自国民の捕虜としての地位
W. Casey Biggerstaff & Michael N. Schmitt, "Prisoner of War Status and Nationals of a Detaining Power" が出ました。
ジュネーブ第3条約第4条Aに基づき、抑留国が自国民の捕虜(POW)としての地位を認める義務があるかどうかという問題。ロシアがウクライナに参加しているロシア国民を捉えた時にPOWを認めるか(あるいはその逆)という問題になります。ICRCが認めるべき、米国が認めないべきという立場をとっています。この論文は、認めないのが説得的だという立場です。
要旨の仮訳はこちら。