少し前のニュースですが、黒海における機雷戦について。事実関係が不明なところがありますが、いずれかの国が仕掛けた機雷によって第三国の民間船舶(貨物船や漁船)が被害を受けているとのことです。
2022年3月27日の記事ですが、エストニアの貨物船がオデッサ沖で機雷に衝突して沈没、爆発後、4名の乗組員が行方不明となったというもの。停泊中の機雷の爆薬が何らかの原因で係留から外れ、漂流中の本船に衝突したものと判断されたということです。ロシアはウクライナ軍が仕掛けた機雷であると主張しているとのことです。
機雷を仕掛けること自体は禁止されていませんが、係留場所の記録と通知、係留から外れた後の処理などについて、ハーグ第8条約における規則があります。
海上武力紛争法については、Westpointのブログで、豪州のDavid Letts教授が解説をしています。以下引用。