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誕生石について
こんばんは、Ring artistのinsulaです!
個展が終わって二週間ほど経って、やっと日常の感覚が戻ってきた感じがあります。
さて、皆さんはジュエリーを選ぶ時って何を基準にしてますでしょうか?
石好きの方は自分が好きな石や市場的に希少な石が分かっているので、あまり悩むことはないのでしょうか。自身の直感が優れていらっしゃる方はすぐにピンとくるのでしょうか。
なんとなく、私も他のブランドさんの指環を眺めながら考えていました。
私は石を直感で選ぶ方です。
でも自分が身につける石となるとどうだろう。
結構迷うかも。
何か一つ欲しいけど、どれにしたらいいか分からなくて結局一つも買ってないってこともよくあります。
あまりデザインで買うことって今はないかなあ。
運命の石ビビビ!
みたいなのがあればいいですが、なかなかそのような出会いはないもの。
でも何か日常に変化を与えてくれるものが欲しいなあ。
何かおしゃれになるものが欲しいなあ。
石のことよく分からないからどの石にしたらいいか分からないなあ。
私もそんな時がよくあるなと思って思い返してみました。
思い返せば、私が石に詳しくなったのも、石の業者さんから色々教えてもらいながら勉強したことも多く、最近のことです。
石の指環の入門ってどうしたらいいのかな?と今回考えてみました。
まずは有名な誕生石について考えてみました。
最近、新しい誕生石が加わったこともあり、注目されていますが、それぞれの誕生月に合わせてその守護となる石が決まっています。私は七月生まれなのでルビー。そして新しくスフェーンが加わりました。不思議なもので、それまで特に興味がなかったのですが、身につけてみたいと思うようになりました。でもスフェーンのジュエリーってあまり見かけないので、自分で作ろうかなと思っています。(硬度が低いためあまりジュエリーには適さないとされています。)
誕生石という概念は、100年ほど前に商業的にアメリカで制定されたものを元にしていますが、元々は旧約聖書に出てくる高僧がつけている12種の宝石があしらわれた胸当てをルーツとするようです。
日本では自分の誕生月の宝石を一つ身につけることが主流ですが、昔の西洋では毎月、月替わりで身につけるジュエリーが決まっており、その石を身につけたようです。
こちらのサイトの説明がわかりやすかったです。
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月毎に石を変えることで癒しの力が増すとは知りませんでした!
自分の誕生石をまずは手に入れてお守りにするのも素敵ですが、毎月使う石を決めてそれを一ヶ月使うのもいいなと思いました。さらに曜日で分けても面白いなあ…。
宝石は日本ではあまり身につける文化が発展しなかったように思いますが、西洋では紀元前数千年の昔から身を守るものとして珍重されてきました。宝石商は最も古い仕事の一つかもしれませんね。
色々危険や精神的な不安が多い世の中において、心の拠り所となる美しい石。誕生石にはそんな歴史を感じました。
来年は月ごとの指環を作ってみても面白いなと思いました。
誕生石の指環、一つ持ってみてもいいかもしれません。
insula