なぜ『銀』の指環を作るのか
こんばんは!Ring Artist のinsulaです。
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さて、よくインタビューやイベントで、「なぜシルバーで作っているの?」と聞かれることがあります。
ジュエリーというのは金やプラチナで作成されることが多く、良質な宝石を留めるにはそれが通例となっているからだと思います。
しかもinsulaの指環は普通のシルバージュエリーの相場からしたらかなり高価。(シルバーで天然石が付いているものでも数千円というものも多いですね。)高額にするなら変色しない金やプラチナで作ればいいのにどうして?という意味の疑問なのでしょうか。
シルバーが割と安価に販売されているにはいろいろ理由があります。
もちろん金属としての原価が違うことが大前提としてあります。
そしてもともとシルバー自体が「変色する」というあまり好ましくない性質を持っているためにあまり高価なジュエリーに使われないこと。
それから安価に売られている天然石のシルバーリングは東南アジアや発展途上国などでかなり安い労働力で作られている可能性があること。
金属として柔らかいので変形しやすいこと。
そんなところでしょうか。
insulaはそんなシルバーの質感をむしろ好んで使います。
プラチナの重厚な輝きと比べて優しい輝きを持っていること。
シルバーに合う宝石や天然石を選んで使っていること。
「変色する」ということをむしろ好ましい変化だと思っていること。
「銀」という素材自体が昔から魔除けなどに使われるマジカルな金属だということ。
などが挙げられます。
「変色」に関しては、気になる方も多いと思うのですが、「変化する」という自然の働きを楽しんだりお手入れの手間をかける、ということを私は大事にしたいと思っています。変色を防止する薬剤などもあるのですが、私は結局それを使わないことにしました。日常的に使っていればあまり変色しすぎることもないのですが、人の汗の成分によってや使用状況によって変色が気になる場合もあります。日頃から中性洗剤で洗ったり軽く拭いてお手入れしてその変化を見てあげたりすることは大事な時間だと思っています。それでももちろん、変色してしまって自分ではどうにもできない!という方は、磨き直しやクリーニングも受け付けますのでどうぞお気軽にご相談ください。
そして私はジュエリーの金属の部分をただの「石の土台」にしたくないな、と思っています。優しい質感、滑らかな金属の感触、石の色を引き立てる美しい輝き。そうした銀の性質がとても気に入っています。石と金属と人が有機的に一体化して初めてinsulaの魔法の指環になります。
ジュエリーとしては安価、カジュアルなアクセサリーとしては高価、という微妙な位置付けのinsulaの指環ですが、だからこそ気軽に宝石を楽しめたり、心強いお守りになってくれるのかな、と思っています。数十万、数百万のハイジュエリーはちょっと毎日使うには躊躇しますよね。
石を友達にするように、毎日気軽に身につけてほしい、そういう理由で、本来金やプラチナで留めるような宝石たちを銀で指環にしています。なのでちょっと値段が高価に感じる方もいると思います。
それでも綺麗な希少石をゴールドで留めていて、insulaの物より安価なところもありますので、どうぞじっくり見比べて納得いただいてお手に取ってもらえたらなと思っています。
今日はそんな「銀」に関する私の想いを綴らせていただきました。
あ、でも金の質感も本当にうっとりするほど美しいので、これから少しづつ増やしていこうとは思っています^^笑
insula