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[簡単]統一地方選挙ってどんな候補者を選べばいいの?

地方選挙の投票先ガイドって見かけないような。
衆議院や参議院といった国会議員を選ぶ国政選挙とは違い、市区町村議員や市長や区長と言った首長(シュチョウでも良いようですが、クビチョウらしい)について、どういった基準で選べばよいのか、個人的な意見を綴りました。

早速、投票先を選ぶためにそれぞれ3つずつ挙げ、のちにそれぞれの内容についての意見を付けておきます。


●投票先として外す要件
・消費税/教育無償化といった国政的なイシュー
・住民のための政治しか訴えることがなさそう
・コミュニケーション能力の低そうな少数政党の候補者

●投票先として選ぶ要件
・自分にとって必要だと考えることを掲げていること
・候補者のバックグラウンドと掲げる目標が一致すること
・活動する地盤が生活圏と近いこと


ちなみに、私個人はデザイン制作業が主業で、地域振興協議会の事務局を担当して行政とは比較的長くやり取りをしています。主業のクライアントも大手から中小企業まで広く、業界的には音楽もありますので、多様でシンプルな背景からまとめた内容です。

投票先を選ぶ方法として、消去法でまず大きなところを消して、選択条件を小さくしてみるのはどうでしょう

投票先として外す候補者の要件として挙げた3つですが、まず、国政的なイシューを掲げている候補者には投票しません。候補者の心情もあると思いますが、地方公共団体(地方自治体)と呼ばれる行政機関のチェックをするというのが議員の仕事になるからです。地方議員が霞が関と関わりがないとは言いませんが。
次に挙げた「住民のための政治しか訴えることがなさそう」は、国政的なイシューと連動している方も多いようですが、その候補者にとっての住民は、どういった単位なんでしょうか。住民と言っても〈様々〉ですが、消防団やサークルと言ったグループが大なり小なり存在していますし、住民はあくまでも〈個人〉ではないからです。背景を考えてみたいです。
最後にある「コミュニケーション能力の低そうな少数政党の候補者」です。地方議会によって仕組みは色々とあるようですが、少数会派を組まないと議会で質問ができなかったりするようです。また、政策の実現には反対を賛成に変えたり、協力を要請するコミュニケーションが必要です。

ざっくりまとめると、国政的なイシューを訴えている方は、その内容によっては地域の特定のグループの支持があり、そして住民のための政治を訴えている方は、支持基盤のない方で大きな国政政党の下にいるだけかもしれません。そしてコミュニケーション能力の低そうな候補者は、結局よい政策を訴えていてもそれがすぐ近くの地域生活の改善につながる確率は低いのかなと感じます。

投票先を選ぶ要件は、外す要件と対にすると分かりやすいかもしれません

「自分にとって必要だと考えることを掲げていること」は、あくまでも消費税廃止や安全保障ではなく、子どもや親世代の環境整備といった生活空間がどのように変わるのかを考えてみると見えてくるかと思います。身近な行政機関が、その地域の住民にとって機能しているのかは、そこに住んでいる自分にとって必要なことだと思います。
候補者のバックグラウンドというのは、例えば一般企業の勤め人とか比較的まともそうな背景を持っているひとです。お役所仕事なんていう言葉があるように、行政機関はそれなりに仕組みに融通の効かないところと、キラキラしたユーチューバーのような議員が仕事できるのでしょうか。見た目ではないと思いますが、経歴と掲げる目標はリンクしているのではないかと考えます。
そして、「活動する地盤が生活圏と近いこと」は、どういった住民の声を反映するのかといったことを含めて、自分たちそこで生活している〈声〉が届くのか(政策に反映されるのか)ということにとって大事なことかと思います。もしかしたらその候補者は同じ丁目に住んでいる方かもしれませんし、近くの施設でよく高齢者の世話をしている人かもしれません。

正直、地方公共団体(自治体)も地方議会も何やってるか、どんな仕組みで議会があるのかとかわかりにくいです。でも、ゴミを収集したり、芸術文化振興をしたりして住環境の整備をしたり、近くの商店が困っているのを助けたり、コロナ禍では学校へタブレットを用意したりICT教育環境を整えたりしていました。
そういったことを踏まえて個人的に強く訴えたいのは、国政政党のイシューは、地域にとって関係のないことだということです。例えば少子高齢化社会については、大きなテーマとして理解でき、それに対して地域社会が「どう取り組むか」もありつつですが、それよりも、現金給付などがスムーズであるかとか、その案内が郵送で届くのかとか、高齢の親世代をどのようにサポートしてくれるのかといった現実的な接点に一番近いのが自治体なんじゃないかとわたしは考えています。



さいごに
今回モヤッとした気持ちを文章化するのに、仕組みを知りたいなと思って検索したワードは「二元代表制」「自治体」で、下記のページはシンプルでよかったです。

(三重県)二元代表制について
https://www.pref.mie.lg.jp/KENGIKAI/07684011827.htm

(自治体通信)【簡単解説】地公体(地方公共団体)とは|自治体との違いや役割【自治体事例の教科書】
https://www.jt-tsushin.jp/article/casestudy_tikoutai

画像:Pixabay | Thor Deichmann

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Kotaro Ichinose
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