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【イントランス】国家ブランドランキングで日本が第1位に選出

こんにちは、株式会社イントランスのIR担当でございます。
ここ最近は、より幅広い「観光・インバウンド業界の情報」等についてご提供しておりましたが、本日は話題の範囲を少し広げまして、「日本が2023年度 国家ブランドランキングで1位に初めて選出」された話題についてお伝えしたいと思います。


1.国家ブランド指数とは?

国家ブランドランキングとは、世界的な市場調査会社であるイプソスが15年以上にわたり実証している調査であり、「アンホルト・イプソス国家ブランド指数(NBI)」が正式な名称です。

この調査は、対象国の「文化」「国民性」「観光」「輸出」「ガバナンス」「移住・投資」という6つの指標における魅力度を指数化してランク付けしたものであり、これまではドイツとアメリカのみが1位に選出されてきました。

ようするに、この15年はドイツとアメリカによる独占状態であったということですが、2023年でようやく日本が1位に選出される運びとなりました。


2.日本は初のトップ、アジア初の栄冠

昨年となる2022年までは、ドイツが6年連続1位にランクされていましたが、2023年は日本がそのドイツを抜いて60カ国中で初めての1位となりました。
日本は2018年にそれまでの過去最高の2位まであがったものの、2019年には5位へ転落、そしてその後は2020年に4位、2021年に3位、2022年に2位となり、ようやく2023年に1位となりました。

日本は「文化」「国民性」「観光」「輸出」「ガバナンス」「移住・投資」の6つの指標で軒並み順位を上げ、すべての指標でトップ10入りを果たしています。
評価が最も高いのは「輸出」指標で、科学技術への貢献、創造的な場所であること、製品の魅力という3つの属性すべてで1位を獲得しています。
また、「国民性」と「観光」の指標でも日本は高い評価を得ており、雇用のしやすさと都市の活気で高いランクを獲得しています。

上述のとおり、これまではドイツとアメリカのみがトップ国でしたが、初めて日本がトップを取ったことでアジアの力が増していることを世界へ印象付けたのではないでしょうか。



3.その他の国家の状況

これまで6年連続トップであったドイツは2位へ転落しました。
ドイツは各指標とも安定していましたが、日本の各指標が上がったため、ドイツが抜かれた格好となりました。

カナダは昨年と同じく3位であり、評価は引き続き高い結果となりました。

イギリスは2022年にNBI史上初めてトップ5から外れて6位となっていましたが、今年は4位へと上昇し、トップ5へ返り咲きました。

アメリカは2009年~2013年、そして2015年~2016年とも1位に君臨していましたが、今回は6位となっています。一時期は10位まで落ちる結果となりましたが、その後は少しずつ順位を順調に上げてきています。

フランスは2011年から2015年まで4位を維持した後、2016年には5位へとダウンし、2017年には2位に急上昇、また2018年に4位へ転落した後、2019年に再び2位まで浮上しました。
しかしその後、フランスの順位は徐々に下降し、2023年ではこれまでの最低ランクとなってしまう8位まで落ちてしまいました。

その他、大きく変動したのはウクライナです。
ウクライナは、2017年から2022年まで比較的安定した順位を保っていましたが、戦争の影響は著しく大きいようで、2022年の47位から2023年は57位と、10ランク落とした結果となりました。


4.まとめ

日本が国家ブランド指数で1位となりましたが、意外感を感じられている方も多いのではないでしょうか。
日本は人口減少や高齢化など、社会的課題を多く抱えており、また、他のアジア諸国の台頭によって、電化製品などで世界を席巻していた昔と比べ、日本の国際競争力は弱まっていることから、ブランド価値が上がっている実感は得られにくいのではないでしょうか。

ですが、今回のイプソス調査の結果によると、世界の人々からの日本の評価は少しずつ上昇していることがわかってきます。

今後も日本のブランド価値がより高まり、より評価されていくことを期待したいと思います。

                                           以 上


今回の「国家ブランドランキングで日本が第1位に選出」の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも、イントランスをよろしくお願いいたします。

                            出典)国家ブランド指数2023 イプソス株式会社


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