筋肉量減少のメカニズム〜サルコペニアを生理学的視点から紐解く〜
今回はサルコペニアを生理学的な視点から紐解いていこうと思います。
・生理学が苦手
・筋肉量減少のメカニズムってイマイチわからない
・生理学的なところがわからないと介入方法がわからない
など、生理学というだけでとっつきにくいところがあるかもしれません・・・
しかし、メカニズムがわからなければ患者さんへの指導も正確には行えません。
今回の記事では簡単に筋肉量減少のメカニズムを説明していきたいと思います。
骨格筋の萎縮
骨格筋の萎縮はサルコペニアの他に、
・不活動(ベッドレスト、ギプス固定)
・無重力(宇宙空間)
・除神経
・疾病(癌、エイズ、糖尿病etc)
・低栄養
などによっても引き起こされます。
全ての筋萎縮に共通して認められる現象は・・・
筋タンパク質の合成と分解のアンバランスによる筋タンパク質の減少によって引き起こされる筋線維の萎縮(筋断面積の減少)です。
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