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【イントランス】当社グループの決算情報(2024年3月期第2四半期)のご説明

今回は、イントランスの2024年3月期第2四半期の決算情報についてご説明させていただきます。
前回までは、当社の係わる業界に関する事業考察などを中心に進めて参りましたが、本日付で2024年3月期第2四半期の決算を公表しましたので、補足のご説明をさせて頂きます。


1.連結決算トピックス

2024年3月期第2四半期においては、以下のような決算となりました 。
売上は747百万円(前年比157.3%増)
営業利益1百万円(前年同期は▲214百万円)
経常損失▲1百万円(前年同期は▲208百万円)
親会社に帰属する当期純利益35百万円(前年同期は▲208百万円)

当四半期の決算は、前年同四半期の収益がかなり悪化していたこともあり、それらと比較すると改善しつつある状況であり、最終損益としては6四半期ぶりの黒字化となりました。
トピックスとしては、以下にまとめてありますが、最も収益に貢献した事業結果としては、不動産事業における販売用不動産の売却が1件成立したこととなります。
また、当四半期で子会社である大多喜ハーブガーデンの株式譲渡を行いましたが、これによる関係会社売却益が計上できたことも大きな要素であったと思います。

その他、当社グループが注力するホテル運営事業においては、バンヤンツリーブランドのホテルを新規及びリニューアルオープンしましたが、開業遅れや台風影響など、いくつかの要因もあり、予算進捗に遅れが生じている状況にあります。

2.連結決算ハイライト

当社グループの2024年3月期 第2四半期の連結決算は、以下の資料にまとめてあります。

グループ連結売上高は、747百万円(157.3%増)と大きく伸びておりますが、その中で大きく貢献したものは、上述したとおり、不動産事業における販売用不動産の売却です。

当社グループが注力しているホテル運営事業では、売上増加傾向にはありますが、未だセグメントベースでは赤字であり、今後は売上の増加と収益改善を進める必要性があります。

ハーブガーデン運営事業は、株式譲渡により当四半期で本セグメントはなくなります。

その他事業につきましては、未だ売上には寄与していないものの、当社グループの成長にとって、非常に重要な領域です。

現在、その他事業として計上されている事業はとしては、まだ独立セグメントには設定していない、
①ホテル投資ファンド事業、そして②国内インバウンド送客事業となります。
ホテル投資ファンド事業は、国内外の資金により投資ファンドを組成し、ホテル施設へ投資し、管理する事業となります。
これらファンドの創設によりホテル施設を増やした、当社グループがその運営を担うことにより、ホテル運営事業の成長につながります。
また、国内インバウンド事業は、中華圏から旅行客を当社運営ホテルを中心に送客することで、ホテル運営事業の安定的成長及び収益性の向上につながります。
このため、上記①②の事業を進めることで、ホテル運営事業の成長を促進させることにもなるため、当該事業の推進こそが、当社グループの成長につながるものと言えます。

ただし、これら事業は、準備中の段階にあり、現時点で売上はありません。
2023年10月付で公表しておりますが、ようやく上記一方の事業である国内インバウンド事業を開始することが決定した状況にあります。

3.事業セグメント別概況

(1)不動産事業

ここからは、各事業セグメントの概況をご説明して参ります。
不動産事業では、上述したとおり、販売用不動産の売却が1件成立したことで、売上は440百万円(256.3%増)、営業利益は219百万円(2,682.1%増)となりました。
販売用不動産の売却の他にも、未回収案件として引当金を計上していた案件の回収がされたこともあり、売上及び営業利益の増加率は大幅増となっていますが、これらはスポットの数値でもあるため、今後当事業が安定収益を継続してゆくためには、引き続きプロパティマネジメント事業や売買仲介の案件などへの注力が必要と考えています。

また、当該事業の今後の活動の重要なポイントとしては、当社グループが進めているホテル投資ファンドの組成、ホテル投資ファンドによるホテル購入、そして、当社グループによるホテル運営というプロセスにおいて、不動産売買仲介やプロパティーマネジメントを確実に受託し、当該事業における収益を拡大させることにあります。

(2)ホテル運営事業

ホテル運営事業では、売上は202百万円(281.4%増)、営業損失は44百万円(前年同期は77百万円の損失)となりました。
当四半期より、資本提携をしている国際的ホテルブランドであるバンヤンツリーブランドのホテルの新規オープンを1件、リニューアルオープンを1件しましたが、台風の影響や開業遅延、システム連携の不具合等があり、収益寄与は限定的となりました。

当社グループは、ホテル運営事業へ経営資源を集中させており、今後はいかにこの領域で明確な成長を実現し、収益性を高めていくことが重要な課題となります。

(3)ハーブガーデン運営事業

ハーブガーデン運営事業では、売上は103百万円(8.8%減)、営業損失は4百万円(前年同期は2百万円の損失)となりました。
ハーブの卸売り事業は値上げ等により順調に拡大していたものの、ハーブガーデンへの来場者数の減少等により、売上減少、損失はわずかに拡大となりました。

また、上述のとおり、2023年8月に大多喜ハーブガーデンの株式譲渡をしたことにより、当事業は当四半期をもって、連結除外となります。

(4)その他事業

その他事業では、事業準備中の事業です。
このため、売上はなし、営業損失は16百万円(前年同期は16百万円の損失)となりました。

上述のとおり、その他事業として計上されているのは、①ホテル投資ファンド事業、そして②国内インバウンド送客事業となります。

また、繰り返しになりますが、これら事業は当社が注力するホテル運営事業の成長のためには重要な事業でもあるため、これら事業の推進、確立を目指すべく事業推進を進めて参ります。


当社グループの2024年3月期第2四半期の決算情報のご説明は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも、イントランスをよろしくお願いいたします。


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