クラニオ体験記①
今日は私のクライアントとしての体験記です。
セラピストとして同期の4人と、練習会でした。始めに全員で一緒にセンタリング。静かに落ち着きながら、自分の中心を感じてグラウンディングしていきます。地に足がついた感覚をしっかり感じられるようになったころ、ニュートラルの入り口に立っているのかもしれません。
ともあれ、そのセンタリングで身体が緩んで緊張がほぐれた私は、一言チェックインの段階で、涙があふれてしまいました。そして、身体の前面(腹部~胸部にかけて全体的に)が、重苦しい感覚が感じられました。
今日は正直ドタキャンしようかと思うくらい、恐れの感情に支配されてストレスフルな状態でした。顔はゆがみ緊張でこわばり気味、首肩背中は凝っている、確定申告の影響もあり寝不足。そんな私のセッションは、ベッドの上に上がってすぐに、右側に引っ張られる感覚がありました。セラピストとセッションを始めていくと、それが顕著となりまるで幽体離脱?の勢いで、右側にずれるような、今度は反対、と何度が横に広がっては中心にもどり、という作業を繰り返し、中心に戻るときに感情があふれて、前半15分くらいはずっと泣きっぱなしでした。(その時私の中では二種類の感情が常にありました。一つはセッションにより上がってきた感情で、もう一つは泣いたりしている自分が恥ずかしい、という感情です。)
わいてきた感情は、涙と共に解放され、泣いていることに対する恥ずかしさは、自分の意志で手放しました。
いびつに、バランス悪く横に膨らんでいた状態が徐々に落ち着き、中心にもどる感覚に安心を感じ始めたころ、縦方向の動きをわずかではありますが感じ始め、感情の解放もまだのこしつつ、セッションは続いてゆきました。
頭の方角から両肩に触れるハンドポジションで始まり、次は右側から腹部を上下に挟んで触れて、手の暖かさをじんわーり感じていました。まだわいてくる感情もありましたが、はじめのころより感情の質感が変わってきているのが自分でもよくわかりました。胸の辺りでわいていた感情が、お腹からゆっくりとあがってくる感覚で、でもやはり涙はでていきます。
そして、お腹が明るく感じるな、と思ったころ、スコーン!と何かが抜けた感覚がやってきました。まるでコルクをponn!と飛ばす軽やかな音が鳴るみたいに、何かが外れて飛んでいく感覚が分かりました。腹部がどんどん明るく暖かくなっていくのがわかりました。
そして、最後に統合のポジションである仙骨部。
このころにはわいてくる感情はおさまっていて、顔も緩んでいることに気が付き、安心の中で深い呼吸ができるようになっていました。最後の方は、液の身体になる直前の状態がわかり、一つになれたらいいな(統合される)と思いながら心地よさに浸っていました。
一番びっくりしたのは、終わって起きて、ベッド周辺を歩いてみた時です。あれ?と思うほど、全てのバランスが変わってしまい、まっすぐ歩けませんでした。きっと細かく分解され、rebuild、もしくは再編成されたのだと思いました。統合され、最後は、自分が新しく生まれ変わりワクワクする気持ちに気づいたところで終了でした。そして、クラニオのセッションがしたい!と言う心の叫びも聞こえました。
ナースのお仕事とのバランス、ちょうど良い塩梅を見つけたいと思います😊⸜🌷︎⸝