失恋探し

今回は2020.1.17〜1.23の写真です。

この日は新宿で文学フリマ出展の打ち合わせをした。「一話で5人失恋させろ！」というお題でそれぞれ作品を作ることに決まった。
私は写真作品を作るので、写真で5人失恋させなければならない。1人でもだいぶ難しいと思うけど、どうしたもんかな。

土日は仕事があって写真を撮っている暇と余裕がなかったので、平日の空き時間に「失恋」を探し歩いた。でも、「失恋」はなかなかそこらへんに転がっているものではない。

この日はまた打ち合わせに神田へ行ったので、ついでに飯田橋へ足を伸ばしてみた。
あんまり写真は撮れなかったけど、「カウベル」という喫茶店がすごくよかった。読書が捗った。

一応ここでも「失恋」を探しながら撮り歩いた。受話器の外れた公衆電話は「失恋」っぽいかなと思ったけど、なかなか難しい。

いまは呉座勇一『陰謀の日本中世史』（角川新書）を読んでいる。
本能寺の変とか義経失脚とか、世の中にはびこる歴史上の陰謀論を研究者がきちんと論破する本だ。歴史を見る上で「たまたま」とか「勝者だって想定外」という視点を忘れないのって大事だなと思いながら読み進めている。そして読みやすくて普通に要所要所の歴史の流れを押さえられるのでよい。