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親や先生以外の存在が救いになること
こんにちは!Intilaqメンバーの陶山まゆらです。
先日SIA Night第1回目のオンラインイベントが開催されました。
ゲストはフリースクール「こどもの居場所ピッピ」代表の中田更沙さん。
私も教育の現場に携わっているのもあり、私なりの思いを載せたいと思います。
フリースクール「こどもの居場所ピッピ」スタート
行き場をなくした同じ思いを持つ親子の居場所があったら…
2019年5月、仙台市太白区にてこどもの居場所ピッピスタート。
オトナダチプロジェクト
私のビジョン【自分を心から「好き」と言える社会】
これをオトナダチプロジェクトで実現していく。
「親と子ども」「先生と生徒」といった縦の関係ではなく、ちょっと年上の「ダチ」。このナナメの関係が子どもたちの自信を取り戻す。
(中田更沙さんプレゼンより)
オトナダチプロジェクトでは「オトナダチバッジ」を販売しています。
これをつけていると、子どもたちの「ダチ」になれるんだそうです。
このプロジェクトを知っている子どもたちに対して「私はあなたのダチだから、安心して大丈夫だよ」という意思表示になります。
私も周りの人に配るために4つほど購入させて頂きました。
なぜなら私もとっても共感したからです。
子どもたちは年齢が小さいほど、狭い世界で生きています。
家庭や学校が世界のほとんど全てです。
私が小さかったころは近所のおじちゃんおばちゃんおにいちゃんおねえちゃんが一緒に遊んでくれたり
商店のおじちゃんおばちゃんが顔も名前も知っていてあれこれ口うるさく言われたり
地域の大人と子どものコミュニケーションが取れていたように思います。
うちの子は(私が飲み会に行きたいばっかりに)小さいうちから姉弟もろともよそのうちにお泊りさせられる経験がたくさんありました。
うちにもしょっちゅうお友だちがたくさん泊まりに来ていました。
そうすると、「ウチではこんなことするとおかあさんに怒られるけど、ここのウチでは怒られない」とか
「ウチでは朝ごはんはパジャマのまま食べるけど、ここのウチでは着替えてからじゃないとダメなんだな」とか
色んなおうちのルールを体験することになります。
そうすると、親(先生)は「ぜったいこうだ!」なんていうけど、実はそんなことないということがわかっているわけです。
たくさんのおとなと過ごすことで、価値観は多様であるということが自然と身につくのではないでしょうか。
学校に関わっていると、子どもたちの様子がよくわかります。
子どもたちにとって先生でも親でもない、なんとなく寄り添ってくれるおとなの存在が子どもたちに安心感を与えていると感じています。
自分が住んでいる地域や学校の中に、安心して話しかけられるおとながたくさんいる。
その安心感、大人(=世間)に対する信頼感を子どもたちが持つことができれば
確かに致命的な事件を防げることもあるのではないかなと思います。
*バッジを購入することで活動を応援することにつながります。(学生ボランティアさんの交通費などに充てるそうです)「オトナダチプロジェクト」のサイトから購入できます。(1個500円、送料120円)
ぜひバッジをつけてオトナダチになりましょう~
こどもの居場所ピッピHP
オトナダチプロジェクトHP
第1回SIA Nightオンラインイベントレポート(中田更沙さんのトーク)
中田更沙さんプレゼンyoutube動画(約10分)
BY 陶山 まゆら