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社会人が基本に立ち返り基礎を見直す為の3つの力とは

今回のコラムでは、『経済の健康』につながるお話しをお届けいたします。

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社会人基礎力と言う概念をご存知でしょうか。

これは、経済産業省が2006年に企業と学生間の社会人能力の認識の違いを埋めるために提唱しました。

その基礎力には大きく3つあります。

・前に踏み出す力
・考え抜く力
・チームで働く力

です。

そんな中、私がこの3つで気になった項目は、「前に踏み出す力」と「考え抜く力」は、一見相反する様にも考えられるという点です。

考え抜く力は、何事にも疑問を持って考えつくす力の事。

よって、「前に踏み出す力」を阻害する様にも考えられます。

「これでいいのか、見落としは無いか、資金計画は大丈夫か」

考えれば考えるほど、人間は起きてもいない出来事に想像を膨らませ、前に踏み出す気持ちにブレーキを掛けがちです。

しかしながら、これも捉え方一つです。

例えば、1カ月後にマラソンに参加することが決まっていれば、そこに向けて体調管理や身体つくりを進めます。

その過程では、考え抜く力が大いに役立ちます。

考え抜く力とは、前に踏み出している状態をより良く保つための継続学習の様なものです。

・前に踏み出す力は行動
・考え抜く力は学び
・チームで働く力は共存共栄(情報共有)

特に考え抜く力とは学びですから、子供の「なぜこうなるの?どうしてそれをするの?」という疑問を、親が一緒に考え導き出してあげる事で育まれます。

私も以前は、子供から「パパ、どうして空は青いの?」と聞かれ考えた挙句、子供の意識を他にそらしたことがあります。

お恥ずかしい限りです。

考え抜く力とはきっと、親が子供の好奇心に対し、しっかりと向き合い、一つの答えを出すことによって、育まれていく基礎力なのでしょうね。

それでは本日も、誰かの為に、愛あふれる一日をお過ごしください。

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山下健一【Web3とFinTechの専門家】
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