金を身につけること
こんにちは!Ring Artistのinsulaです。
今日は前回の続きのお話で、金を身につけることについてちょっと書いてみようと思います。
先日、いつもアーユルヴェーダの施術をしてくれる方とジュエリーの話になりまして、アーユルヴェーダには金を使った手法があるので、純金の指輪を作れないかというご相談がありました。
詳しい用法などは私は分からないのですが、金の成分が溶け出すわけではないのに、それに触れた水が脳や神経に良い効果をもたらすのだそうです。詳しい療法については私は語れないのですが、金が人体に何か良い効果をもたらす、という話が面白いな!と感じました。実際に体表のイオン?や電子が金を介して何か良い効果をもたらす反応をする、という整体の記事も読んだことがありますので、意外と科学的な根拠もあるかもしれません。
物に触れた時に、快不快を瞬時に感じることってあるでしょうか?理屈ではなくいつまでも触っていたくなるなんとなく心地よい感じ。また口に含んだ瞬間に疲れが癒えたり心が満たされたりする経験。それって心身を整えるために必要な感覚だと思います。
初めて金の指環を作った時、18金での作成でしたが、銀よりも重みがあり、しっとりとして心が深い安心感を感じたのを思い出しました。ずっと、なぜ金が珍重されるのか、色以外の理由が分からなかったのですが、やはり歴史的にずっと貴重品として扱われていたことには理由があるのだろうと思います。
金も、また銀もだと思うのですがやはり金属を身につけることに何か心理的な支えである以上の効果があるのだと思います。
insulaの指環はふと毎日手に取って身につけたくなる付け心地だと自負しています。自分でも出かける際に指環がないと心許ない気持ちになります。
これが不思議とメッキ加工してあるであろう市販の指輪だとあまり感じることがなくて、なんでだろうなと思っていました。銀には基本的にはロジウムメッキが使用されているようです。鏡面には鏡面、マットはマットのメッキになるので、ピカピカしていないからメッキがかかっていないというわけでもないようです。18金は18金、10金は10金のメッキのようですが、気の所為レベルの話なのでなかなかよくわかりません。
また実際に作ってみて検証してみようと思っていますので、効果がでましたら記事にしてみようと思います。
ちなみに、インドの占星術では、星座などで身につける石やサイズ、指や石が皮膚に触れる面積まで割り出して指輪を作成するらしく、「実際に身に触れる」効果を大事にしていることに驚きました。
通常、リングは石の下の部分が指の皮膚に触れないように作成するのですが、この話を聞いてから、あまり尖っていない石で大きなものはギリギリまで下げて皮膚に触れるように作成したりしています。もちろんインド占星術では合う石合わない石があると思うのですが、心が反応するものはその人に必要なものだという私の独断がありますので、占星術に寄らなくてもきっと力になっていることと思います。(気になる方はインド占星術の専門の方にみてもらってみてください。どこでできるのかは私もよく知らないです…。)
それにしても、私自身アレルギーはないのですが、あまり市販のアクセサリーやジュエリーが合わず、デザインが好きでもすぐに重たくなってつけなくなってしまうことにもしかしたらメッキの問題があるかなと思いました。もちろん、声を大きくして言いたいのはメッキが人体に悪影響がある、という話ではありません。アレルギーではない人には問題ないものだと思います。ただ、それ以上の敏感さを人間は兼ね備えていると思いますので、心地よいと感じる感覚を大切にしたいな、というお話でした。(メッキした10金、18金のジュエリーも私は喜んで毎日つかっているものもあります!)
もともと「魔法の指環」としてスタートしたinsulaの指環ですが、実際に古代の人々が身につけていたものの力を検証したいという非常に真面目な気持ちがあります。アクセサリーや石に魔力や不思議な力が宿るというのはおとぎ話ではなく、実際に機能している目に見えない力だと思うからです。
だからもっともシンプルに。
昔の人が作り得た方法で作成する。
そんな思惑がありました。
知らず知らずのうちに人々を癒す、そんなアイテムを作れたら良いなと思っています。
insula