高卒からプログラマーになる方法｜学歴に関係なく成功する学習法と就職術
プログラマーを目指したいけれど、学歴が高卒のため不安を感じている人向けに、高卒未経験者がプログラマーを目指すための学習方法や就職するための方法を解説。さらに、高卒からプログラマーとして就職に成功した人の実例も紹介します。
なお、高卒未経験からプログラマーを目指したいなら、無料のプログラミングスクールプログラマカレッジがおすすめです。
1. 高卒でもプログラマーを目指せる理由
「高卒でもプログラマーを目指せるの？」「大学や専門学校を卒業しなければ難しいの？」と不安の方もいるでしょう。結論から言うと、プログラマーは高卒でも目指せる職業です。ここでは、高卒でもプログラマーを目指せる理由について詳しく解説します。
1-1. IT業界の人手不足
IT業界は急速な技術革新に伴い、新しいサービスやシステムの需要が増加しています。そのため、エンジニアやプログラマーの人材不足が深刻化しており、学歴にこだわらずスキルや実務経験があれば採用したいという企業も増えています。
さらに、未経験者や高卒者を対象とする場合、入社時点でのスキルが不足していても、その後の成長に期待する「ポテンシャル採用」を取り入れている企業も少なくありません。
そのため、高卒であってもプログラマーを目指せるのです。
1-2. 意欲を評価する企業の増加
IT業界は、学歴よりも実際に何ができるかが重要視される業界です。特にプログラミングは結果がわかりやすいため、自ら学びスキルを身につける意欲や、自分で作った成果物を示せるかどうかが評価されます。
特にスタートアップや中小企業では、高い学歴よりも「やる気」や「成長意欲」を持った人材が重宝される傾向にあります。
1-3. プログラミングを学べる環境の充実
近年、プログラミングを学べる環境は非常に充実しつつあります。ProgateやUdemyなどのオンライン学習プラットフォームに加え、無料の学習ツールにより独学でプログラミング学習を始めるハードルが下がりました。
また、未経験者向けのプログラミングスクールや学習コミュニティも充実しており、高卒の方でも自分に合った方法でプログラミングを学びやすい環境が整っています。
2. 高卒でプログラマーを目指して失敗すると厳しい現実も
プログラマーは高卒でも目指せる職業です。しかし、高卒でプログラマーを目指したにも関わらず就職に失敗してしまうと、厳しい現実があるのも事実です。ここでは、高卒でプログラマーを目指して失敗した場合のリスクについて詳しく解説します。
2-1. 大手企業への就職が大卒者より難しい場合がある
大手企業の多くは、採用基準として「大卒以上」を求めています。企業が大卒以上の人を求める理由としては、新卒一括採用の文化や、学歴を一定のスクリーニング基準として活用している事が考えられます。
そのため、高卒者は書類選考の段階で不利になってしまうケースがあるのです。
ただし、高卒だからといって絶対に大手企業に就職できないというわけではありません。最初に入社した企業で実務経験を積み、実績をアピールできるようになれば、中途採用で大手企業に転職できるチャンスはあります。
2-2. 大卒や専門卒と比較して年収が低い傾向がある
統計的に見ると、一般的に大卒者や専門卒の人に比べて高卒者は賃金が低い傾向があります。
学歴別の平均賃金を以下の表にまとめました。
高卒 ：28万1,900円
専門卒 ：30万200円
大卒 ：36万9,400円
大卒者は高卒者よりも4年間長く学校に通うため、専門知識を有していると判断され、賃金が高くなる傾向があります。
ただし、スキルを磨いてキャリアを積めば、高卒者でも実力次第で年収を上げることは可能です。特にフリーランスや実力主義の企業では、学歴に関係なく収入を上げやすい環境もあります。
あくまでも、統計上のデータとして頭に入れておくとよいでしょう。
2-3. 自己学習が必要
高卒からプログラマーを目指す場合、基礎的なIT知識やプログラミングスキルを独学で学ばなければなりません。
大卒者の場合には大学でコンピューターサイエンスを学ぶ機会がありますが、高卒者にはそうした環境がないため、自ら情報を集めて勉強する必要があるのです。
オンライン学習サイトやプログラミングスクールを活用することで学習のハードルは下がりますが、継続的に学ぶ姿勢が重要になります。
3. 高卒未経験者がプログラマーを目指すための学習方法
高卒者がプログラマーを目指すことは可能ですが、就職に失敗してしまうと上記のように厳しい現実が待っています。
だからこそ、スキルを身につけるための学習方法は非常に重要です。正しい手順で学習を進め、スキルを身につけてプログラマーとして就職できれば、華やかなキャリアパスを進める可能性もあるでしょう。
ここでは、高卒未経験者がプログラマーを目指すための学習方法について、詳しく解説します。
3-1. 独学でプログラミングを学ぶ
プログラミングは独学でも身につけられるスキルです。費用をおさえつつ、自分のペースで学習できる点がメリットといえるでしょう。
一方で、独学の場合には不明点が出てきても解決できないケースがあります。問題を解決できないままにしておくと学習を進めても理解できず、挫折してしまうケースもあるでしょう。
まずは独学で学習を始めてみて、困ったらプログラミングスクールを活用するというのもひとつの方法です。
独学は、以下の手順で進めるのがおすすめです。
✓ 目的を決める
まずは、プログラミングを学ぶ目的を明確にしましょう。一言でプログラマーといっても、分野によって使用する言語はさまざまです。IT業界について調べたうえで、どの分野で働きたいかを考えてみてください。
例えば、Web開発の分野で働きたいのであればHTMLやCSS、JavaScriptといった言語を学ぶ必要があります。また、バックエンド開発がしたい場合には、PythonやRubyを学ぶとよいでしょう。
自分がどのようなプログラマーになりたいのか、その分野で働くにはどのような言語が必要なのかを調べ、学習の方針を決めてみてください。
✓ プログラミング学習サイトを活用する
プログラミングを初めて学ぶのであれば、まずはプログラミング学習サイトを利用してみるのがおすすめです。
学習サイトの中には、初心者向けのカリキュラムを無料で始められるサイトもあります。また、スマホサイトもあるため、移動時間などのちょっとした空き時間でも学習しやすいでしょう。
スライドや動画などさまざまな学習教材が用意されているため、いろいろなサイトを試して自分に合うサイトを選んでみてください。
無料の学習サイトや学習アプリについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
✓ 初心者向けの書籍を活用する
学習サイトを利用しながら、さらに初心者向けの書籍も活用すると、効率よく学習を進められます。
書籍を使うと基礎から体系的に学習を進められるため、学習サイトだけではきちんと理解できなかった部分を補完できる可能性があります。
さらに、学習サイトを進めていてわからなかった部分でも、書籍を見れば解決できる可能性もあるでしょう。
おすすめの書籍については、以下の記事で詳しく紹介しています。
3-2.プログラミングスクールを活用する
効率良くプログラミング学習を進めたいのであれば、プログラミングスクールの活用がおすすめです。
プログラミングスクールを活用すると、未経験者でも学びやすいカリキュラムで学習を進められます。さらに、不明点があれば講師にすぐに質問できるのもプログラミングスクールのメリットです。
ただし、プログラミングスクールに通うには費用がかかります。支払った費用をどの程度の期間で回収できるのかについても考慮しながらスクールを選びましょう。
✓ 高卒から通えるおすすめのプログラミングスクール
プログラミングスクールは、多くの場合学歴を問わず受講できます。そのため、高卒者でも受講が可能です。
ただし、スクールによっては高校生は受け入れをしていない場合もあります。卒業前にプログラミングスクールに通いたい場合には、気になるスクールの受講条件を確認してください。
また、他にも受講条件が設定されている場合があるため、事前にしっかり確認したうえで目的に合ったスクールを選びましょう。
おすすめのスクールは、次の4つです。
プログラマカレッジ：完全無料で資格も取得できるスクール
ゼロスク：言葉遣いやマナーなどの基本も学べるスクール
テックキャンプ：オリジナルアプリの開発経験が得られるスクール
侍エンジニア：基礎学習から実践スキルまで幅広く学べるスクール
以下の記事では、おすすめの無料プログラミングスクールについてさらに詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。
無料のプログラミングスクール”プログラマカレッジ”の学習コース
プログラミングスクールを利用したいけれど、高額な授業料を支払う余裕はないという場合には、無料のプログラミングスクールを活用するとよいでしょう。ここでは、例としてプログラマカレッジのプログラミングコースについて紹介します。
プログラマカレッジは、無料でプログラマーを目指すためのスキルを身につけられるスクールです。事前の知識がなくても、パソコンとインターネットの経験があれば、学習をスタートできます。
プログラマーコースでは、HTMLやCSSといったWeb制作に欠かせない言語や、JavaやRuby、JavaScriptなど需要の高い言語を学べます。
平日5日間コースと個別フリーコースに分かれており、各自の都合に合わせて学習時間を選択可能です。研修前後には、動画やテキストなど自分に合った教材を使いながら予習・復習ができます。
さらに、受講生が全員Oracle社がプログラミング言語Javaの技術レベルを認定する資格 「Oracle Certified Java Programmer Silver SE11」を取得してから就職活動を行っているのも特徴です。受験料はプログラマカレッジが負担するため、資格を取得してから就職活動を始めたい方にもおすすめです。
↓実際のプログラマカレッジの体験記も紹介しています
4. 実例紹介：高卒からプログラマーとして成功した人たち
プログラマカレッジの卒業生の中には、高卒からプログラマーへの就職に成功した人も多くいます。実際にプログラマーとしての就職に成功した卒業生の例を紹介します。
4-1.【卒業生の声：石井さん】「漠然とした夢だけがあった」「パソコンも得意じゃなかった」高卒・運送会社勤務がゼロからのプログラマー転職
僕自体が完全に全くの異業種からの転職で、そもそもプログラミング経験がゼロからのスタートだったんですよね。だから今後、経験を積む中で同じように未経験出身の方が現場にいたら、僕が率先して引っ張っていけるような存在になりたいですね。エンジニア業界に対しては、厳しい業界というイメージを持っている人も多いと思いますし、実際「まだまだコードとかが全然分からない」レベルの人には大変な環境だろうとも思います。でも、それだけじゃなくて「楽しいよ！」ということを伝えたいです。
4-2.【卒業生の声：佐藤さん】「パソコンの使い方すら分からなかった」高校中退・派遣男性が正社員プログラマーになるまで
僕はテクニカルサポートの仕事をしていたので、プログラマカレッジで学んだ内容に加えて、テクニカルサポート及びデータベース周りについて、他の受講生よりは多少知見があると考えていました。それらの内容を、もしかしたら就職活動にも活かせるかもしれないとも思っていました。
ただ、正直なところ「運が良ければ評価してくださる会社もあるかもしれないなあ」くらいの感覚だったんです。高校中退から派遣で働いていて、正社員経験はもちろんパソコン経験も「日が浅い」のは事実です。
そのため、自分のこれまでのキャリアを全然評価されない可能性だってあると思ってました。
けれど就職活動を始めてみると、自分が思っていた以上にテクニカルサポートに携わった経験を評価していただけたなと感じています。正社員プログラマーを目指しての転職活動を通じ、自分に対する自信が深まりました。
4-3.【卒業生の声：太田さん】工場勤務からプログラマへキャリアチェンジ。仕事と両立しながら自分のペースで勉強し、就職も資格取得も達成しました
【Q】高校で情報系の分野を勉強していたとお聞きしましたが、その時点ではプログラミングに興味は抱いていなかったのですか？
高校で教わったプログラミングは楽しかったですし、好きな授業でしたが、高卒の自分がIT業界で働くことは難しいんじゃないかなと勝手に自分で決めつけていたんです。でも、友人が大学を辞めてまでチャレンジしようとする姿を見て、僕も頑張ればIT業界で働くことができるんじゃないかなと思い、プログラミングの学習を始めました。
【Q】ご友人の決断に、心を揺さぶられたのですねそうですね
そうですね。心にしまいこんでいた気持ちを奮い立たせてくれた友人には本当に感謝しています。友人の勧めもあって、プログラマカレッジで勉強をスタートさせました。プログラミングの勉強を一人で全てやることは難しいだろうと思っていたので、無料で受講できるプログラマカレッジの存在はありがたかったですね。
5. 高卒でプログラマーとして就職する方法
高卒でプログラマーとして就職するためには、事前の準備と求人の選び方が非常に重要です。ここでは、高卒でプログラマーとして就職する方法を紹介します。
5-1. プログラマーに求められる知識とスキルを習得する
プログラマーには、次のようなスキルが求められます。
・プログラミングスキル
・デバッグスキル
・論理的思考力
・コミュニケーションスキル
・情報収集スキル
デバッグスキルや論理的思考力は、プログラミングを学習することである程度身につけられます。プログラミングスキルを身につける方法は「高卒未経験者がプログラマーを目指すための学習方法」の項目を参考にしてください。
コミュニケーションスキルを身につけるためには、話がうまいと感じる人を観察してみるのがおすすめです。また、情報収集スキルを身につけるためには、コミュニティに参加してみるとよいでしょう。
プログラマーに必要なスキルとそれを身につける方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
5-2. ポートフォリオを充実させる
ポートフォリオとは、自分の作った作品をまとめた「作品集」のようなものです。就職活動時にはポートフォリオを提示することで、自分がどの程度のスキルを持っているか、面接官に示せます。
ある程度プログラミングスキルを身につけたら、実際にプログラムを組んで作品を作り、ポートフォリオを充実させましょう。できるだけたくさんの作品を掲載しておくと、評価してもらえる可能性が高まります。
プログラマーのポートフォリオの作り方について、詳しくは以下の記事で紹介しています。
5-3. 未経験OKの求人を狙う
IT業界には、未経験者を積極的に採用する企業も多くあります。求人サイトなどで絞り込みをかけると未経験OKの求人が表示されるため、そうした企業を中心に応募する企業を探してみてください。
未経験OKの企業は人手不足な可能性が高く、就職しやすい傾向にあります。また、未経験者の採用を前提としている企業では、研修体制が整っているケースも多いため、就職してからも安心して働ける可能性が高いでしょう。
5-4. 自己学習をアピールする
未経験からプログラマーを目指す場合、持っている知識やスキルだけでなく、どのように学習したかも重要なポイントです。どのような働き方を目標に、何を学習したのかアピールできるよう準備しておきましょう。
特にポテンシャル採用の場合には、今持っているスキルよりも今後どれだけスキルを伸ばせるかが重視されます。志望動機や自己PRの中でこれまでの学習をアピールするとともに、これからも学習し続ける意欲があることを伝えましょう。
プログラマーの志望動機の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
5-5. 転職エージェントを活用する
未経験でIT業界への転職を目指す場合、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントを利用すると、条件や希望に合う求人を紹介してもらえるだけでなく、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートも受けられます。
特に高卒者の場合、転職エージェントを利用すると実際に高卒者をプログラマーとして多く採用している企業を紹介してもらえる可能性があります。効率よく就職活動を進めたいのであれば、転職エージェントを活用してみてください。
✓ 未経験からの就職率98.3％｜高卒未経験からプログラマーを目指すならプログラマカレッジがおすすめ
高卒からプログラマーへの就職を考えているのであれば、就職支援付きの無料プログラミングスクール、プログラマカレッジがおすすめです。
企業ごとの面接対策やキャリアカウンセリングも、1対1で就活のプロ（アドバイザー）が対応します プログラマカレッジ 就職サポート風景
98.3％と高い就職率を誇っており、スキルを身につけて確実に就職を目指したい方には特に適したスクールです。
IT業界はスキルが重視される業界でもあります。スキルを身につけておけば学歴は問題視されないケースも多いため、ぜひ選択肢のひとつとして検討してみてください。
プログラマカレッジでは、プログラミングを始めとしたITスキルを無料で学べるだけでなく、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策といった就職支援を実施しています。
プログラマーの就職先ってどんな企業？プログラマカレッジの就職先も公開
プログラマカレッジの卒業生が就職した企業の割合は次の通りです。
もっとも多い就職先は、SIer向け常駐型のSES企業です。システム開発会社から依頼を受ける元請け企業の2次受け・3次受けで業務を行っている企業のことを指します。
2番目に多いのがWeb自社サービス向け常駐型企業です。Web開発の案件を請け負います。
そのほか、Web系受託（社内持ち帰り型）開発企業やWeb自社サービス企業に就職する人もいます。
プログラマーの就職先については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
6. 高卒の学歴にとらわれずキャリアを築くためのマインドセット
高卒という学歴にとらわれずにキャリアを築くためには、適切なマインドセットに基づいた行動が欠かせません。ここでは、高卒者がキャリアを築くために必要なマインドセットとはどのようなものか、くわしく解説します。
6-1. 高卒と大卒の違いを埋めるスキルの磨き方
高卒と大卒の違いを埋めるためには、大卒者が4年間大学に通って身につけたのと同じくらい、スキルを磨かなければなりません。高卒と大卒のスキルを埋めるためには、次のような行動をするとよいでしょう。
✓ 自己学習を続ける
プログラマーとして就職できたとしても、そこがゴールだと思ってはいけません。IT業界は進化が早い業界です。そのため、常にトレンドをキャッチアップしておきましょう。
また、多くのスキルや知識を身につけることで仕事の幅が広がり、経験を積みやすくなります。そのため、就職後も学習を継続する姿勢が重要です。
✓ コミュニケーション能力を磨く
プログラマーは、多くの場合チームで仕事を進めます。そのため、コミュニケーション能力は欠かせません。
技術的なスキルだけでなくコミュニケーション能力も磨いておくことで人間関係を円滑にし、一緒に働きやすい人という評価を得られやすくなるでしょう。
一緒に働きたいと思ってもらえることで、さまざまな仕事のチャンスが巡ってくる可能性もあります。
✓ 資格を取得する
プログラマーになるために、資格は必須ではありません。しかし、資格を持っていることで、自分のスキルや知識を客観的に証明できます。
また、企業によっては資格を取得することで資格手当がもらえる場合もあります。そのため、少しずつ学習を進めて資格取得に挑戦してみるとよいでしょう。
資格を取得する際には、自分がチャレンジしたい仕事に必要なスキルを証明する資格を選ぶのがおすすめです。どの資格を取得すればよいか迷う場合には、基本情報技術者に挑戦してみてください。
6-2. 学歴以外の強みを活かす方法
学歴があると就職活動に有利になるのは確かです。しかし、学歴は強みのひとつでしかありません。ここでは、学歴以外の強みを活かす方法について解説します。
✓ 実績を作る
IT業界は、実績やスキル、経験が評価されやすい業界です。そのため、学歴に不安を感じているのであれば、積極的に実績を作ってみましょう。
たとえば、個人でアプリやWebサービスを開発すれば、ポートフォリオに掲載できます。また、就職後は積極的に新しい仕事に挑戦し、経験やスキルを積み重ねていくとよいでしょう。
✓ ネットワークを広げる
人脈を広げることで、新たな仕事や経験に繋がる場合もあります。ハッカソンや勉強会などに積極的に参加し、ネットワークを広げましょう。
自分が興味がある技術を伸ばせるハッカソンや勉強会に参加することで、スキルを伸ばしながら人脈作りができます。情報交換ができるコミュニティに参加するのもおすすめです。
初心者向けのプログラミングコミュニティの選び方については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
✓ 自己ブランディング
SNSやブログを活用し、自分自身をブランディングすることも考えてみましょう。例えば、学習した内容や取り組んでいるプロジェクトの情報を発信すると、自分自身がプログラミングに詳しい人物であることを認知してもらえます。
また、ブログやSNSがあると、人材を探している企業の人から声がかかることもあります。ブログやSNSに掲載するために情報をまとめることもひとつの学習となるため、ぜひ取り組んでみてください。
6-3. プログラミング学習を続けるためのモチベーション管理
プログラミング学習を続けるためには、モチベーション管理が重要です。ここからは、学習のモチベーションを維持するための方法を紹介します。
✓ 短期目標を設定する
学習の目標を立てるときには、できるだけ小さく短期的な目標を立ててみましょう。小さな目標を設定し、達成感を得ることでモチベーションを維持しやすくなります。
まず長期的な目標を立て、それを分割して小さな目標に落とし込むと、進むべき方向を見失わずに学習を進められます。小さな成功体験を積み重ね、学習が楽しいと感じられるような状況を作ることが重要です。
✓ 仲間を見つける
同じようにプログラミング学習をしている仲間を見つけることも重要です。同じ目標を持つ仲間と学習することで、刺激を受けて学習のモチベーションを維持しやすくなります。
また、仲間がいると困った時に相談できる点もメリットです。悩んだ時に相談できる相手がいないことも挫折の大きな原因となるため、仲間を作っておくことで挫折の可能性を下げられます。
✓ 学習環境を整える
快適な環境で学習できるようにしておくことも、プログラミング学習を継続するための大きな要素です。例えば、プログラミング学習の際に使用している椅子が、長時間座っていると疲れてしまうようなものだと、なかなか集中して学習を続けられないでしょう。
自分にとって快適で、集中できる環境を整えることで、落ち着いて学習に取り組めます。
プログラマカレッジの学習サポート
プログラマカレッジでは、受講生が「質問の仕方」を学べるよう意識して学習サポートを実施しています。
例えば、プログラミングでエラーが出た場合でも、すぐに答えを教えることはしません。「なぜこのように考えたのか」「つながりは理解できているか」を確認し、どのように考えれば解決に向かうかを身につけられるよう指導しています。
また、研修中は講師から1時間に1回声かけをし、質問があってもなくてもコミュニケーションを取って相談しやすい環境を整えています。
チャットでは土日祝日を含めいつでも質問可能なため、わからない点を放置せずに学習を継続できるでしょう。
次回参加までの宿題を出し、きつくならない程度に毎日パソコンを触る習慣が作れるようなサポートを実施しています。
チーム活動が始まる前には、ひとりずつヒアリングを実施しスキルレベルを確認。序盤の3～4営業日に復習期間を設けてあり、その間に個々のレベルに合わせて質疑応答を繰り替えすことで理解が浅い箇所を底上げするなど、さまざまな面からサポートを実施しています。
7. 高卒でもプログラマーを目指す人に良くあるQ&A
高卒でプログラマーを目指す際に、疑問や不安を感じることもあるでしょう。よくある質問や不安に、プログラマカレッジのキャリアアドバイザーが回答します。
Q1 プログラマーになるのに資格は必要？
プログラマーは、資格が必須の職業ではありません。しかし、資格を取得しておくことで、就職活動や転職時にアピールとして活用できます。
高卒未経験者におすすめの資格は、次の通りです。それぞれ、リンク先記事で資格の詳細を紹介していますので、ぜひご覧ください。
Q2 高卒プログラマーのキャリアパスは？
高卒プログラマーのキャリアパスとして、もっとも代表的なものがエンジニアです。さらに、エンジニアとしてスキルを磨き経験を積むと、プロジェクトリーダーやフルスタックエンジニア、プロジェクトマネージャーといったキャリアパスも考えられます。
プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーになるためには、技術的なスキルだけでなくマネジメントスキルも必要です。どのような方向に進みたいか考えながら、キャリアを積み上げていきましょう。
Q3 高卒が避けるべきプログラミング学習の落とし穴とは？
高卒者が避けるべきプログラミング学習の落とし穴には、次のようなものがあります。
・言語を絞らずに学ぶ
・プロジェクトを作らない
・情報に惑わされる
プログラミング学習を始める際に、どの言語も魅力的に見えてしまい複数の言語を学ぶ人もいます。しかし、プログラミング言語の基礎部分には共通する点も多いため、1つの言語を習得すれば次に学ぶ言語は特徴の違いを覚える程度で習得可能です。
そのため、最初から多くの言語を学ぶのではなく、1～2つの言語に集中しましょう。
初心者におすすめのプログラミング言語は、以下の記事で詳しく紹介しています。
また、プロジェクトを作らず理論を学ぶだけでは、プログラミングは上達しません。実際に手を動かして、成果物を作ることが重要です。
近年では学習や教材に多くの選択肢があります。情報に惑わされず、自分に合った方法を見極めてください。
迷った時には、キャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。
プログラミング初心者におすすめの学習方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
Q4 プログラミングの学習期間とコストはどのくらいかかる？
プログラミング学習は、独学の場合基礎を身につけるのに3～6ヶ月、実務レベルに達するまでには1～2年程度が目安です。
プログラミングスクールを利用する場合の学習期間はスクールによって異なりますが、数ヶ月程度で就職活動を始めるケースも少なくありません。
学習時間の目安について、詳しくは以下の記事で解説しています。
学習コストについては、独学の場合であれば数千円から数万円程度の教材費を考えておけば問題ないでしょう。プログラミングスクールを活用する場合、数十万円の費用がかかるのが一般的です。
プログラミングの費用相場については、以下の記事で詳しく解説しています。
ここで紹介した学習時間やコストはあくまでも目安です。学び方や環境によっても差が出やすい点を覚えておきましょう。
8. まとめ～プログラマーは高卒でも目指せる職種～
プログラマーは、高卒からでも目指せる職業です。そのため、高卒だからといってプログラマーの道をすぐに諦める必要はありません。
それぞれの言語の特徴をふまえたうえで、自分のやりたいことに合った言語を選んでみてください。
スキルを身につけた上で「未経験可・学歴不問」などの情報を出している求人に応募してみましょう。経験を積めば、プロジェクトマネージャーやフルスタックエンジニアとしてのキャリアが開ける可能性もあります。
この記事を参考に、プログラミング学習の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
高卒未経験からプログラマーを目指したいなら無料のプログラミングスクールプログラマカレッジへ！