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アクチュアリー試験【会計解説】平成29年問題2(3)

なるべく毎日更新したいところです。
なんとか、早いうちに平成29年度を一通り回しておきたいですね。

(3)は無形固定資産に関する問題です。教科書ではP201になります。

無形固定資産とは、物理的な形態をもたないが1年を超える長期にわたって利用される資産項目をいいます。
以下のようなものが無形固定資産として計上されます。

法律上の権利
★ ソフトウェア製作費
★ のれん

選択肢のうち、ア.イ.法律上の権利となります。また、営業権とはのれんのことですので、(A)すべて正しいが答えとなります。
この問題も、落としたくない問題ですね。

1.法律上の権利

法律上の権利は、教科書では7つ列挙してありますが、言葉で判断できるかと思いますので、これはあえて覚える必要はないでしょう。

2.ソフトウェアの製作費

ソフトウェアの制作に係る支出については、その目的と内容に応じて、棚卸資産無形固定資産となるものと費用処理すべきものに区分されます。教科書P203の図表9-2にまとめられていますので、これは理解しておきたいところです。

3.のれん

のれんの取得原価は、買収や合併で交付した対価から、継承した純資産額を控除した金額で計上されます。
継承した純資産額には表れていない超過収益力のことをのれん(営業権)とよんでいます。

この継承する純資産額をどのように評価するかについて、教科書では以下の3つ紹介されています。

★ 純資産法
★ 収益還元法
★ 株式時価法

これらもあわせて整理しておくとよいでしょう。


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