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アクチュアリー試験【会計解説】平成29年問題2(1)

ツイッターで「KKT 会計」などと検索してみると、意欲的な人が用語などをつぶやいています。
ただ、大体そういった人は一年で合格していくため、なかなか情報量が蓄積されて行かないですよね。

確かに、受験生が自ら会計の情報発信をすることは、費用対効果を考えると行いにくいのかもしれません。

問題2は選択問題で、厄介なことに正しいものをすべて選べという形式になっています。

(1) は仕訳に関する問題です。教科書P30の図表2-8にまとめられています。
複式簿記を学びたての人にとってはなかなか慣れないのかもしれませんが、会計を勉強する上では当たり前にしたいところです。
この問題も合格の(足切りを避ける)ためには落としてはいけない問題の一つかと思います。

改めて書くと、以下の通りにまとめられます。

 (借方)
  ★ 資産の増加
  ★ 負債の減少
  ★ 資本の増加
  ★ 費用の増加(発生)

 (貸方)
  ★ 資産の減少
  ★ 負債の増加
  ★ 資本の増加
  ★ 収益の増加(実現)

したがって、本問については「ア.資産の増加」「イ.負債の減少」「ウ.費用の増加(発生)」のいずれも借方に記入されるため、(A)すべて正しいが答えとなります。

どうも、費用や収益の損益計算書項目で混乱する人が多いようです。
収益が上がると資産が増えるので、収益の増加と資産の増加は同じ側にくると考えてしまうようですね。

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