秘教から絵本へ~直観読書の未来図
昨年から朗読のお稽古をしている。先月は講談を学んで、神田松之丞の真似事で盛り上がった。ぺ、ぺんぺん!
綺麗な発音で朗読できれば、超難解な秘教学でも「おもしろい」と思ってもらえるだろう…という淡い期待でお稽古を始めた。目標は淡すぎて、お稽古が始まって三回目で消えたが、心身が整いエナジーが通る朗読は、聞き手だけでなく朗読者自身を癒すと実感して、やめられなくなっている。
直観読書で朗読する最初の一冊は、アリスベイリーの「新しい時代の教育」だ。その本には未来の教育制度、子供たちの心身の統合に瞑想が欠かせない理由などが書かれている。しかし日本語が難解で、朗読にふさわしいとは思えない。この難解な本をなぜ一冊目に選んだのか。
初めて秘教本を読んだとき、この本は聖者が書いたと感じた。よく「霊の存在が人間に乗り移って書かせた本」はあるが、聖者がテレパシーでタイピングさせて出版させた本は秘教本だけだ。つまり聖者の意識に、自分の意識を合わせられる珍しい本である。声に出して読んでいるうちに、自然と自分の波動があがっていくのだ。文章のエナジーが、朗読や黙読で心身に溶け込んでいく。それが、この本を最初の一冊に選んだ理由だ。
日本語が難解な「新しい時代の教育」から始まる直観読書の旅、いったいどこへ行きつくのだろうか。最終的には絵本に辿り着きたいと願っている。
最初に直観読書を思いついたとき、いずれは「子供たちに届けたい」と思った。まずは子供たちと楽しく瞑想とエナジーワークをして、一緒に絵本を読む。絵本は何がいいかな。「小さいおうち」もいいし、「ぐりとぐら」もいいな。
私の朗読に、子供たちはどんな色を観るだろうか。どんな色でも、あなたにそれが観えるなら、その色を大切にしてね…と伝えたい。
朗読のお稽古、ゆっくりのんびり続けていこう。朗読は、私にとってもう一つの瞑想法だ。
十七歳になったときに、心理学の学習がカリキュラムに加えられ、
魂の性質、及び、魂と世界魂の関係が研究されるようになる。
そして、適切な線に沿った瞑想がカリキュラムの一部になる。
しかし、ここで注意しなければならないことは、
瞑想に宗教的な意味合いを持たせる必要はないということである。
瞑想とは、マインドの客観的な傾向や外向的な衝動を阻む過程であり、
そうすることで、
マインドは主観的になり、焦点化し、直観的になり始める。
これは、何らかの科目――数学や生物学など――について
深く考えさせることで教えることができる。
教育上の実験対象である生徒を
自分の装備の意識的な所有者になるように導くことが、
新しい教育の傾向になるべきであり、
生徒には、客観的な現象と様々な関係性からなる世界へと通 じる
開かれた扉を前にして、はっきりと目を見開いて
人生に立ち向かわせるべきである。
しか も、リアリティーの世界へと通じる扉についての
知識も与えるべきである。
そうすることで、 意のままにその扉を通り抜け、
その世界で他の魂たちと関係し、
その関係をうまく進めることができるようになる。
アリスベイリー「新しい時代の教育」
★★★
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