<SIAC3期活動報告⑧>最終報告会「キックオフ第2幕」
2024年2月3日をもって、昨年9月から6ヶ月間に渡って学びと実践を重ねてきたSIAC3期生の活動は終わりを迎えました。
本記事では、当日の様子をお届けします。
はじめに、主催者挨拶として、仙台市経済局イノベーション推進部スタートアップ支援課長の酒井宏二さんよりご挨拶をいただきました。酒井さんからは、6ヶ月間活動を続けてきた学生に対する労いの言葉と仙台市がこの活動を応援する意味についてお話をしてくださいました。
つづいて、運営者挨拶として、一般社団法人 IMPACT Foundation Japan 代表理事の竹川隆司より「君たちは東北×ソーシャルで何を学ぶのか?その先にどう生きるか?」を演題に、自身のこれまでの歩みや震災以降東北でのフィールドワークを行なってきたハーバード・ビジネススクールの学生たちのエピソードなどを織り交ぜつつ、これからNext Stepに向かっていく学生たちに向けたはなむけの言葉を送りました。
その後、学生たちによるの最終報告が始まりました。
最終報告では、およそ3ヶ月に渡って活動を行なってきた社会起業家のもとでのPBL活動の報告をチームごとに行っていきました。
最終報告#01:「クラシノガッコウ月とみかん」チーム
トップバッターは、『クラシノガッコウ月とみかん』チームで活動をしてきたメンバーです。
このチームは、『クラシノガッコウ月とみかん』代表の大場美奈さんのもと、福島県広野町で活動を行ってきました。
PJテーマは、
発表では、PJテーマに向き合ってきた議論の軌跡、また、大場さんの事業や広野町の住民の方に対する理解を深めるべく2回に渡り調査訪問を行ってきたことが盛り込まれていました。
そして、そんな議論を経て、チームとしての実践として、みかんの香水や地域カルタづくりなどをテーマとしたイベントを開催したこと。また、振り返りとして、仮説の検証や活動の満足度についてのアンケート結果についての報告も行っていました。参加していただいた方々から満足度の高い評価をいただいたとのことでした。
最終報告#02:「AKIU SCHOLĒ」チーム
2番手は、『AKIU SCHOLĒ』チームで活動してきたメンバーです。
このチームは、『AKIU SCHOLĒ』代表の伊藤真結さんのもと、宮城県仙台市秋保で活動を行ってきました。
PJテーマは、
発表では、なぜ中高生は生きづらさを感じているのか?や今の中高生が抱えている課題とは?といった問いを議論の入口に、チーム内やAKIU SCHOLĒに来る学生との対話を進めてきたこれまでの軌跡についての話がありました。
また、議論を通じて出てきた本質的な課題の仮説や解決案をもとに、現役の高校生に向けたアンケートを実施。今後、アンケート結果を取りまとめ、学校の教職員向けに生徒の現状紹介と対話のためのマニュアルを作成していくという展望が語られていました。
最終報告#03:「Hito Reha」チーム
3番手は、『Hito Reha』チームで活動してきたメンバーです。
このチームは、『一般社団法人 Hito Reha』代表理事の横山翼さんのもと、宮城県石巻市で活動を行ってきました。
PJテーマは、
発表では、障がい児とその家族に焦点を当て、その内部環境・外部環境の観点から課題の本質を思考してきたチームの議論の軌跡や障がい児を育児している母親の不安についてのヒアリング結果が紹介されていました。
そして、障がい児の人生を題材にした人生ゲームをWSの形で実施。参加していただいた方々からは「知見が広がった」や「普通に生活しているだけではわからなかった」などの意見をいただいたとのことでした。
発表が終わると、仙台市から修了証書が一人一人に贈られました。
| 午後の部(アルムナイ発表/メンターコメント)
学生たちの発表の後は昼食を挟み、午後の部としてSIACアルムナイによる発表とWS、3ヶ月間に渡り学生たちに伴走いただいた社会人メンターさんによる学生たちへのはなむけの言葉がありました。
▷ SIACアルムナイ発表&WS
SIACアルムナイ発表では、SIAC2期生の鈴木さん・有住さんから、自身のこれまでの活動について発表がありました。
発表後には、鈴木さん・有住さんそれぞれの現在の課題やこれからの展望についての問いをベースにディスカッションを行いました。
▷ 社会人メンターさんによる学生たちへのはなむけの言葉
そして、SIACプログラムの締めくくりとして、3ヶ月間に渡り学生たちに伴走いただいた社会人メンターさんにより学生たちへのはなむけの言葉をいただきました。
| 学生たちの感想
以下、参加学生の感想です。
| 事務局あとがき
6ヶ月間という長いようで短い期間の中、学生たちは、学校に部活にバイトにと忙しい日常を過ごしながらも、このSIACプログラムを最後まで走り切ることができました。
活動の中では、チーム内での意見の相違や実践に向けた動きの中でのトラブルなど、様々な壁にぶつかってきました。なかなか前に進めず、時にモチベーションが下がったりもしていたことでしょう。
ですが、こうやって無事に終わりを迎えることができた学生たちは、次のステージに立つために必要な実践知が得られたと思います。
これにてSIAC3期生の活動は終わりになりますが、参加してくれた学生はこれから夢に向かってどんどん進んでいくので、どうか応援よろしくお願いいたします。
学生事務局 片岡
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