見出し画像

20代看護師の平均年収は400万円以上!さらに年収アップさせる方法も解説!

看護師として働く人の中には、「仕事量が大幅に増えたのに給料が変わらない」という不満を持つ人も増えたのではないでしょうか?新型コロナウイルスの流行で感染対策という仕事が増え、より仕事量と年収額のバランスがとれていないと感じている人もいるはずです。

ただ、看護師時全体の年収事情を知っていますか?そこで、厚生労働省が毎年行っている賃金構造基本統計調査の結果を用いながら看護師のリアルな平均年収を調べました。

20代看護師の平均年収は?他職種と比べて高いの?

令和4年賃金構造基本統計によると、看護師全年齢の平均年収は約508万円でした。ただこの数字は平均年収が最も高くなる50代の数字も入っているので若手看護師では現実的ではありません。

20代看護師はどのくらいもらっているのか、同じ調査データからひも解いていきましょう。

20代前半は約400万円

まず20代前半(20〜24歳)です。20代前半の平均年収は400万4000円で、平均月収は約29万円となっています。ボーナスは年41〜46万円と、他の医療従事者よりは低いものの他職種よりは高めの数字になっています。

20代後半は約477万円

20代後半(25〜29歳)では平均年収がぐっと上がります。平均年収は477万円、平均月収は約33万円です。ボーナスも年75〜88万円と20代前半の1.5倍近くまで上がります。

ここまで数字が増えるのは、夜勤や手術など手当てがもらえる業務をこなすようになるからでしょう。

平均年収は他職種より高め

では、他職種と比べるとどうでしょう?

令和3年賃金構造基本統計調査20代全職種の男女合わせた平均年収は約365万円で、同じ年調査の20代看護師の平均年収約384万円より低いです。特にここ3年は新型コロナウイルスの流行もあり、看護師の平均年収が全職種の年収額を上回っています。

30代以降は結婚・出産などでキャリアが止まりがちな時期に入るため年収額は伸び悩みます。それでもどの年代の女性の全職種平均年収と比較すると常に100万円以上も上回っています。

長い目でみれば看護師は稼げる仕事といえるでしょう。

看護師の年収に差が出る理由5つ

「私の給料、平均年収より低い!」「平均よりもらえているのはなんでだろう?」どちらの意見が出てきても仕方ありません。看護師は労働環境による給料差が大きい仕事です。その中でも特に影響が大きいものを5つご紹介します。

理由1.病院の立地

1つ目は病院の立地です。令和4年賃金構造基本統計調査の都道府県別平均値トップ3は東京・奈良・兵庫と大都市圏に近い都道府県でした。一方で九州など地方では平均値が下がる傾向があり、東京と平均値最下位の鹿児島では約168万円の差が出ています。

上記に加えて、2023年10月の最低賃金改定で東京・愛知・大阪の3大都市圏を中心に最低賃金が1,000円を超えました。今後も最低賃金アップは続くので、三大都市圏を中心とした都市部の看護師はさらなる年収アップが狙えるでしょう。

理由2.病院の規模

2つ目が病院の規模です。職員が1000人以上いる大病院では平均年収約556万円である一方、職人10名弱の小規模クリニックでは約460万円と約100万円の開きがあります。

大病院であればあるほど夜勤の頻度や急変対応などで残業が多く、手当がたくさん入ることから稼げるのでしょう。また地域の中核医療機関の場合はスキルも求められる分、他の病院より年収が高くなる傾向があります。

理由3.学歴

3つ目は卒業学歴です。これは施設によりますが、卒業学歴で年収差が発生する場合があります。日本看護士協会の2020年病院看護実態調査報告書によると、高卒後3年課程卒の初任給と大卒初任給では1万円ほど差があります。

ただ学歴によって差が出る施設は少ないので、そこまで重視しなくても問題ありません。

理由4.保有資格

4つ目は保有している資格です。

准看護師・正看護師や同じ看護職である助産師や保健師と比べるとどうでしょうか?先ほどと同じく、20代前半・20代後半に分けてみていきましょう。

20代前半(20~24歳)

  • 准看護師/296万3100円

  • 保健師/352万3000円

  • 助産師/370万8800円

20代後半(25~29歳)

  • 准看護師/323万7600円

  • 保健師/385万2800円

  • 助産師/436万4400円

どの年代でも准看護師の平均年収が最も低く、助産師の平均年収が最も高くなります。また20代前半では正看護師と保健師の平均年収に差はありませんが、20代後半では正看護師のほうが平均値が高くなります。

助産師は妊産婦に特化した専門知識を持ち合わせたエキスパートであり、夜勤やオンコール対応も非常に多いです。助産院の開業も容易で、看護師以上に稼げるといえるでしょう。

理由5.男女差

5つ目は男女差です。20代前半では女性看護師のほうが男性看護師より年収が高いですが、結婚・育児で退職する人も出てくる20代後半では男性看護師のほうが約9万円高くなります。

20代看護師が年収アップのためにやること3選

全職種の平均年収より稼げているとはいえ、「もっと年収をあげたい!」と考えている人もいるでしょう。そんな人が今からできることを3つご紹介します。

1.夜勤や手当がつく仕事を増やす

1つ目は手当を増やすことです。その中でも夜勤回数を増やすのが一番手っ取り早く取り組めます。勤務体制や月ごとの夜勤回数が決まっていない場合は、職場と相談する価値があります。

また、夜勤以外にも手術室勤務手当・オンコール手当などがある場合も回数を増やしてみましょう。ただし、稼ぐことを優先しすぎて体調を崩さないよう気を付けてください。

2.資格を取得する

2つ目は資格取得です。看護職の資格は助産師だけではありません。認定看護師・専門看護師を取得して資格手当を狙うことを目指してみましょう。

ただし認定看護師・専門看護師どちらも経験が5年以上必要なので、20代前半で資格取得は厳しいです。夜勤などを増やしながら資格取得のための経験を積むところから始めて、20代後半で資格取得を行い年収アップ、というのが最短ルートになるでしょう。

3.転職する

3つ目は転職です。転職と一言で言っても選択肢は無限大です。自分自身がどんな将来を迎えたいか考えながら転職先を探していきましょう。
異職種への転職は早いうちに!

看護師の資格が活かせるのは病院だけではありません。看護師資格を活かせる仕事は沢山あります。一部例を出しましょう。

  • 治験コーディネーター

  • 医療機器メーカーのフィールドナース(医療機関向けの営業)

  • 一般企業での産業看護師

  • 保育園・こども園

  • ツアーナース(修学旅行などに同伴し、旅行者の健康管理を実施)

  • テーマパークの救護室

上記以外にも看護師資格を活かせる仕事はたくさんあります。また、看護師資格を使わず全くの異業種にチャレンジするのも1つの手です。

特に未経験業種・職種への転職は経験年数より熱意が重視されます。若ければ若いほど有利になる場合が多いので、異業種への転職を希望するなら早いうちに動くのがおすすめです。

求人サイト「インテントキャリア」では病院以外で看護師資格を活かせる求人を取り揃えています。新卒3年以内の第二新卒向け求人も多数あるので、異業種転職に挑戦したい20代前半の人におすすめです!

同職種へ転職するならインテントキャリアにお任せ

同じ病院勤務で転職したいなら、求人サイト選びが重要です。例えば、このような視点で求人サイトを見比べてみましょう。

求人サイトを選ぶ軸

  • 給与や想定年収がわかりやすく出ているか

  • 勤務形態がイメージしやすいか

  • 一緒に働く人のイメージがしやすいか

  • 業務内容がわかりやすいか

重視したい情報は人それぞれです。自分が欲しい情報が確実に手に入る求人サイトで仕事探しをしてください。

求人サイト「インテントキャリア」では、勤務地・給与などの条件検索がしやすくなっています。また看護師の仕事だけを集めた看護師求人情報コーナーもあるので、ぜひ活用してください。他の求人サイトにはない転職情報も多数掲載中です!

20代の看護師で年収アップしたいなら、手当を増やすか転職しよう!

20代の看護師は他の職種より平均年収は高めです。しかし、立地や病院規模などで年収額に差が出てしまいがちで、「同級生のほうが稼げていてうらやましい」ということもあり得るでしょう。

年収アップのために一番手っ取り早く取り組めるのが手当の増額です。夜勤手当が有名ですが、夜勤以外にも手当が支払われる仕事があります。一度病院の給与規定を確認してみましょう。

より大幅な年収アップを狙うなら転職するのも1つの手です。病院勤務かそれ以外か、看護師資格を活かすか活かさないかなど、選択肢はたくさんあります。

求人サイト「インテントキャリア」の看護師求人特集やそれ以外の求人を見て、どの仕事なら年収アップが狙えそうか考えてみてもよいでしょう。

インテントキャリア: https://intent-career.com/
X: https://x.com/intent_career


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?