思ったこと。

先日僕が出演した旅番組が放映された。
渡航したのは5月の終わり頃だったので、今回自分で見て懐かしく感じた。
内容に関してはここに書かないけれど、向こうで会った人たちのことを思い出した。
キルギスで見た景色は本当に素晴らしく、どこまでも続く山々、道、街で会う人々とその生活はしばらく忘れていた幸せを思い出させてくれた。
あの広大な自然の中で一人で走る中、自分の存在の小ささ、そして無力さを感じた。それでも生きている幸せを感じた。
そして、次の街なんて全く見えない中、走り続けて見えてくる街、そしてそこにあった人間のつながりを感じて僕は改めて人といる温かさを知った気がする。日本にいると孤独なのか孤独じゃないのかよくわからなくなる。
そんなことが日本では多くなり過ぎた気がする。
孤独なのか、孤独じゃないのか、余裕があるのかないのか、わからなくなり過ぎて実感が湧かなくなって不幸に感じていたのかもしれない。
一人になるということはすごく大切なことな気がした旅だった。
思い返すと大学進学で家を出た時に似ているかもしれない。
見知らぬ土地に行ってそこで人と関係を作り自分の人生を創っていく。その過程が豊かなもの、幸せなのかもしれない。
これを突然誰かに与えられてもなんか全く幸せそうな気がしない。


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