見出し画像

insulaの考える魔法

こんにちは!Ring Artistのinsulaです。

『魔法の指環』の「魔法」ってなんだろう??

と思っていらっしゃる方もいるのではないかな、と思って記事を書いてみようと思いました。

「魔法」と聞くと皆さんいろんなイメージがあると思います。ゲームの魔法やディズニーの魔法、ハリーポッターの世界が好きな人もいるかもしれません。「不可能なことを可能にする」そんなイメージでしょうか。

私の「魔法」の原点はこの本。

かっこよく英語版の写真です。本当は全部読めてません。

アーシュラ K・ルグウィン原作の「ゲド戦記」です。

児童文学として中高生のころ読んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしかしたらジブリの映画の方が有名かもしれません。

「魔法使い」と呼ばれる人々が集まるローク島と言う魔法学校の島が出てきたり、主人公が太古の龍とお話ししたりする物語なのですが、おそらくロードオブザリングやナルニア国物語と同じように、今の「ファンタジー」が一般化する前の文学だと思います。

その世界での「魔法」は「均衡」つまりバランスの中で行われなくてはならず、賢者たちは無闇に見せびらかしたり力を誇示するために魔法を行使することはせず、むしろ淡々と隠者のような暮らしをしています。

じゃあ、このお話において何が「魔法」なのかといえば、それは「真の名を知ること」。
そのものの「本質」を知ってそれに呼びかけること。

だと私は思いました。

現実世界で言えば極めて「学問」に近い。

けれど目に見えない世界との戦いや力の均衡、自然に語りかけ、それを知ろうとする力、竜と話したり太古の力に対抗したりするお話は、やはりとてもワクワクしたものです。

私が思う「魔法」の原点はこの本から始まりました。

花が開くこと、人の優しさに触れて勇気が出ること、ふとした瞬間に癒されること、心震わす誰かに出会うこと。

この本に影響を受け、これらを私は「魔法」と呼んでいます。

「当たり前」の中に「魔法」を見出すこと。
それが「魔法使い」の本質です。

奇跡的な確率の上に今生きていること。
こうしてあなたが私の書いた文章を読んでくれていること。
不思議な技術でそれが世界中に広がっていること。

それ以上に偉大な魔法があるでしょうか。

ありふれた日常やルーティンの中でその「魔法」を感じられなくなってしまうのはとても残念。

けれどもその不思議を忘れないようにしたい。

そんな気持ちで一つづつ石を選び、指環に仕立てています。

この地球上の奇跡に気づいてくれる人が一人でもいますように。

この小さな地球のカケラが、あなたに出会うために数百万年もの旅をしてきたかもしれないことに想いを馳せる人がいますように。

そしてこの世界にある幸せや奇跡を一つづつ拾って大切にできますように。

だから指環に余計な装飾も売り文句も必要ありません。

ただ一つ、その石が語りかけてくれる名前と世界観を「銘」としてつけてお届けします。

私が思う風の色。グリーンクオーツ。

不思議なもので、「魔法の指環」を手にしてくださった方からは、本当に奇跡的なお話をたくさんお聞きします。

付けた名前が大事な故人と同じ名前だった、恋人ができた、臨時収入があった、プロポーズされた、世界の美しさに気がつくことができた、見るたびに頑張ろうって思うことができる。

お金や恋人ができたという話はわかりやすい話ですね。世界の不思議やご縁のありがたさを実感するようになると、こうしたことが普通に起こるようになります。

それが私が見つけた「魔法」です。

小さなチャンスに気がつくことができるようになると、自然と大きなチャンスになる。そうしてたくさんの幸せを、持つ人にお届けできたらな、と思って「魔法の指環」が生まれました。

現実は本当に不思議なもので、たくさんの奇跡の可能性を持っています。
それを発見するきっかけに指環がなれたら嬉しいです。

insula
島崎恵理子

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?