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<SIAC4期活動報告>フィールドトリップ@宮城県石巻市(2/2)


9月21日〜22日の2日間に渡り、宮城県石巻市を拠点に地域のため・社会のためと活動している社会起業家の方のもとを巡るフィールドトリップを行いました。
フィールドトリップの様子を2本立てにてお届けします。
第2弾となる本記事では2日目(9月22日)の様子を。




▷高田慎司さん(株式会社ヤマナカ 代表取締役)


高田慎司さん

高田さんは、これからの日本の水産業に必要な国際的なトレンドに合わせた水産物をつくるために、生産者と連携して海外販路の開拓、ブランディング、環境への配慮に取り組み、三陸の水産物を世界に届け、生産から販売までを一貫させることで、水産業に変革をもたらし、持続可能な水産業の実現を目指して活動しています。
ヤマナカ HP:ABOUT | 株式会社ヤマナカ (yamanaka.co)


<視察の様子>

ヤマナカさんに到着
OYSTER PATEの熱弁の様子
石巻の自然豊かな海


<SIAC4期生の感想>

ヤマナカさんの話の中で最も興味深かったのは、脱サラ起業家としての経歴である。会社の経営が不安定だったとはいえ、退職後も定職に就かずに挑戦を続けるには、相当な精神的タフさが必要だと感じた。彼が展開している養殖事業は、安定した収益を生み出すだけでなく、地域との共生を図っており、漁業関係者やとの信頼関係を築きながら発展している点が特に印象的だった。

高田さんの講演では、自ら海外に足を運んで感じた実体験がとても印象に残った。やってみないことに何も始まらないように行ってみないと分からないことは沢山ある。まさに、百聞は一見にしかずだなと感じた。大学生活は長いようで短いものであっという間に時間が過ぎ去ってしまうものなので色々な体験をどんどんしていきたいと思う。

漁師や農家が増えるためにはどうすればいいですかと質問した際に、給料を上げればいいと返答いただきました。しかし,実際に給料を上げるためには法律やスーパーマーケットなどの仕組みの中では不可能であると考えていました。そこで、高田さんの事業を知ると日本国内だけでは狭すぎると考えるようになりました。ここでは課題解決を世界単位で考えられる視点が身についたと思います。


▷FTまとめ@Camass&学生の感想

2日目の午後からは、女川フューチャーセンターCamassさんにお邪魔してFTのまとめを行いました。
グループ活動を通してFTを通して、各自が得た自社会起業家のあり方やマインドに関して感じることを話し合い、多くの意見交換が行われていました。これから始まるPBL活動に向けての良いまとめの機会となりました。
女川フューチャーセンターCamass HP:
女川フューチャーセンターCamass (onagawa-future.jp)


<昼食&活動の様子>


<FTを通してのSIAC4期生の感想>

社会起業家さんを訪問し、僕が1番感じたことは活動原点が出会いにあること、そして人を共感させ巻き込むだけの意義をその活動に持っていることです。僕も出会いの中で生まれた驚きや違和感を大切に、その意義の深掘りと言語化をしていきたいと思いました!また、SIACのメンバーと一泊2日という時間を共に過ごし、すごく刺激を受けました。みんなの考え方や知識、志などを知り、自分の足りないことや強みは何かについて考えることができました。仲間と共にこれから活動できることがさらに楽しみになりました!

想像以上に自分が熱くなれた2日間だった。普段学校と家の往復をしているだけでは出会えないような熱い志を持った起業家さんや大学生に感化されたり、自分の無力さに気づいて悔しくなったりした。しかし、この2日間を通してとてもエネルギーをいただき、これからもっともっと頑張っていこうと思った。気合を入れて駆け抜けようと思う。

社会起業家に対しての解像度が高まった。社会課題は解決しようにも大きすぎる課題のため、一つの爆発的な事業アイデアはないと思う。だからこそ自分たちなりに課題を再認識し、一つ掘り下げた小さな課題からでも、各々の企業が解決に向けて奮闘することで、実現性が見えてくると感じた。まずは小さなところから何か始めてみようと思うきっかけになった2日間だった。何よりSIAC内の仲が非常に深まったと思う。

私が大学でやりたかったことや、考えてみたかったことの根本的な部分を見つめ直すことができた2日間でした。多くの人のお話を聞いて新たな発見があり、自分が学びたいと思ったことや考え直したいと思うことが増えました。フィールドトリップで学んだことがPBL活動にも繋がっていると感じる部分も多かったため、SIACの活動や日々の大学生活にもいい影響を与えられるように考えを深めていきたいです。

とても実りのある時間だったなと感じています。起業家さんたちの共通点相違点を見つつ、真似出来るとことオリジナルリティを比べながら整理することができました。自分が今後もし起業する時のいい参考になりましたし、ほかのメンバーと食事や会話を通して良い繋がりを持てたのでそこも良かったです。


終わりに
ここまで、2回に渡り、フィールドトリップの様子をお届けしてきました。
プログラムのキックオフから約1ヶ月経過した今、今回のFTで得た経験や知識をこれから本格的に始動していくPBL活動に活かして、どのような良いプログラムの内容ができるのか楽しみに思っています!!!


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