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アクチュアリー試験【会計解説】平成29年問題1(5)

アクチュアリー試験の合格体験談などを読むと、「会計は丸暗記」と言っていることが多いですね。丸暗記できればいいですが、そういった勉強法が向く人と向かない人がいると思うんですよね。
大体の人は、丸暗記は苦手というのではないでしょうか。丸暗記はベストな勉強法とは必ずしもいえないと思っています。

効率のいい勉強法はなかなか見つけにくいのかもしれませんが、ここの解説が受験生の助けになればと思います。

問題1(5)は教科書P60「第4節 企業会計原則の一般原則」からの出題です。

前回に濃淡をつけて覚えて欲しいですよねと言ったものの、残念ながらしっかり覚えないといけないこともたくさんあります。
この企業会計原則の一般原則もその一つですね。これは7つ列挙されているのですが、すべて理解して覚えておきたいところとなります。

  ★ 真実性の原則
  ★ 正規の簿記の原則
  ★ 資本と利益の区別の原則
  ★ 明瞭性の原則
  ★ 継続性の原則
  ★ 保守主義の原則
  ★ 単一性の原則

本問は、「企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない」とする(I)正規の簿記の原則についての問題でした。

一般原則のそれぞれについて、教科書では鍵括弧(「」)で囲まれて記載されています。これは、『企業会計原則』をそのまま引用して定義としているからとなります。

なお、一般原則としては『企業会計原則』には載っていませんが、実務においては重要性の原則はよく登場します。こちらもあわせて理解して欲しいところです。

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