R3年度からスタートした仙台市主催の大学生向けアントレプレナーシップ醸成プログラム「Social Innovation Accelerator College(通称:SIACプログラム)」。
2期目となるR4年度プログラム(実施期間:2022年9月〜2023年2月の6ヶ月間)が終了しました。
今年度の活動を振り返りながら、SIACプログラムの趣旨や内容をお伝えできればと思います。次年度もよりプログラム内容に磨きをかけプログラムを実施していければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
1. SIACプログラムとは
SIACプログラムは、“東北”の“ココロイキルヒト(=社会起業家)”というロールモデルに触れ、東北という地域・東北が抱える社会課題への理解を深め、自分ごととして考え(自分自身のありたい姿-Beingを内省し)、次の一歩を踏み出していくことを目指す、6ヶ月間の大学生向け『東北版・アントレプレナーシッププログラム』です。
※本プログラムは、仙台市「令和4年度ソーシャル・インパクト加速化事業」として実施しました。
▷SIAC HP:https://siac-sendai.mystrikingly.com
2. 活動の内容
(1)参加者について
宮城県内外5大学13名の大学生が参加しました。
(2)活動の概要
大きく下記の3テーマでの活動(全34回)を実施してきました。
各活動内容詳細は下記3-1〜3-3をご覧ください。
☑︎東北の社会起業家のもとでの実践型プロジェクト
☑︎東北の社会起業家の取材・発信
☑︎フィールドトリップ/各種WS/最終報告会イベント
(3-1)活動内容①:東北の社会起業家のもとでの実践型プロジェクト
東北の社会起業家を深く理解し、同じ目線に立ち、「社会課題をビジネスで解決する」を考え、受入先社会起業家が抱える事業課題の解決等に向けた具体的アクションをしました。
▷実践型プロジェクトHP:
https://social-innovation-accelerator-college.mystrikingly.com/jissen
(3-2)活動内容②:東北の社会起業家の取材・発信
東北の社会起業家(12名)の元に訪問し、起業家の想い・活動内容を取材し記事を執筆 。東北をソーシャルの文脈から切り抜きその世界観を噛み砕き「共感の輪を広げる」を実践しました。
(3-3)活動内容③:フィールドトリップ/各種WS/最終報告会イベント
「社会起業家とは?」といった基礎講座から学びの内省に係る講座(VisionWSやBeingWS)、東北のフィールドを直に巡り学ぶフィールドトリップ、プログラムの活動・学びを広く発信する最終報告会イベントなどを実施しました。
3. 参加者の声
4. 次年度に向けて(事務局総括)
事務局チームも、6ヶ月間、試行錯誤しながら、大学生たちと共に活動を行なってきました。そこでの気づき・学び、そして、次年度に向けての可能性についてのコメントを。
SIACプログラムの趣旨は、”アントレプレナーシップ”を参加する学生のみんなに持ってもらおう!というものです。
(いわゆる、アントレプレナーシップ教育という括りのプログラムです。)
“アントレプレナーシップ”は起業家精神と訳されるわけですが、私たちはこの本質を「事業を起こすこと(起業)(=What)」ではなく、「自分自身の人生に対してオーナーシップ(自分軸)を持つこと(=Why)」と捉えています。その結果(手段・選択肢)として、起業・社内起業・事業承継・ライフワークとしての団体運営などなどが出てくるのだと。
そして、そんな“アントレプレナーシップ”を持ち実際に行動している方々こそ、
半年間に渡り、取材やチーム活動などを通して関わっていただいた社会起業家のみなさんであるわけです。
東北の社会起業家というロールモデルと共に考え・行動するという『外の世界』での実践体験を通じて感じた”学び・気づき・モヤモヤ”を『内の世界』に持ち帰り、自分自身の人生に対してオーナーシップ(Being-ありたい姿)を持ちNext Stepへと繋げていただけたいという考えの元運営を行なって来ました。
今回、プログラムを通じて参加学生の皆さんが触れてきた様々な社会課題。
教育-若年層の自殺問題/福祉-障害児者を育児する母親の問題/共生社会-地域コミュニティの衰退などなど。
これらは、必ずしも、馴染みあるor関心のあるものではなかったかもしれません。
また、たった6ヶ月の活動を通じて、これら社会課題を解決できたのかといえば決してそんなこともないわけです。
では、この活動にどんな意味があったのか?
私たちは、3つの意味があると考えています。
(想いも込めながら綴っていきます。)
2期生のNext Stepを楽しみにしつつ、3期目に向けたプログラムの企画も進めていますのでお楽しみに〜!