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副業を始める前に知っておきたいこと


副業コンサルタントの武中です。

昨今、働き改革が政府主導で進められています。
「副業」というワードもその改革を推し進める中から広まってきたワードです。

そうなると、「なになに、副業?儲かるの?やってみるか・・・」みたいなノリでプチ流行に乗り遅れるなの勢いで始める方もいらっしゃいます。
そのフットワークの軽さ、行動力は素晴らしいのですが、副業って何?
ここを少しだけ知ってから始めることが肝要です。
今日はそんな内容です。

いま現在、何かしらの副業をすでに行っている人はどれぐらいの割合だと思いますか?


答えは270万人です。

本業があり、副業活動している人は
実はたったの4%程度の割合です。(バイトの掛け持ちは含みません)

ただし、副業をしたいという希望者は400万人を超え今後も増加していくと予想されています。
何が言いたいかというと・・・

先行者特権を狙うなら今です。

今後、副業紹介や副業アナリストなどの今はまだ存在しない副業に関係した職業が生まれるかもしれません。。
はたまた、副業に関する法規制、納税義務や源泉徴取などの税制改革などが発生するかもしれません。
ブルーオーシャンな副業業界にも、人や仕事の枠、お客様の取り合いなどの激しい競争世界が押し寄せるかもしれません。

始めるなら早いに越したことはありません。
いつの時代も成功者は先行者特権という条件の中から生まれやすいのです。
追従するものの中から成功するには人の何倍も苦労する覚悟が必要です。

実際、私が所属する協会の認定講師もここ1年で数名が認定されました。
いまはまだ大丈夫ですが、理解将来、数名の講師が月1回のセミナー開講を取り合うことが予想されます。
今なら何かしらの対策も打てるというものです。

さて、その副業ですが、副業だからこそ働く時間とその内容には本業以上に注意が必要です。
とりあえず副業を始めたという人にありがちな認識不足です。
「やってみたら、結構しんどいぞ」という人が多いのです。

副業を行っている270万人のうち、約半数弱の人は1週間の副業労働時間は10時間以内となっています。
正直それぐらいがちょうど良いと思います。
月~金曜日にかけて1日90分間働くと、それだけで7.5時間になります。
土日に少し働くだけで10時間に到達します。
10時間以内に留めましょう。これが目的ではありません。
本業との兼ね合いやモチベ―ションの継続、体調管理や家庭生活も大切にするという全てを叶えると、週10時間以内はすごく現実味がある負荷です。
逆に副業人口の約40%の人は週10~40時間を費やしています。
その目的はさまざまですが、内容にも満足し、充実感があればこそ可能な時間ではないでしょうか?


副業の目的として1番多いのは、やはり所得を増やす目的が50%以上の割合を占めています。

これらの傾向は、副業においても会社員のように自分の時間を切り売りしながら稼ぐスタイルが主流という傾向が強いことを示します。
副業には所得を増やす柱としての目的もありますが、副業だからこそという側面を考えたいものです。

本業とはまた違った経験やスキル、人との関係を構築できるチャンスです。
これは本業にもきっとプラスになるに違いありません。

また、一定数の割合で転職や独立、将来の起業に備えて副業を開始する人もいます。
私などは最初そんなことは全く考えていなかったのですが、副業の成長と共に考え方も成長し起業という選択肢を選ぶようになりました。
将来は何が起こるか分かりません。
私の妻は学校関係の仕事を退職したことを機に、私が始めた輸出物販副業の手伝いをはじめ、今ではそれで開業届まで提出し個人事業の代表として起業しています。
私はその個人事業の経理を手伝いう副業をして楽しんでいます。

中には副業はじめに律儀に開業届を出す人もいて、そういう人目当てに開業前後の経理業務をお手伝いするサービスも生まれています。
特に開業前後は専門的な仕訳や普段あまり使わない勘定項目を使用した経理業務や専門的な資金管理が必要なところもあって
なるほどニッチなマーケットを突いています。
簿記3級程度の知識でもどうにかなるものですが、外注化するのも賢い選択です。

メリットがあればデメリットも認識しておきましょう。
当然、労働時間の確保が難しくなることは予想されます。
最悪なのはそれが本業に影響することです。
業務負荷、時間管理の能力はやはり求められます。
寝不足や疲労困憊で副業を進めることは絶対に避けたいところです。
ましてや、副業時の事故やケガなどは保険の適用外になることもあり、
なにより、本業も副業もできなくなり、自分も周りも迷惑を被るリスクとなります。
副業とは言え、自分の安全と健康の確保は絶対条件です。

一般的な考えをここまで書き記してきましたが、
個人的な考えを含めてポイントをまとめます。

ビジネス起業時の大原則「小さく始めて大きく育てる」の前半を地で行く必要があります。
・週10時間以内で始める
・積極的にスキルやノウハウ、人脈を広げる
・健康と安全を確保する

そして何より楽しんでやる事が継続の秘訣です。
その道は将来の起業に繋がっているかもしれないのですから。


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