拒絶への恐怖
頼んで断られるのは怖い。
断られる=失敗と思っている。失敗にはもっとバリエーションあるだろうけど、リンクするところが多い気もする。
お願いして断られる、提案して断られる。考えるだけで気分が良くない。恥をかく。
あるとき、恐ろしく自分に合わないと知りつつ、ナンパを考えたことがある。何冊も本を読んで予習してトライしようと何度か街に繰り出したけど、一言も声をかけることなく、地蔵のように身動きが取れないまま終わった。
断られても外観上何も変わらないはずなのに、死ぬほど深刻に捉え、断られる前から断られることが怖くて動けなかった。
これは本末転倒だった。別にナンパは良いが、結果ばかり考えすぎで動けない。これは本質的でないし、致命的。
仕事においても、部下や関係者に仕事を頼む時、同じく地蔵になる。悩んで止まってしまう。断られたらとまず考えてしまう。
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何か事を進めるのに行動は不可欠で、一人で完結できるものはない。
事を起こそうとしたら、多かれ少なかれ断られる。
仕事頑張れば頑張るほど、断られることが多くなる。
慣れるしかない。仕方ないと諦めるしかない。断られない努力はするが、一定程度受け入れるしかない。
部下が増え、チームが大きくなっていく。しかし、モチベーション、コミットは人それぞれ、やる気ある人だけで進めていけない。
指示でも嫌な顔され、断られることもある。
関係者も多いと、何かにつけて邪険に扱われることもある。コミュニケーションすら取りずらくなっていく。
しかし、そこも覚悟決めて、壁を壊し乗り越えるしかない。やるべきのとはやるしかない。
多くをこなし薄めるしかない。たまには傷を舐め合い、目先の断られる恐怖ではなく、もっと目先のやるべき事をやるべき時に実行する強さを発揮する必要がある。自己規律がかつて無いほど必要だ。
憂鬱でなければ仕事ではないという本を思い出した。反応しない練習も必要かもしれない。図太くなることも必要か。リーダーというポジションは精神修行なのか。
来週からも頑張ろう。