【エッセイ】ナイトメアに吞まれて。
やっとのことで目を瞑ると、そこには混沌が広がっていた。
流れるように日常を過ごしていたある日「寝付けない」は私のもとに舞い降りた。
体は疲れていても、心がそれを否定する。
頭が回らない状態では、小さな金属の塊から発せられる音楽や映像に、ただ浸ることしかできない。
日付をまたいで、3時近くになって。
やっと目が開かなくなる。
10時寝6時起きというリズミカルな生活ができていたかつての私を切り離すかのように、睡眠の質は堕落していくのであった。
そして、待ち受けているのは、悪夢