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<SIAC4期活動報告②>フィールドトリップ@宮城県石巻市(1/2)

9月21日〜22日の2日間に渡り、宮城県石巻市を拠点に地域のため・社会のためと活動している社会起業家の方のもとを巡るフィールドトリップを行いました。
フィールドトリップの様子を2本立てにてお届けします。
第1弾となる本記事では1日目(9月21日)の様子を。



▷古山隆幸さん(株式会社イトナブ 代表取締役)


古山隆幸さん


古山さんが代表を務める株式会社イトナブでは、「IT で生きる、はじまりの場をつくる。」をMIssionに掲げています。
プログラミングに興味を持ってもらえる「きっかけ」から始まり、「探求」にてプログラミング技術を高め、「活躍」できるまでの発射台を全世界に作るために、地域自治体・大学・高校などと連携を行い、人材育成を実施しています。
イトナブ HP:ABOUT | 株式会社イトナブ | イトナブ (itnav.co.jp)


<視察の様子>

イトナブの全体像はこんな感じ
まさかの滑り台が
chatGPTを活用したワークショップの様子
お昼ご飯のカレー&国産牛使用の焼きそば!!!


<SIAC4期生の感想>

古山さんからは、意欲的に新しいことに挑戦する姿勢と明るい雰囲気が感じられた。彼がイトナブを起業するまでのIT事業での経験は、自信と説得力に繋がっていると思う。イトナブは、IT人材の不足を解消するだけでなく、地域にITとの「出会い」を創出し、人間的な豊かさを提供している。多くの人に良い影響を与えていることは間違いない。また、事業は行政や企業を巻き込みながら発展しており、ビジネスモデルとしても持続可能性が高いと感じた。最後に、私自身も古山さんのような前向きな姿勢で新たな出会いを求め、自分の成長に向けて自らをデザインしたいと強く感じた

豊かさの定義は人それぞれ違っていて、その豊かさのために仕事をするという考え方がとても印象的でした。私は、自分の将来について考えるときにどのような仕事をしようか、自分に向いているのはどのような仕事かなどポジティブに考えることよりもネガティブに考えることが多くあります。しかし、「働く」ということに対して自分なりの「豊かさ」という観点から考えてみることも1つの選択肢であることを学びました。

出会い・学び・表現の3要素が大切と言っていたことが一番印象に残っています。その中でも、立ち止まっていても情報が少ないから、出会うことが重要ということが自分の心の中に響きました。また、育てた若者が地域の課題を解決するように考えられているのもこれからの人口減少していく中で必要だなと感じました。




▷高橋由佳さん(一般社団法人イシノマキ・ファーム 代表理事)


高橋由佳さん

高橋さんは、ローカルのよきものを継承しながら多様性を認め合うウェルビーイングな社会となることを目指しています。
「震災の時以来、エール(YELL)をいただいた石巻から、今度は風に乗せてエール(ALE)をお返ししたい。」こんな思いから、様々な人の関わりによって作られた石巻産ホップやクラフトビールが都市と地方を繋ぎ、交流のきっかけになることを願い活動しています。
ISHINOMAKI HOP WORKS HP:STORY | ISHINOMAKI HOP WORKS

<視察の様子>

ISHINOMAKI HOP WORKSでの見学の様子


旧観慶丸商店にも訪問


由佳さんにお話しいただきました


ISHINOMAKI HOP WORKS TAPROOMでの懇親会の様子


<SIAC4期生の感想>

結局行動を起こすのは自分で、信念を持つという言葉が特に印象に残っています。 また、共感するポイントを探すやコミュニケーション、一緒にご飯を食べるなど、関係性を築いていくときにどうしていたのかが分かり、これからのPBL活動に役立てたいなと思いました。

由佳さんのイシノマキファームを視察して1番印象に残ったのは、石巻という地域への愛だ。事業を始めて雇用を作る事で地域に経済的価値を生み出し、農業分野での事業を行うことで人との繋がりや達成感などのシナジー効果を生み出すことができる。地域への愛が、利益だけではなく労働環境や幸福度など多くを考える事に繋がるのではないかと思った。

ビールの製造・販売での社会的に弱い立場の人達の就労支援をしていることに加えて、農業体験のプログラムも行っていて、私が思っているような社会課題とビジネスのバランスが上手く取れている社会起業家さんだなと感じました。また、自分のできないことは周りの人に助けを求めて巻き込むことが大事という言葉がとても印象に残りました。


終わりに

フィールドトリップの様子は、全2回に分けて記事にしています。
本記事では、1日目に学生たちが訪問した場所と学生の様子や感想をお伝えしました。
第2弾では、2日目の様子+フィールドトリップを通じての参加学生たちの学び・気づきをお伝えしていきます。ぜひ、ご覧ください!

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