プリンタはどう選ぶ?
毎年、年末が近づくと年賀状の作成にあわせてか、プリンタの新製品がいろいろと発表されます。
最近はキンコーズのようなサービス拠点やコンビニでもデータのプリントアウトができますが、自宅にプリンタがあるとやはり便利です。
必要なサイズは?
デザイン系でがっつり仕事で使うのであれば、A3ノビが印刷できるモデルが理想です。
A3ノビというのは、A3の用紙(297ミリ×410ミリ)にある程度の幅をプラスして、余白が出ないように印刷できるようにしたサイズです。なので決まった規格はありません。自宅に置けてA3ノビまで印刷できる機種もけっこう安くなりました。ただコンパクトになったといっても20キロくらいはあるので場所は選びます。
そこまで仕事で使うわけではないのであれば、A4まで印刷できる家庭用のプリンタでもそこそこ役に立ちます。
ちなみに私がいま使っているのはEPSONのインクジェットプリンタの旧機種の複合機です。
印刷方式の選択
家庭用のプリンタは大きく2種類に分かれます。レーザープリンタとインクジェットプリンタです。
レーザープリンタは粉状の色材(トナー)を吹き付けた感光体(トラム)を用紙に押し付け、熱で定着させます。これはコピー機の原理と一緒です。
インクジェットプリンタは、インクを用紙に吹き付けて印刷します。
レーザープリンタかインクジェットプリンタのどちらがよいかについては、
・コントラストの表現が秀でている
・消費電力が少ない
・レーザーに比べれば遅いがそこまで作業に支障はない
といった特徴から、印刷量が相当多いなど何か特別の理由がなければインクジェットのほうが無難と思います。
キヤノンのプリンタを使っていた時期もあるのですが、EPSONにした理由は結構単純でした。キヤノンのプリンタの発色はキヤノンのカメラに最適化されていると聞いていて、メインで使っているカメラがニコンだったからです。
印刷品質以外のポイント
いま使っている機種はわりあい“当たり”だったと思っています。
そのいちばんの理由は、インクが手に入りやすいこと。
そこそこの人気モデルだったので、純正カートリッジはだいたいどこの店舗でも置いてあり、また互換インクも豊富です(最近は100円ショップですら互換カートリッジが入手できる形式です)。
もっとも、使用した場合にメーカー保証がきかなくなる可能性がありますし、実家のプリンタがエラーを起こしたことがあるので、互換カートリッジの使用は基本的にはおすすめしません。
前に有名メーカーではないサードパーティーのプリンタを安さにつられて買ったことがあります。本体は激安レベルだったのですが、インクのカートリッジが割高だったことと、何より置いてある店があまりありませんでした。
消耗品の豊富さを考えると、主要メーカーを選んだほうが間違いないです。
通販で入手できるとしても、だいたいプリンタのインクが切れるときは、「今日中に印刷したい」タイミングだったりするので、さっと店まで走って買えるかどうかは結構重要です。