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【エッセイ】

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エッセイのまとめ。思考の保管庫。
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2024年12月の記事一覧

【エッセイ】7倍のご褒美より、等倍の幸せを。

今年のクリスマスは、11時から始まった。 その日は、というかここ1年、寝つくのが遅いせいだ。 決まった時間に寝て、決まった時間に起きて、学校へ行く。 それができていた去年までの自分が信じられない。 加えて、眠りが浅くなったせいで、夢を見ることが日常茶飯事と化していく。 その日は、中学時代のクラスメイトにばかにされて目を覚ました。 こわばった顔で目を覚ますと、枕元にある有線イヤホンつきのスマホに手を伸ばす。 青い光が、朝8時を鮮明に映し出す。 部屋の窓から手が届く範囲にベッド

【エッセイ】再会と、不安と、安心と。

この前、高校生のときの友達数人と会ってきた。 とはいっても、私はこの春まで高校生だったので、会うのは8ヶ月ぶり。 大学生と浪人生が混じったメンバー。 もとは私も浪人生だったので、浪人組とは予備校で会ったら話すことはあったものの、クラスが違ったため「いつも」ではなかった。 中には卒業式にちょっとだけ話して、それっきりLINEすらしてない人もいた。 ついこの前まで湿気っぽくて暑さをふるっていた夏は、心地よい涼しさの秋が秋でいられる時間を奪ってしまったので、もう上着なしではいられな

【エッセイ】とめどない思考、3000の壁。

「3000文字書けない話題は、私の有象無象」 改めてnoteを始めてからというもの、私はこの思考に支配されている。 実際、私が投稿したエッセイやショートショートは、下書きの段階では3000字を超えるまで書いている。 この段階で手が止まったら投稿しない。 ただし、書き終わった後、修正で大幅に削る、または付け加えをすることがあるため、ここであなたが読む文章が原型をとどめているとは限らない。 また、つぶやきなどの機能は一切使わず、テキスト投稿しかしない。 そんな「縛り」の上に私が