2021.8.11 妻にずっと恋をしている
2021.8.11 男性 37歳 キャプテン
「もともとの職種自体は壁を貼る、通称ボード屋から始まっています。独立したのをきっかけにいろんなことに関わる仕事を覚えて、現在進行中で勉強しています。
俺、社長って呼ばれるのが好きじゃなくて。できれば全国大会を目指すようなチームを目指していて。目標が一緒だと、何をやってもできると思っているんです。全国に行くとか、何かを倒すとか。結構ゲーム感覚なんです。一つの現場に対して、「こいつを入れたら勝てる」「こいつを当てたらヒットポイントがすごい」みたいな。そういう感覚で仕事をしています。皆のいいところを引き出したいという感覚なんですかね。あとは、現場の監督さんとか、お客さんによってこの人が合うとか合わないとか。攻撃力が弱かったとしても緩和できる、みたいな。
学生時代、部活はバレーボールをずっとやっていて、キャプテンをやっていました。今の仕事に活きているのは、切り替える力。何かミスした時に怒りつけるというより、一緒にどうするかと考えたり。バレーボールは流れのスポーツなので、萎縮しちゃってもあれですし。モットーは、常に笑うじゃないけど、常笑。楽しくやっていれば体もリラックスしますし。
自分は、職人というよりはパフォーマーだと思っていて。お客さんがいるところで見せて、「あそこをそんな風に綺麗にやったんだ」「そういうやり方でやるんだ」とか。一職人であっても、パフォーマーだと思います。現場に出る時は、皆のパフォーマンスを最大限に出せるポジションとして俺がいれば(いいと思う)。
恋をしています。カミさんのことがずっと好きです。中2の時から付き合っています。彼女もバレー部でした。多分、30回以上別れてます。お互い束縛するんです。最初は俺から告白しました。なんか分からないですけど、最初から俺は多分こいつと結婚するんだろうなと思っていました。彼女と早く結婚したいというのがありましたね。嫌いな時はめっちゃ嫌いですけど、好きの加減が大きいから許せます。会ったら「すげー好き」となる。ふとした優しさが身に染みるんです。未だに恋してるんだなと、めっちゃ好きだわ、となりますね。中2から付き合って23年目です。
俺は、どちらかというと子供より奥さんの方が好きなんです。奥さんとイチャイチャしていたいけど、子供が阻止する。奥さんは今はほとんど構ってくれないです。そこをこらえて時がくるのを待っています。子供が寝て2人でお酒を飲んだりした時は甘えてくれたりします。そういうのが月に1回あれば。少ないですよ。でも、俺も仕事で帰るのが遅くて、彼女もリズムがあるので。
たまに胸が苦しくなる時があるんです。めっちゃ好きだわ、みたいになります。身なりだったり、奥さんが嫌がることはしたくないなと。髭が嫌だと言われたら直しました。奥さんはロン毛や茶髪も嫌いなので。虫歯も治しました。もう少ししたら、シミを取ったりしようかなと思っています。奥さんが行っているエステで扱っている乳液やクリームを塗っています。もう少し奥さんのために自分を磨きたいと思います。
奥さんは、俺がなかなか家にいないので寂しいんだと思います。「私はこれだけご飯を作ったりして待ってるのに」と拗ねちゃう時があるので難しいです。言い争いはしたことがないですね。その代わりに向こうが1週間くらい無視してくる。もうひたすら堪えるしかない。そういう時は、日曜日に俺が朝からローストビーフやハンバーグを作ったりします。そうしたら奥さんは機嫌を直してくれます。
俺、女性の中でしか生きたことがなくて。親父が離婚しているからいなくて、家族は俺以外は女性だけだったんです。女の人はこうなんだろうな、というのがなんとなく分かるんです。子供ながらに「これに対して何か言ってもしょうがないんだな」と。俺、結構女々しいんですよ。ちょっとした仕草とか。娘やお客さんにもたまに言われます。女の人と話すのは嫌いじゃないんです。話をずっと聞いているし。女性の買い物に付き合うのも全然平気です。「まだ決まらないの?」とかは絶対に言わないです。」
この記事はBE AT TOKYOのプロジェクト、【BE AT TOKYO DIARY】で制作しました。
※感染症等の対策を十分行った上で取材しています。