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【マクロの再現性】スーペルコッパ 準決勝インテルvsラツィオ プチレビュー
こんにちは!TORAです🐯
本日はスーペルコッパ準決勝インテルvsラツィオのレビューです。
おかげさまで!中2日スケジュールと!なりましたので!プチレビューとしてお届けします。てか、シーズンど真ん中に遠い異国の地で中2日ってエグいですよね笑
●スターティング
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手段変更が功を奏す
試合の大半はインテルの時間だったと言い切っていいでしょう。
若干ラツィオ側に「今日は無理しないよ」感があったように見えましたが、それを差し引いてもだったと見ています。
インテルはリーグ前半のラツィオ戦とやり方を変えたのが功を奏し過ぎました。
ボール保持から見ていきますが、その前にラツィオの前からプレスのおさらいです。
彼らは基本的にWGが相手の大外に付き、CBにはIHが前に出て捕まえる設計を好みます。
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対するシモーネの方策。
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✔︎最終ライン間でボールを左右に振り、ラツィオIHを釣り出す
✔︎連動して中盤がローテーションし、ラツィオIHの裏脇でボールを引き出す
ローテーションとしましたが、中盤は”アメーバのよう”と表現するがよりフィットするでしょうか。
非常に柔軟、ゆえ、ミクロの観点では再現性薄く見えますが、マクロの観点ではラツィオ攻略のための再現性設計。これがとにかく効果的だった。
特に右IHグエンドゥージは強度があり、出ていけるからこそ、インテルの中盤がプレーできる温床に。
反対に左はディテールが存在し、左WGペドロがそのまま右CBパヴァ―ルに付くことが相対的に多かったですが、意図の考察は正直難しいですね。我が軍と異なり、”対インテル仕様”は感じられなかったかな。
もちろん『結果論』という枕詞はつきますが、今日は用意したシモーネが用意しなかったサッリに勝りましたね。
余談ですが、今アトレティコの予習プレビューを書いておりまして。CLラツィオ戦もピックしており、その試合でも「このプレスが攻略されまくった!」的な言及をしています。
僕は今のラツィオでこのプレスをやるのは厳しいと考えているんですが、それでも順位は上向きですからねぇ。変える必要はないと思いつつ、モヤモヤする難しさ。ファンの方はどう思っているか聞いてみたいものです。
尚、後半のラツィオはこのプレス設計を諦めました。そりゃそうよ。流石にあれだけやられたら方向転換は必至です。
◆
一方、非保持。取り上げるは前からプレス。インテルにしては珍しくマンツー風味でした。
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✔︎チャルハノールを上げて3-5-2と4-3-3をしっかり噛み合わせる
✔︎お得意のIHが相手SBにプレスをかけるのは封印
前回は前に出るバレッラの裏を鎌田に使われまくったので二の舞にしたくなかったんでしょう。
ツートップは内切り徹底、WBがある程度高めに陣取り、SBにボールを集めて圧をかけました。中盤は相手中盤にしっかり付き、人起点とサイドラインを味方に、ラツィオのルートを限定させます。
インテルの非保持はクリーンなインターセプトが多い印象を持ちましたが、ルートを収束させたからこそ、でしょう。
そういえば、今更ですが謝らないといけないことがありまして。
序盤にこんな記事を書いたんですが、その後のインテルは結局、配置重視に寄せています。カウンタープレスは息をしてますが、全体的に最序盤よりもがっつかない守備になっているのはファンの方は感じていることと思います。
スタッツも紐づいていて、3節時点でリーグ3位だったらタックル数は20節時点ではリーグ14位。もちろん序盤は順位のアップダウンは激しいのですが、とはいえ、ね笑
※多い少ない=良い悪いではありません
しかし、今日は(インテルにしては)人に重きを置く最序盤っぽさがありました。
尚、ミドルサード以下でセットした際にはWBが前に出ることは流石に少なく、通常モードに移行。なんですが、構えつつもラツィオSBにIH、特にバレッラが出ていく機会が多く、この点でも最序盤のアグレッシブさ、そして、この試合におけるマクロな再現性を感じました。
というか、バレッラ良かったですね!ゴールやアシストこそないものの、強度や精度をチームに与えて続けていました。
まだいつものサイトでスタッツ確認できていませんが、おそらく前進パスの回数は今日も両チーム1じゃないかな?MOMにも選ばれていましたがヘドバン納得。
BARELLA, MAN OF THE MATCH: "ABBIAMO MOSTRATO LE NOSTRE QUALITÀ"#ForzaInter #InterLazio #SupercoppaItaliana
— Inter (@Inter) January 19, 2024
さぁ、次は決勝ナポリ戦。
ご覧になられた方もいらっしゃると思いますが、準決勝のフィオレンティーナ戦でついにマッザーリ流がお披露目になっています。データサイト的にはシーズン初となる3-4-3で戦いました。
ファンの方に怒られるのを覚悟で発すると、まだまだ完成度が高いとは言えず、特にビルドアップは課題が多かったと見ています。
決勝も3-4-3で来るかは分かりませんが、我が軍が準決勝のパフォーマンスを発揮すれば勝利できる可能性はもう一方よりも高いと思いますので、自滅せずいつも通りに戦って、新フォーマット初優勝&三連覇を達成してほしいですね!
超がんばれインテル!!!!!!
最後までご覧頂きましてありがとうございました!
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