【20代の貯金額】みんなはいくら貯めてる?
国税庁の「民間給与実態統計調査」(令和3年分調査結果)によると20代の平均給与は20~24歳の人では269万円、25~29歳の人では371万円です。
通常、4年生大学を卒業した人が社会人になって働き始めるのが23歳頃からなので20代前半の給与が25~29歳の人と比べて少ないのもそういった点が関係しているかもしれません。
社会人になってから少しずつ貯蓄をしていこうと考える人は増えますよね。しかし、社会人になりたての20代では収入も少なくなかなか貯蓄ができないという人も多いのではないでしょうか。
周りには聞きづらいお金の話ですが、気になりますよね。みんなはどれくらい貯金を蓄えているのか?
20代の資産について金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」より紹介します!
中央値とは...…
中央値というのは、データを小さい順に並べたときに中央に位置する値のことです。例えば、「1、2、3、4、105」という5つの数字の場合、小さい方から3番目の3が中央値です。なお、この5つの数字の平均値は23です。105という極端な数値に引っ張られて直感的な「真ん中」からずれてしまいます。
20代の貯蓄額の平均・中央値
貯金だけでなく株式や保険なども含めた貯蓄額になりますが、参考にしてみましょう。
単身世帯の場合
20代の単身世帯の場合、貯蓄額の平均は176万円、中央値は20万円という結果です。貯蓄がないか、あっても100万円未満という割合は合わせて64.7%。
20代から成功している人もいますが、多くの方では資産を蓄えるというのは難しいようです。
年収別貯蓄額
20代で年収が750万円以上ある人は対象数が少ないためあまり参考になりませんが、年収が高いほど貯蓄額は多いようです。
二人以上世帯の場合
二人以上世帯は世帯主の年齢が20歳代のため親と同居しているのではなく20代で結婚している人などのデータです。単身世帯と比べて回答数がかなり少ないですが、参考にしてみましょう。
年収別貯蓄額
20代で年収1000~1200万円未満の2人の内訳をみると、貯蓄額が700~1000万円未満が1人、3000万円以上という人が1人という結果です。
お金を貯めるには「先取り貯金」が重要!
20代でしっかり貯金をして貯めていくのはなかなか難しいと思います。20代はお金に換えられない経験を積む年代でもあると思うのでそれなりの出費も必要ですよね。
しかし、急にまとまった費用が必要になった時や将来のためには貯金があった方が安心です。交際費を確保しつつお金を貯めていくためには収入から先に貯金分を引き、残った金額で生活するという「先取り貯金」という方法を取り入れてみましょう。
先取り貯金は、「収入-貯金=支出」という考え方です。生活費の余った分を貯金する「収入-支出=貯金」では、ついつい使いすぎてしまってなかなかお金を貯めることはできません。お金も計画を立てて賢い使い方をすることが大切です。
先取り貯金は手取りからいくら回す?
20代の年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合を紹介します。みんなはどうしているのか金融広報中央委員会の調査から参考にしてみましょう。
20代から将来に向けた資産形成を
20代はまだまだ収入も少ないせいか、金融資産保有額の平均や中央値は非常に少ないです。しかし、将来のことを考え資産形成に取り組むには早めに始めるほど有利です。
20代は収入が少なく大変ですが、20代のうちから「貯金グセ」をつけることがポイントです。そのために「先取り貯金」の方法を活用してみましょう。先取り貯金のお金は預貯金に回すだけでなく、積立保険やつみたてNISAなどの金融商品にも注目してみましょう。若いうちから金融の知識を付けておくことはとても重要なことです。
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