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新しい経済|クリーンビジネス
今回の記事では、『経済の健康』につながるお話しをお届けいたします。
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ボランティアの次のステージ
例えば、今年はビーチクリーンの投稿をよく目にするようになり、私も行ったことがあります。
また、ビーチではありませんが、今年は元旦から散歩する歩道を2日間かけて妻と清掃する等も行いました。
そんな中、本当にビーチクリーンに参加してほしい人は誰なのか?
歩道を清掃してみてほしい人は誰なのか?
っと、そんなことを時々考えたりしていました。
では、それは誰なのでしょうか、、、
答えは、「クリーンボランティアに参加したことがない方々」です。
「SDGsってなに?」
「興味ないんだけど!」
っといっている方々です。
では、どうすれば参加するのかな?
と考えたとき、もっともシンプルなのは、「お金をあげること」です。
例えば、ビーチクリーンに3時間参加したら3千円あげるということです。
では、その3千円の財源はどこから出てくるのか?
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これには、大きく分けて2つあります。
ビジネスとしての新しい観点
1つ目は、いつもビーチクリーンをしている方々が、その時間を使って、収入が発生する短期のバイトをして稼いだお金を財源とします。
いつもビーチクリーンを3時間している人は、ビーチクリーンをしても収入は発生しません。逆に、時間(時間単価)と交通費をかけているので、金銭的にはマイナスです。
もちろん、「遣り甲斐・楽しさ・交流・情報共有」に価値を見いだしているなど、参加理由は様々です。私も同じ気持ちです。
そんな中、他の形で「遣り甲斐・楽しさ・交流・情報共有」などを感じられることをあげるなら、「一度もビーチクリーンに参加したことがない方々がビーチクリーンに参加している光景を見ること」は、一つの選択肢になるのではないかと考えました。
そこには、初参加した方々の感想が聞けたり、参加された方々にとっては新たな気づきもあるでしょう。学ぶ事も多いはずです。最初は収入が目的であったとしても、結果的に新たな世界への扉が開かれる可能性が含まれているわけです。
もし、初参加10名中1人でも、「次回も機会をみつけて参加しよう!」という行動に繋がる気持ちをもってくれたら、素敵です。そして、10人いれば一人くらいはそうなるでしょうという期待もあるので、ワクワクします。
たぶん、この組み合わせでビーチクリーンを成り立たせれば、毎回ビーチクリーンに関わる人の数は、増えていくのではないかと考えています。
そして、短期ですが雇用が生まれます。間接的にですが、バイト代を財源とした方々は「雇用主になる」という経験もでき、新たな経済圏も創造できます。寄付や募金という文化の次のステージを経験できるわけです。日常ポイ捨てされるゴミの数も少し減るでしょう。新たな人間関係も育まれます。
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お金をもらってビーチクリーンをしたにせよ、その方の人生には、この様な機会がなければ生涯でやらなかったであろうビーチクリーンを経験してもらえます。
そして、先ほどお話ししたように10人中1人でも気づいてくれたら、凄いことです。なんせ10%アップです。
さらに、これを市町村を通じて行えば、いつもビーチクリーンをしていた方々がバイトを行い、そのバイト代をビーチクリーンを行う人の収入(間接的な雇用)に繋がる様、市町村に寄付する形をとれば、納める税金を減らすことにも繋がり節税効果も生まれます。そして、この運営をNPO法人でやれば、さらに雇用も生まれます。
ふるさと納税2.0
2つ目は、すでにお気づきのことかと思われますが、ふるさと納税を活用する方法です。
現在のふるさと納税は、物品合戦状態です。物を返礼品として扱うという事は、短期的にしろと長期的にしろ、必ずごみが発生します。しかし、ここでお伝えしたいのは、物の返礼品がだめなのではなく、物よりも「事」を返礼品として扱う事が、私が考える「ふるさと納税2.0」だという事です。
ふるさと納税する(私たち)→市区町村が受け取る(市区町村)→NPOに仕事を依頼する(市区町村)→NPO団体で清掃者を募集する(各NPO団体)→収入を必要とする方々がビーチクリーンを行う(雇用発生)→収入が発生するので納める税金も発生し市区町村単位でも経済が廻りだす。
こういうのを「新しい経済」と呼びます。
ネタを探しているマスコミも食いつくでしょう。SDGsを推進している企業も食いつくかもしれません。
こうなってくると、関係者は
1.ビーチクリーンやってるひと
2.ビーチクリーンやったことない人
3.市町村
4.NPO法人
5.マスコミ
6.企業
これで、三位一体ではなく、六位一体です。
もちろん、ビーチクリーンだけでなくシティークリーンでも良いですし、その他の「事」に関する内容でも成り立ちます。
まとめ
この形態は、誰でもどの市区町村からでも、やると決めれば出来る事なので、後は「やるかやらないか」だけの話です。
ボランティア、寄附、募金、といった文化は大切です。私も、多くの時間を、これらの活動に時間を費やしてきました。
結果、気づけたことは「資本主義経済の中で生きている以上、お金を循環させることは最重要課題である」という事です。だからこそ、ESG投資というキーワードも、SDGs推進の中では重要視されています。
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今回の提案は、間接的にでも個人が個人を雇用するということにも繋がりますので、社会勉強にもなります。新たな角度での「学びの場になる可能性」を秘めていると考えます。
企業がSDGsを推進し、様々な活動を行っていますが、その企業の社員の意識は、はたしてどのくらい高まっているでしょうか。
今の社会では、仲介(社員から見ても、勤めている企業自体が仲介者)を通せば通すほど、物事は見えずらくなり「本質や真実」に触れる機会が失われます。
今回のような提案を通じて、一人でも多くの方がSDGsの本質に触れ、「新しい経済」の中でより良い社会が育まれていく事を願っています。
それでは本日も、誰かの為に、愛あふれる一日をお過ごしください。
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