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Two-Way契約ってなんぞ?(㊗河村選手契約㊗️)
メンフィス・グリズリーズとExhibit10契約を結び、プレシーズンゲームに臨んでいたでいた河村選手が、Two-Way契約を締結しました。
現役NBA選手としては身長が最も低い選手となるそうです。素晴らしい快挙ですね。
Exhibit10契約は無保証のお試し契約のようなものなので、一般的にはシーズン開始前に解雇されてGリーグ行きになるか、Two-Way契約に切り替えられることが多いです。
さて、今回は「Two-Way契約ってなんぞ?」という日本のファンの方も多いと思うので、ざっくり簡単に解説いたします。
Two-Way契約ってなんぞ?
Two-Way契約とは、NBAとその下部リーグ(Gリーグ)の両方でプレーできるハイブリッドな契約のことです。
本来、NBAチームの契約選手枠は15名なので、枠に残れない若手選手はGリーグでプレーし、アピールする必要がありました。
そんな中、ロスターに柔軟性を持たせつつも、若手選手に更なる機会を与えることを目的に設けられたのがTwo-Way契約です。
■契約条件
・NBAの経験年数が3年以内の選手のみ
・契約年数は1~2年
■試合数
・NBAの試合に出場できるのは50試合まで*
・プレーオフには出場できない(帯同は可能)
*厳密にはアクティブロスター(試合でるかもリスト)に登録できるのが50試合まで
・Gリーグの試合には制限なしで出場可
■年俸
・NBAのミニマム契約(1年目相当)の半分
⇒2024-25シーズンのミニマム契約は約$1.16M(約1.7億円)なので、Two-Wayサラリーは約$0.58M(約8,500万円)
■その他
・シーズン途中で本契約に変更することも可能(プレーオフに出場させたい場合、長期間契約を結びたい場合etc)
・Two-Way選手の給与はチームのサラリーキャップには計上されない
・シーズン中にTwo-Way契約を結べる期限は3月3日
・Two-Way選手は各チーム3名までロスターに登録可能
まだ細かい話はありますが、Two-Way契約に関する主なルールはざっとこんな感じです。
ドラフト2巡目の選手でもTwo-Way契約が多いことを考えると、ドラフト外からのTwo-Way契約がどれだけ凄いことか分かると思います。
実は元々グリズリーズのTwo-Way契約の枠は3名分埋まっていたのですが、同じPGのスコッティ・ピッペンJr.がTwo-Way契約から本契約(4年$9.6M)に変更されたことで、空いた枠に河村選手が滑り込んだ形となります。
グリズリーズはJモラントやMスマートを始め、ガード陣の層が厚いですが、今後はピッペンJrと控えPGの座を争いながら、本契約を目指すことになります。
渡邊雄太選手がTwo-Way契約やExhibit10契約から這い上がってきたように、河村選手の活躍も期待したいですね!
今回は以上となります。
これからNBAのサラリーキャップや契約ルールを勉強しながら記事をアップしていきますので、応援よろしくお願いします🤼♂️
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