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アクチュアリー試験【会計】2018年問題1(4)


【はじめに】

アクチュアリー試験まで2か月を切っていよいよ追い込みをかけている時期になってきました。
ここから大切なことは、まず何と言っても健康です。追い込みの勉強をするにも健康であることは大切ですし、1科目3時間の試験を集中して乗り切るためにも体調管理は十分に気を付ける必要があります。

また、精神的にも落ち着いて試験の臨めるようにするためにも、仕事などの調整も大切です。仕事上気になる点などは試験前に解決できるように段取りを組むことは大切ですし、逆に試験後に先送りにできるものはどんどん先送りにして、試験に集中できる環境を整えていきましょう。

と、書いているのはほとんど自分に対する戒めです。私も受験をするため上記のことは気を付けていきたいと思います。

【今回の問題】

2018アクチュアリー試験KKT1(3)(4)

【解説】

さて、今回の問題は帳簿決算に関する問題です。総勘定元帳という正式な会計帳簿に決算手続の記入を行って、1期間の帳簿を締切ることを帳簿決算といいます。そして、この帳簿決算の方法には大陸式決算英米式決算という2つの方法があります。

そして、大陸式決算は資産・負債・資本の各勘定の残高を集計するために残高勘定を設定するのに対し、英米式決算は残高勘定の設定を行わず繰越試算表という表だけを作成し、それぞれの残高を次期に繰越します。
したがって、答えは(F)英米式決算となります。

大陸式は手間がかかることから、実務においては主に英米式が使われていますが、試験対策だけを考えるならば2つの方式を並列的に覚えておくのがいいでしょう。

【演習問題】

(1)試算表を利用し、記帳手続の正確性を点検することができる仕組みを、複式簿記の〔 ア 〕という。

(2)試算表には、元帳の各勘定口座の借方合計と貸方合計を集めて作成する〔 イ 〕と、勘定ごとに借方と貸方の金額を相殺した後の残高だけを集めて作成する〔 ウ 〕がある。

(3)次のうち取引に該当するものはどれか
① 現金を支払って商品を仕入れる
② 不動産の賃貸借契約の締結
③ 火災や盗難による資産の滅失

<解答>
(1) ア 自己検証機能
(2) イ 合計試算表  ウ 残高試算表
(3) ①、③

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