎて朝寝坊する自分に、危機感が足りないと言わざるを得ない。
幽助のように死に直面しているわけではないが、自動運転車に乗っているか如くゴールまで何も考えず、ただ従う自分に活を入れねばならないと思った。できれば、コーチとして戸愚呂弟についてもらいたい。
このまま雑に過ごしていたら、10年後も20年後も大して成長しないのだろう。具体化もせず漠然と描いていたお花畑のような理想も絶対に実現しない。朝寝過ごして成功するわけがない。大して忙しくもないのに、育児に受動的なやつが何か成果を残すわけがない。
今の、なんとなーく漫然と人生を過ごしてしまっている自分に、これらの時間も環境もとても貴重なんだと感じさせたいと思い、発破をかけようと思ったのかな?
反省ばかり達者でも仕方ないので明日からも毎日、その日1日だけを頑張るつもりで丁寧に生きようと思う。おそらく、日々の一瞬一瞬、一期一会なんだろう。
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なお、戸愚呂弟名言集はこちらの記事に詳しく楽しく拝見させてもらった。確かに、厳しいビジネスの世界に馴染む。