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ときめく壁紙の選び方

家づくりの打ち合わせをしていて、お客様が特にうきうきでお話しして下さることが多いのが「壁紙」です。(クロスとも呼びます)

とても多くの色やデザインがあり、部屋のイメージが膨らみやすいからだと思います。

その中でもよりときめく壁紙を選んでいただけるよう、順を追ってご説明させていただきます。


壁紙のトレンド

数年前までは、アクセントクロスとして部屋のどこか一面を濃い色の壁紙や柄物の壁紙で強調するスタイルがとても流行っていました。

しかし、近年では住宅全体のトレンドがよりシンプルになっている影響で、壁紙もさらにシンプルなものが好まれています。

私が感じる壁紙のトレンドは以下の通りです!

①【自然な質感】

自然な質感とは、塗り壁調や麻模様などです。

印刷技術も発展して、本物に近い自然素材の雰囲気を感じます。

【淡い単色】

例えば、トイレの天井・壁を全て淡いグレーにしたり、LDKや寝室の壁紙をアイボリーにしたり。

従来のように壁紙を部屋の一面だけアクセントで変えるのではなく、部屋全体を白以外の壁色にすることで落ち着きが出ます。

インテリア基本のカラー比率

壁紙は部屋の中でも面積が大きいので色柄によって印象が大きく変わります。

インテリアカラーコーディネートの基本的な比率は以下の通りです!

【ベースカラー(基調色)   70%】
床・壁など広い面積に使用される。白やベージュ、ブラウンでまとめる。

アソートカラー(従属色)  25%】
扉・ソファ・カーテン・ラグ・家具。これらを同系色にすることで、一段とバランスが良くなる。

アクセントカラー(強調色)  5%】
クッション・照明器具・観葉植物・アート・小物。緑や青、赤などはっきりした色を加えることで空間が引き締まる。

つまり、壁紙は【ベースカラー】のため、濃い色やブルー・グリーンなどのはっきりした色を使用する場合は、面積を抑えた方が全体のバランスが良くなります。

ときめく壁紙の選び方

では、実際にときめく壁紙を選ぶ際のポイントを順を追ってご説明いたします!

1. カタログから気になる壁紙をピックアップ

まずは、住宅会社からカタログを借りてイメージや好みを固めていきます。

カタログには、実際に貼られた部屋のイメージ写真の他に、数cm各の実際の壁紙が貼られています。

色や質感の細かな違いもぜひ楽しんで下さい。

おすすめのカタログは以下の通りです。

①サンゲツ FINE

②リリカラ V-wall

2. 大きい壁紙サンプルで確認する

カタログを見て気になった商品を住宅会社に伝え、サンプルを手配していただきます。

カタログには数cm各の壁紙しか貼られていないため、より大きい面積で見られるよう【巾なりサンプル】を確認します。

1m×30cmほどの大きさがあるため、とてもイメージしやすいです。

3. 壁紙と床・家具色のバランスを見る

巾なりサンプルを見る際に、既に選んでいる床や扉、キッチンの色サンプルと合わせて壁紙を比較していきます。

「壁紙だけで見るとAが好きだけど、床に合うのはBだな」というように、実際に組み合わせることで希望が変わる場合もたくさんあります。

壁紙の貼り方でもこだわれる

選んだ壁紙をどのように貼るのかまで確認しておけば、パーフェクトです!

例えば木目柄の壁紙を選んだ場合、木目方向は床の木目方向と合わせる場合が多いです。統一感と空間が広く見える点からです。

また、大きなタイル柄や花柄、イラストが入っている壁紙の場合は、「このイラストが床や天井で見切れないように計算してほしい」と伝えれば、壁紙を貼る職人さんが合わせて下さいます。

終わりに

ときめく壁紙が家に貼られているとついうっとりして素敵な日々が過ごせそうです。

ぜひカタログやサンプルを参考にしながら、壁紙選びを楽しんで下さい!


最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします🫧

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Natsu
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