ローカル路線バス乗り継ぎの旅SP 4時間×2 の感想

テレビ東京の「テレ東系旅の日 ローカル路線バス乗り継ぎの旅!極寒みちのく旅SP」を見ての感想です。ネタバレあります。これから録画やTverで見る人はご注意。
自分は路線バスについて特に詳しい訳ではないです。番組見ただけの率直な感想です。
Xを見ると面白かった、感動したという意見が多かったですが、結構否定的なことを書きます。

【2区のラスト】
高木菜那さんが率いる2区のラスト、仙台で終わるか新庄まで進むか選択を迫られ、「新庄から代行バスで酒田まで行ける」という情報を得た高木さんが新庄まで行く決断をする。
自分は見ていて「仙台にとどまった方が良かったんじゃないかなあ」と思った。理由は単純で「太平洋側の方が人口が多いからバス路線も多く残っているのではないか」ということ。それに翌日の3区のゲストが仙台在住の澤穂希さんだった(5日目のみ)。これは番組的にも3区は仙台スタートでそのために仙台に土地勘のある澤さんをゲストにしたんじゃないかと。
今回はタビリスさんの答え合わせがまだだし最終的にゴールしたので自分の考えに自信がある訳じゃないけど、番組が考えていた3区以降のルートは仙台スタートで宮城県→岩手県→青森県だったんじゃないかと。

【全体的に思ったこと】
脳筋化が進んだなと。
バス旅って情報収集して有力な情報があればそれに従い、決定的な情報がない時は地図を見て地理とかも考慮して考え抜いて進むルートを決めるっていうものだと自分は思っていた。昔の太川さんはそんな感じだったような。
しかし今回は「どうしよう全然わからない。もう、こっちでいいや!!」とか「確実にバスがある所まで何十kmでも歩く。可能なら走る」みたいなあまり頭を使っていないというか脳筋だなーって場面が多い気がした。
確かにバスの路線は減り続けていてバス旅でもだいぶ前から10kmくらい歩くのはザラ、下手をすれば20km近く歩くこともあった。ただ、急がないと次に乗りたいバスに間に合わないことが分かっているから走るなら理解できるが「次のバスの時間が分からないがとにかく急げ!走れ!!」みたいなのはバス旅の進み方としてどうなんだろう?と思った。
まあバス旅というフォーマットというかルート設定がバス路線減少で年々難しくなっているのは分かる。しかし「バスがない区間を走る」となると知力・体力両方が必要とされていたのがより体力の方を求められるようになってきてるなと。こういう進み方だと極論すればアスリートタレントを使って簡単にわかるルートだけバスに乗って、わからなくなったら次のターミナル駅まで何十キロでも走ればいいとなってしまう。番組として面白いかどうかは別として。ランスマみたいなランニングの番組としては成り立つか。

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