エピソード1-5 高温でカラッと

睡眠欲と性欲と食欲。3大欲求などと呼称されるのだから相応に必要な要素である。中でも私が重視するのは食事、食欲をいかに満たすか、つまりただ腹を満たすだけでは不十分なのである。

Amwayの調理器具と調味料を使って食事を提供して頂くことになった夏の西早稲田。先輩は日用品を紹介し、次は彼女にバトンタッチ。彼女の出す献立は一体どういったものか。

既に米が炊けてるんだが??キッチンに目を向けると既に炊きたての米が用意出来ている。ずっと先輩を目を向けていて気づかなかったが、実はその間彼女は時間のかかる炊飯を済ませていたのだ。キューピーも感心の効率性。お見事。

使った調理器具はフライパン。彼女曰く「100年使える」とのこと。調理器具に対してメンヘラじみた想いを持てる彼女の一途さに感心。頑丈なのは結構だが、100年も使い続ける程私は律儀ではない。Amwayだろうとそうでなかろうと良い調理器具は都度都度買い換える物。少なくとも私はそうだ。君の意見は知ったことではない。(写真は公式HPから拝借)

画像1

画像の鍋と鍋蓋の接地面に注目して欲しい。表面張力と言うのだろうか、この窪みと平面を兼ねた部位が水蒸気の膜を張り密着、吹きこぼれを防ぎ更に圧力鍋に近い効果を発揮するらしい。これによってフライパンでも米がふっくら炊けるというわけである。

しかしそれだけではない。彼女はこのフライパンを洗わず立て続けに4品作ると言うのだ。面白い奴だな、気に入った。食べるのは最後にしておいてやろう。

まず作るのはほうれん草のお浸し。例のフライパンに刻んだほうれん草を入れて蓋をして中火で数分。あっという間に完成。密閉される為水を入れる必要が無い。つまり湯を沸かす必要がない為時短。なかなかやるではないか。まぁ私は袋ごと電子レンジに放り込んでチンする派なので食器洗いの手間を省いてるんですけどね。食器1枚上手の私。味付けは醤油。勿論Amway製。「私達、この醤油はお醤油様って呼んでるの」と2人は語る。オタクムーブを客観視するとこんなにも滑稽なのかと気付かされた瞬間だ。いい手本が見られて何よりである。

次は鶏の唐揚げ。予め下味を付けた鶏肉にAmway製の小麦粉を投入し袋の中でしっかりと揉み込む。揚げの工程に入るに当たってワンポイント。フライパンに注ぐ油は深さ1センチでOK。高音で密閉される為、揚げ焼き感覚で簡単に作れるとのこと。そして、その密閉の力は揚げ物でさえ蓋をして調理することが可能。ここで揚げ物だけに揚げ足タイム。1人暮らしの人ほど揚げ物を避ける傾向がある(私調べ)のであまり有難みは無い。揚げの工程の手間をかなり簡略化出来るのは魅力だが、仕込みから何から面倒なことには変わりない。

次は金平ゴボウ。スーパーによくある細切りのゴボウと人参の水煮をザルに上げてフライパンへ。輪切りの唐辛子と胡麻、そしてAmway醤油とAmway砂糖を投入し蓋をして数分。ここでまたAmwayアピールポイント。市販の砂糖は有害であるという滑稽なデマを真に受け織り交ぜ、対偶としてAmway砂糖の優秀さを語る。砂糖を使わないという点ではハンス王子(僕と同じ)であるが理由が違う。私はフルーツジャム派。果物の風味で料理の幅が広いという点。もう1つは砂糖は単純に多い上に減らないという点。オススメは柑橘系のジャム。甘酸っぱい味わいは肉料理全般に合う。

さて、ここまで3品。最後は大学芋。乱切りのサツマイモに砂糖と胡麻、醤油を少々入れて蓋をして数分待つだけ。揚げ物の時に使った少量の油が食感を、砂糖が照りを演出。この料理に関しては自分にとってのデメリットが少ない。概ね文句なし。

遂にAmway定食の完成だ。汁物が無いのが惜しい所だが主菜に副菜×3と実に健康的な献立、更に米はお代わり出来るときた。ワンコインランチであれば納得のいくクオリティ。いよいよ実食の時。彼女は私を唸らせることは出来るのか、そして私はわざわざAmwayに拘ってまでのメリットを見い出せるのか。

──to be continued!

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